ConoHa VPSのn8nを更新するには?更新前のバックアップと失敗時の戻し方

ConoHa VPSのn8nは3つのコマンドで最新版に更新できます。更新前のスナップショット(24時間で自動削除)とワークフローの書き出し、失敗したときの戻し方、自動バックアップ(100GBで月363円)込みの料金を解説。

更新の矢印が付いたサーバー、積み重ねた箱と戻る矢印、ワークフローの3つのアイコンのイラスト。画像内の文字:ConoHa VPSのn8n 安全に更新するには? バックアップと戻し方を解説

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ConoHa VPSのテンプレートでn8nを入れたあと、画面に新しいバージョンの案内が出ても、更新して動かなくなったらと思うと手が止まってしまう人は多いはずです。この記事では、ConoHa VPSで動かしているn8nを更新する手順と、更新前に取るバックアップ、失敗したときの戻し方を、ConoHaとn8nの公式資料から順に整理します。

結論
  • ConoHaのn8nテンプレートは、SSHで3つのコマンドを実行すれば最新版に更新できます。ConoHaのドキュメントは、更新前に必ずデータをバックアップするよう案内しています。
  • 更新の直前にはスナップショット(1世代だけ、24時間で自動削除)を取り、n8nのワークフローと認証情報を書き出して暗号化キーを控えます。毎日の保険には自動バックアップ(100GBで月363円)を付けます。
  • 失敗したら、更新から24時間以内はスナップショットから、それ以降は自動バックアップから戻します。2GBの12か月契約は更新時の料金で月980円なので、自動バックアップを足すと年16,116円です(税込、筆者の計算)。

まだConoHa VPSでn8nを動かしていない人は、ConoHa VPSでn8nを動かす手順と料金を先に読んでいただくと、テンプレートを選んでサーバーを作るところからの流れが分かります。

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ConoHa VPSでn8nを動かす手順は?料金と自分のPCで動かす場合の違い

ConoHa VPSでn8nを動かす手順を公式テンプレートに沿って解説。2GBの12か月は月774円(2026年10月29日16時までの申込み、税込)。自分のPCとの違いを常時稼働・Webhook・電気代・セキュリティで比較。

これからn8nをVPSで始める人で、更新前のスナップショットと毎日の自動バックアップを同じコントロールパネルで扱いたい人には、ConoHa VPSが候補です。料金と申込みの画面は、公式サイトで確認してください(PR)。

情報確認日:2026年10月28日。ConoHa VPSの公式サイト・ドキュメントと、n8nの公式ドキュメントをまとめた解説です。料金はConoHa VPSとXServer VPS クラウドが税込の表示です。

n8nの更新とバックアップを3社で比べると?

n8nを動かせる国内のVPSについて、いちばん小さい構成の月額と、n8nの入れ方・更新の方法、バックアップの仕組みを並べました。月額は12か月契約を1か月あたりにした金額で、キャンペーン価格ではない通常の料金です。

スクロールできます
サービス小さい構成の月額(12か月)n8nの入れ方と更新バックアップの仕組み公式サイト
ConoHa VPS2GB・3コア・100GBで月980円(更新時の料金)スタートアップスクリプト「n8n」で入れ、SSHで3つのコマンドを実行して更新スナップショット(1世代、24時間で自動削除)と、有料の自動バックアップ(1日1回、14〜30世代。100GBで月363円)ConoHa VPS(PR)
XServer VPS クラウド4GB・4コア・50GBで月2,068円Dockerのセットアップスクリプトを選び、n8n公式のDocker Composeの手順で入れて更新標準機能の自動バックアップ(毎日、最大7日分)。戻せるのはVPS全体だけXServer VPS クラウド(PR)
シンVPS2GBで月990円(料金表の表示)n8nのアプリイメージで入れ、SSHで bash update.sh を実行して更新イメージ保存(50GBまで無料、バックアップにも使える)シンVPS(PR)
2026年10月28日時点の各公式サイト・マニュアル。ConoHa VPSは2026年10月29日までの申込みなら初回だけキャンペーン価格になる(下の料金の節)。

更新の前に戻れる状態を用意したい人には、直前の状態を残すスナップショットと、日ごとの自動バックアップの両方があるConoHa VPSが合います。XServer VPS クラウドで同じことをする手順は、XServer VPS クラウドでn8nを動かす手順にまとめました。

シンVPSの契約期間ごとの月額と総額、n8nに2GB・Difyに4GBが要る理由を知りたい方は、次の記事で確認できます。

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シンVPSは2026年9月1日に値上げ。n8nは2GB、Difyは4GBプランからアプリイメージで入り、4GBは月1,350〜1,771円(税込)。最低3か月・返金なしの条件とXServer VPS クラウドとの違いも整理。

ConoHa VPSのn8nはどうやって更新する?

