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Notionでメモやタスクを管理していると、ページの中に「Notion AI」の案内が出てきます。会議のメモを要約させたり、下書きを作らせたりできそうだけれど、無料のままどこまで使えるのか、お金を払うならどのプランを選べばよいのかが分かりにくい、と感じている方は多いのではないでしょうか。
Notion AIは、Notionのページやデータベースの中で、文章の下書き・要約・翻訳、ワークスペース内の情報を使った質問への回答、データベースの自動入力、会議の文字起こしと要約などを行うAI機能です。フリープランとプラスプランでは、回数に限りのある「無料のAI回答」で試せるだけで、使い切った後も続けて使うにはビジネスプラン(年払いで1人あたり月額¥3,150、月払いで月額¥3,800。日本の消費税が該当する場合は別途)以上が必要です。料金ページで「プラス」を選んでも、AIは体験版のままという点に注意してください。
情報確認日:2026年9月26日。Notionの公式料金ページ、Notion AIの製品ページ、Notionヘルプセンターの記事をもとにまとめた解説です。
- フリー・プラスは「Notion AIの体験版」。無料のAI回答の回数は公式に数字が示されていません。
- AIを続けて使えるのはビジネスとエンタープライズ。ビジネスは1人あたり年払い月額¥3,150/月払い月額¥3,800(日本の消費税が該当する場合は別途)。
- 「やり直す」を押すたびに無料回答を1回消費します。試すことを決めてから使うと、判断に必要な回数を残せます。
Notion AIでできることは?

Notion AIは、Notionのワークスペースに組み込まれたAIです。別のAIツールに文章をコピーして貼り付けなくても、今開いているページやデータベース、ワークスペース内のほかのページを材料にして作業できるのが特徴です。Notionヘルプ「Notion AIとは?よくあるご質問」では、主に次の機能が紹介されています。
- ページ内での下書き・編集(Notion AIインライン):テキストを選ぶか、ページでスペースキーを押して依頼します。要約の追加、文法の修正、長さやトーンの調整、概要・メールの下書き・テーブルの作成、ブレインストーミングなどができます。AIの変更は、採用するか破棄するかを選べます。
- AIブロック:ページに「/AIブロック」と入力し、開いているページの要約や重要ポイントなど、指示した内容をブロックとして生成します。
- Notionエージェント(チャット):チャットで頼むと、ワークスペースや接続済みアプリの内容をもとに、ページやデータベースの作成・編集まで実行します。
- 質問への回答と検索:アクセスできるNotionのページ、SlackやGoogle ドライブなどの接続済みアプリ(エンタープライズサーチ)、ウェブの情報を使って質問に答えます。
- データベースの作成と自動入力:ビューやプロパティを備えたデータベースを作り、各ページに要約やキーワードなどを自動で入力します。数式の作成・編集も手伝います。
- AIミーティングノート:会議を文字起こしし、要約を作ります(ヘルプではベータ版と表記されています)。
- ページの翻訳:ページ上部の「•••」から、ページを別の言語に翻訳します。
- リサーチモード:ワークスペースやウェブの情報を使い、複雑な問いについて詳しいレポートを作ります。
このほか、ビジネス・エンタープライズプランでは画像の生成・編集(ベータ版)や、トリガーやスケジュールで自動的に動く「カスタムエージェント」も用意されています。ただし、どの機能をどこまで使えるかはプランで変わります。次の章から、無料で使える範囲とプランごとの違いを順に見ていきます。
無料プランでNotion AIはどこまで使える?
フリープランでも、Notion AIは試せます。料金ページのフリープランには「Notion AIの体験版」と書かれており、ヘルプでは「フリープランとプラスプランのユーザーは、限られた数の無料のAI回答を利用でき」ると説明されています。
ヘルプ「Notion AIの無料回答」によると、数え方は次のとおりです。
- 新しい文章の作成、既存の文章の編集、AIブロックの使用、自動入力プロパティの追加、質問など、AIに依頼して回答を受け取るたびに1回と数えます。Notionメールでの依頼も含まれます。
- 「やり直す」をクリックするたびに、もう1回と数えます。
- 無料の回答を使い切ると、AI機能を続けて使うにはビジネスプランかエンタープライズプランへのアップグレードが必要というメッセージが表示されます。
- アップグレードできるのはワークスペースオーナーで、デスクトップ版から操作します。
無料の回答が何回あるか、使い切った後に回数が戻るかどうかは、2026年9月26日時点で日本語・英語どちらのヘルプにも書かれていません。回数を前提にした使い方は組み立てにくいので、「無料で試せるのは限られた回数」と考えておくのが安全です。
Notionの料金はいくら?月払いと年払いの違い
Notionの料金はワークスペースのメンバー1人ごとにかかります。日本語の料金ページでは表示通貨がJPY(円)になっており、支払い方法を月払いと年払いで切り替えられます。初期表示は年払いの金額なので、月払いで考えている方は切り替えて確認してください。
| プラン | 年払い(1人あたり月額) | 月払い(1人あたり月額) | Notion AI |
|---|---|---|---|
| フリー | ¥0 | ¥0 | 体験版(無料のAI回答) |
| プラス | ¥1,650 | ¥2,000 | 体験版(無料のAI回答) |
| ビジネス | ¥3,150 | ¥3,800 | 含まれる |
| エンタープライズ | カスタム料金 | カスタム料金 | 含まれる |
料金ページには「年間プランで最大20%お得に」とあります。表の金額には「日本の消費税(該当する場合)」と注記されているだけで、税込の金額は示されていません。実際の請求額は、申し込み画面で税を含めた合計を確認してください。
なお、学生・教職員は、教育機関のメールアドレスで登録するとプラスプラン(上限1人)を無料で使えると料金ページのよくある質問に書かれています。ただしプラスプランのAIは体験版なので、学生向けの無料プランでもNotion AIを続けて使えるわけではありません。
どのプランでどのAI機能が使える?