ConoHaのn8nテンプレートで入れた場合は、SSHでサーバーに接続し、次の3つのコマンドを順に実行します。ConoHaのドキュメントに書かれている「n8nを最新版にアップデートする場合」の手順です。

cd /home/n8n-user/n8n/
sudo -u n8n-user docker compose pull n8n
/root/n8n-manage.sh restart

1つ目でn8nを入れたディレクトリへ移動し、2つ目で最新のn8nのイメージを取得し、3つ目でn8nを再起動します。テンプレートの仕様表では、入るn8nのバージョンは「Latest」です。このコマンドを実行すると、そのとき公開されている最新版に上がります。

ConoHaのドキュメントは、この手順に添えたメモで「アップデート前には必ずデータをバックアップしてください」と注意しています。ただし、具体的なバックアップの方法までは書かれていません。次の節で、ConoHa VPSとn8nの機能を使った方法を整理します。

どのくらいの間隔で更新する?

n8n公式が勧める更新の目安は、何バージョンも一度に飛ばさずに済む、少なくとも月に1回です。更新の前にはリリースノートで互換性のない変更がないかを確かめ、できればテスト用の環境で先に試すことも勧めています。n8nのリリースノートに並ぶ日付を筆者が数えると、2026年9月以降はほぼ毎週新しい版が出ており、2026年10月28日時点で最新の掲載は2026年10月20日の2.45でした。

しばらく更新していないn8nが1.x系のままなら、2.0で入った互換性のない変更に注意が必要です。n8nには、設定画面の「Migration Report」で2.0に対応していないワークフローや設定を一覧できる機能があります。見られるのはグローバル管理者だけです。

更新前に何をバックアップする?3つの方法の違い

ConoHa VPSで使えるのは、スナップショット、自動バックアップ、n8nの書き出しの3つです。戻せる範囲と残る期間が違うので、更新の直前はスナップショットと書き出しを取り、日ごろは自動バックアップで備える組み合わせを筆者は勧めます。

更新の矢印が付いたサーバーの左にカメラと重ねたカレンダー、右に鍵の付いたフォルダがあり、カレンダーからサーバーへ戻る矢印が伸びるイラスト

方法

保存されるもの

残る期間と費用

戻し方

スナップショット(ConoHa VPS)

VPSのボリューム全体。1つのボリュームにつき1世代だけで、取り直すと上書き

作成から24時間で自動削除。料金は料金ページに記載なし

一覧の復元アイコンから実行し、今のデータに上書きする。取り消しはできない

自動バックアップ(ConoHa VPS)

VPSのデータを1日1回。標準14世代、14〜30世代に変更できる

有料オプション。100GBで月363円、世代を増やすと100GB・1世代あたり月66円

サーバー詳細画面の「バックアップからリストア」で取得日時を選ぶ

n8nの書き出し(CLI)

ワークフローと認証情報だけ

自分のPCなどに保存した限り残る。費用なし

n8nの import コマンドで取り込む。認証情報には同じ暗号化キーが必要

スナップショットは、更新の直前の状態を残すのに向いています。ConoHaのドキュメントによると、サーバーを止めずに取れますが、データの整合性のためには停止してから取るよう勧められています。取得元のVPSを削除した場合は、スナップショットも一緒に消える仕様です。

自動バックアップは、数日たってから不具合に気づいたときの保険です。取得する時刻はシステムが決めるため、利用者は指定できません。2026年7月1日以前に申し込んだ自動バックアップは週1回のままで、毎日にするには一度無効にしてから有効にし直す必要があります。古くからConoHa VPSを使っている人は、取得の頻度を確かめておきます。

n8nの書き出しが役に立つのは、サーバーごと作り直す場合や、別のVPSへ移す場合です。n8n公式によると、CLIのバックアップにはユーザーとロール、実行履歴、変数、暗号化キーを含むインスタンスの設定が入りません。ワークフローを移すには使えますが、これだけでn8n全体を元に戻すことはできません。

暗号化キーを必ず控える理由

n8nは、認証情報(APIキーやパスワード)を暗号化してデータベースに保存します。n8n公式によると、暗号化キーがないと、復元したデータベースや書き出した認証情報を復号できません。キーは、n8nのデータフォルダ(Dockerでは /home/node/.n8n)のconfigファイルか、環境変数 N8N_ENCRYPTION_KEY に入っています。

ConoHa VPSでn8nを更新する手順

書き出しは動いているn8nから行い、スナップショットはサーバーを止めて取り、起動し直してから更新します。ConoHaとn8nの公式資料をもとに、筆者が7つの手順にまとめました。手順2と手順3のコマンドは、n8n公式のCLIの説明をConoHaのテンプレートに当てはめた筆者の例です。

  1. リリースノートで、今のバージョンから最新版までに互換性のない変更がないかを確かめます。1.x系から上げる場合は、先にMigration Reportを開きます。
  2. SSHで接続し、cd /home/n8n-user/n8n/ で移動してから、sudo -u n8n-user docker compose exec -u node n8n n8n export:workflow --backup --output=/tmp/n8n-backup/workflows/ でワークフローを書き出します。認証情報は export:credentials --backup --output=/tmp/n8n-backup/credentials/ に替えて同じように書き出します。
  3. sudo -u n8n-user docker compose cp n8n:/tmp/n8n-backup ./n8n-backup で書き出したファイルをコンテナの外へ取り出し、自分のPCにも保存します。n8n公式によると、コンテナの中に書き出したファイルは、コンテナを作り直すと残りません。
  4. 暗号化キーを控えます。/home/n8n-user/n8n/ の設定ファイルに N8N_ENCRYPTION_KEY が無ければ、n8nのデータフォルダのconfigファイルにあります。キーは、他人に見られない場所に保管します。
  5. ConoHaのコントロールパネルでVPSを停止し、VPS詳細画面の上のメニューから「スナップショット」を選んで取得します。終わったらVPSを起動し、/root/n8n-manage.sh status でn8nが動いているかを確かめます。止まっていれば /root/n8n-manage.sh start で起動します。
  6. 前の節の3つのコマンドで、n8nを最新版に更新します。
  7. ブラウザでn8nを開いてログインし、よく使うワークフローを手動で1回実行します。/root/n8n-diagnose.sh を実行すると、テンプレートが用意したシステム診断も見られます。

書き出しのコマンドの exec -u node の直後にあるn8nは、Docker Composeのサービス名です。ConoHaの更新コマンドが docker compose pull n8n なので、サービス名もn8nと考えられます。違う名前でエラーになる場合は、sudo -u n8n-user docker compose ps で表示される名前に置き換えてください。

スナップショットは24時間で消えるので、手順5から手順7までは同じ日にまとめて行います。夜間に動くワークフローがあるなら、その実行結果まで確かめてから次の作業に移ると安心です。

本番の前にテスト用のサーバーで試すには

n8n公式が勧める、本番とは別のテスト用の環境は、ConoHa VPSの時間課金で用意するのが筆者の提案です。2GBは1時間3.7円なので、3時間使って削除すれば約11円です(筆者の計算)。新しいサーバーにn8nテンプレートを入れて最新版にし、手順2で書き出したワークフローを import:workflow --separate --input= で取り込んで動きを確かめます。取り込んだワークフローは、初期状態では無効になっています。

更新に失敗したときの戻し方

戻し方を決めるのは、更新からの経過時間と、残っているバックアップの種類です。いずれの方法でも、バックアップを取った時点より後の変更は失われます。

状況

戻し方

気をつけること

更新から24時間以内で、スナップショットが残っている

スナップショット一覧の復元アイコンから復元する

VPSのデータが取得時点に上書きされ、取り消せない。復元中はVPSにアクセスできない

24時間を過ぎた、またはスナップショットが無い

サーバー詳細画面の「バックアップからリストア」で、更新前の日時のバックアップを選ぶ

自動バックアップを有効にしていないと使えない。取得した日時より後の変更は消える

サーバーごと作り直す

新しいサーバーにn8nを入れ、書き出したワークフローと認証情報を import で取り込む

同じ暗号化キーが必要。ユーザー、実行履歴、変数は戻らない

イメージのタグに前のバージョン番号を指定して起動し直せば、古いn8nは動かせます。ただし、n8n公式のバックアップと更新のページには、データを残したまま前のバージョンに下げる手順が書かれていません(2026年10月28日確認)。筆者は、更新前に取ったスナップショットかバックアップから戻す方法を勧めます。