料金ページの比較表のうち、Notion AIに関わる行をまとめました。「制限あり」は英語版の料金ページでは「Limited Trial」と表記されており、無料のAI回答の範囲で試せることを指すと読めます。「記載なし」は、比較表のそのプランの欄が空欄になっているものです。
| AI機能 | フリー | プラス | ビジネス | エンタープライズ |
|---|---|---|---|---|
| Notionエージェント(チャット、生成、自動入力、翻訳) | 制限あり | 制限あり | あり | あり |
| ミーティングのメモ(AIミーティングノート) | 制限あり | 制限あり | あり | あり |
| リサーチモード(ベータ) | 制限あり | 制限あり | あり | あり |
| エンタープライズサーチ(接続したアプリの検索) | 記載なし | 記載なし | あり | あり |
| カスタムエージェント | 記載なし | 記載なし | Notionクレジットが必要 | Notionクレジットが必要 |
| AIのデータ保持 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | ゼロデータ保持 |
ビジネスプランでも、AIを無制限に使えるわけではありません。ヘルプ「Notion AIの使用量制限を管理する」によると、ビジネス・エンタープライズでは、自分のNotionエージェント(チャットを含む)、画像生成、ページ翻訳に使用量の上限があり、6時間ごとと請求サイクルの1か月ごとに測られます。上限に達すると、リセットされるまで一部のAI機能が一時的に止まります。AIミーティングノートはこの上限の対象外で、1日あたり10時間という別の上限があります。
また、上位の「プレミアムAIモデル」を使う場合や、カスタムエージェントを動かす場合は、プランの料金とは別に「Notionクレジット」を消費します。料金ページでは、カスタムエージェントは1,000クレジットあたり10米ドルと案内されています。個人や少人数で、ページ内の下書き・要約・質問・自動入力を使う範囲であれば、まずはビジネスプランの料金だけで考えればよい、というのが筆者の見方です。
AIに入力した内容の扱いが気になる方もいると思います。Notionの料金ページと製品ページのよくある質問では、Notion AIはユーザーがデータの共有に同意しない限りモデルの学習にデータを使わず、AIの処理を委託する事業者にも学習への利用を契約で禁じている、と説明されています。
自分にはどのプランが合う?
ここからは筆者の提案です。料金と機能の違いから考えると、Notion AIのためにプランを選ぶときの目安は次のようになります。
- AIをたまに試したいだけの人:フリープランのままで十分です。無料のAI回答で、自分のページの要約や下書きを何回か試してから判断できます。
- AIは使わず、ファイルのアップロードやページ履歴、フォームなどを充実させたい人:プラスプランが候補です。ただしAIは体験版のままなので、AI目的でプラスを選ぶのはおすすめしません。
- 毎日の議事録、下書き、データベースの自動入力をAIに任せたい人:ビジネスプランが候補です。1年続けるつもりなら年払い、使い続けるか分からないなら月払いから始めると、料金と使い心地を比べやすくなります。
- 情報管理の規程がある会社で、AIに入力したデータを外部に残したくない組織:LLMプロバイダーによるゼロデータ保持が付くエンタープライズプランを、営業窓口に相談して検討する形になります。
料金はメンバー1人ごとにかかるため、少人数のチームで使う場合は「ビジネスの料金 × ワークスペースのメンバー数」がそのまま毎月の費用になります。AIを使わないメンバーの分もかかります(ゲストは無料ですが、招待されたページにしかアクセスできません)。料金ページのよくある質問には、月払いなら登録から3日以内、年払いなら30日以内にダウングレードした場合は全額(日割り精算なし)を返金すると書かれています。返金の依頼は、アプリ内の問い合わせかメールで行います。
会議の記録が一番の目的なら、NotionのAIミーティングノート以外の方法と比べてから決めるのも一つの手です。議事録をAIで作る方法の記事を読んでいただくと、ChatGPT・Gemini・専用ツールで録音・文字起こし・要約が無料でどこまでできるかが分かります。
無料回答を使う前に決めておくこと
無料のAI回答は回数に限りがあり、「やり直す」でも減っていきます。有料プランが必要かどうかを見極めるには、闇雲に試すより、自分が実際にAIに任せたい作業で試すほうが役に立ちます。
- AIに任せたい作業を2〜3個に絞る(例:会議メモの要約、ブログの下書き、読書メモのデータベースへのキーワード自動入力)。
- 頼む内容を先に書いておく。目的・材料・出力の形(箇条書き、200字程度など)を1回の依頼にまとめると、やり直しの回数を減らせます。
- 結果を「そのまま使えた/少し直せば使えた/使えなかった」で記録する。
- その作業が週に何回あるかを考え、ビジネスプランの料金に見合うかを判断する。
AIへの頼み方の具体例は、ChatGPTを仕事で活用する例の記事を読んでいただくと、文章校正・議事録・メール作成で「目的・材料・変えてほしくないこと・出力の形」をどう伝えるかが分かります。ChatGPT向けの例ですが、Notion AIに頼むときの考え方にも応用できます。
Notion AIは、フリープランのまま無料の回答で試してから、ビジネスプランが必要かどうかを決められます。まずは自分のページで、任せたい作業を1つ試してみてください。

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