n8n公式が示すインスタンス全体の復元の順番は、n8nを止める、データフォルダを戻す、外部のデータベースを使っていればそれを戻す、暗号化キーなどの設定を戻す、n8nを起動する、です。ConoHaのスナップショットや自動バックアップはVPSごと戻すので、テンプレートの構成のままなら、この順番を自分で踏む必要はありません。

バックアップ込みでConoHa VPSの料金はいくら?

2GBの12か月契約を更新時の料金で続けると月980円で、自動バックアップ(100GBで月363円)を足すと1年で16,116円です(税込、筆者の計算)。4GBなら、月1,791円と自動バックアップで1年25,848円になります。

契約

2GB(3コア・100GB)の更新時の月額

4GB(4コア・100GB)の更新時の月額

2026年10月29日までの初回(2GB/4GB)

まとめトク 1か月

1,259円

2,189円

1,007円/1,752円

まとめトク 3か月

1,106円

1,929円

918円/1,717円

まとめトク 12か月

980円

1,791円

774円/1,415円

まとめトク 36か月

903円

1,691円

677円/1,285円

時間課金

1時間3.7円(月2,033円まで)

1時間6.6円(月3,608円まで)

対象外

自動バックアップ

100GBで月363円(1時間0.7円)。世代を増やすと100GB・1世代あたり月66円

対象外

2026年10月28日の料金ページには「初回料金が最大65%OFF」のキャンペーンが2026年10月29日までと表示されていました。キャンペーン価格は申込み時だけで、更新すると左の2列の料金に戻ります。2026年10月30日以降に申し込む場合の初回料金は、公式の料金ページで確認してください。

スナップショットの料金は、料金ページに記載がありませんでした(2026年10月28日確認)。自動バックアップは、無効にしたあとに残っているバックアップには料金がかからないとConoHaのドキュメントに書かれています。

更新するときの注意点と向かない人

VPSでn8nを動かすと、n8nの更新とバックアップは自分の作業です。ConoHaの自動バックアップを付けても、いつ更新するかの判断と更新後の確認は利用者に残ります。

スナップショットは1つのボリュームにつき1世代だけで、更新の前にもう一度取ると前のものは上書きされます。まとめトクは契約期間分の前払いで、更新し忘れると契約の終了後にサーバーが削除され、紐づくスナップショットも消えます。ConoHaのテンプレートの手順で上がるのはn8n本体だけなので、Ubuntuなどほかのソフトの更新は別の作業です。

書き出した認証情報のファイルと暗号化キーを同じ場所に置くと、両方が漏れたときに中身を読まれます。--decryptedを付けて平文で書き出した場合について、n8n公式は取り扱いに注意し、復元後に削除するよう書いています。

月1回のSSHでの更新やバックアップの確認に時間を割けない人には、VPSは向きません。サーバーの管理を避けたい人は、公式のクラウド版も比べてください。n8nのセルフホストとクラウド版の違いを読んでいただくと、料金と実行回数の上限が分かります。

まとめ:更新の前にスナップショットと書き出しを取る

ConoHa VPSのn8nテンプレートは、3つのコマンドで最新版に更新できます。更新の直前にn8nのワークフローと認証情報を書き出して暗号化キーを控え、VPSを止めてスナップショットを取れば、更新の準備は完了です。失敗したら、24時間以内はスナップショットから、それ以降は自動バックアップから戻します。2GBの12か月契約は更新時の料金で月980円、自動バックアップを足すと1年16,116円です。

料金タイプと自動バックアップのオプションは、ConoHa VPSの公式サイトで確認できます(PR)。

ConoHa VPSとシンVPSで迷っている人へ

n8nを動かすVPSをまだ決めていない人は、ConoHa VPSとシンVPSを同じメモリ・同じ契約期間で比べた記事を読んでいただくと、総額とバックアップの違いが分かります。

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参考にした公式資料