XServer VPS クラウドでn8nを動かす手順は?料金と自分のPCとの違い

XServer VPS クラウドでn8nを動かす手順を、Dockerのセットアップスクリプトから更新・バックアップまで解説。4GBの12ヶ月契約は月2,068円で、延長キャンペーンなら15か月使える。自分のPCとの違いも比較。

雲の上のサーバーと歯車・封筒・時計のワークフローのカード、電源プラグ付きのノートPCのイラスト。画像内の文字:XServer VPS クラウド n8nを動かす手順 料金と自分のPCとの違い

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n8nで作った自動化を24時間動かしたくて、XServer VPS クラウドを候補にしたものの、n8nを入れる手順や月額、自分のPCで動かす場合との違いが分からず申込みで止まっている人に向けた記事です。XServer VPS クラウドの公式サイト・マニュアルとn8n公式ドキュメントをもとに、申込みからHTTPSで開くまでの手順、更新とバックアップ、契約期間ごとの総額を順に整理します。

結論
  • XServer VPS クラウドにはn8nを自動で入れる仕組みがありません。申込み時にセットアップスクリプト「Docker」を選び、n8n公式のDocker Composeの手順で入れます。
  • 料金は定額の月額(時間課金なし)で、いちばん小さい4GBプラン(4コア)は1ヶ月契約2,480円、12ヶ月契約で月2,068円です(税込)。2027年1月27日17時までの申込みは初回の利用期間が3か月延びるため、12ヶ月契約の24,816円で15か月使えます(実質月約1,654円、筆者の計算)。
  • 自分のPCなら費用はかかりませんが、PCを閉じるとワークフローが止まり、外部からのWebhookも受けにくくなります。n8n公式は、PCを外部に公開するトンネル機能を本番で使わないよう注意しています。

n8nだけを2GBで安く動かしたい人や、n8nを自動で入れられるVPSを探している人は、シンVPSとConoHa VPSの比較を読んでいただくと、2GB・4GBの総額と自動インストールの条件を見比べられます。

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シンVPSとConoHa VPSを、n8n・Dify向けの同じメモリで比較。2026年10月29日までの申込みなら4GBの12か月はConoHa 16,980円、シンVPS 19,800円(税込)。更新後の料金、時間課金、自動導入も整理。

Dockerを自分で扱えて、時間課金のない定額でn8nを長く動かしたい人は、4GB・4コアから選べるXServer VPS クラウドが候補です。キャンペーンの期限と申込みの画面は公式サイトで確認してください(PR)。

情報確認日:2026年10月24日。XServer VPS クラウド・シンVPS・ConoHa VPSの公式サイトとマニュアル、n8n公式ドキュメントをまとめた解説です。料金はすべて税込です。

n8nを動かすVPSを表で比較

XServer VPS クラウドと、n8nを自動で入れられるシンVPS・ConoHa VPSを、n8nを動かす前提で並べました。月額は12か月契約の1か月あたりの金額です。

スクロールできます
サービスいちばん小さい構成と12か月の月額短く使う方法n8nの入れ方向いている人公式サイト
XServer VPS クラウド4GB・4コア・50GBで月2,068円1ヶ月契約(2,480円)Dockerのセットアップスクリプトを選び、n8n公式の手順で入れるDockerを扱える。4コアと定額の月額で長く使いたいXServer VPS クラウド(PR)
シンVPS2GB・2コア・50GBで月990円なし(最低利用期間3か月)n8nのアプリイメージ(2GB以上、サブドメインが必要)ドメインを持っていて、コマンドなしで始めたいシンVPS(PR)
ConoHa VPS2GB・3コア・100GBで月774円(2026年10月29日までの初回。更新時は月980円)時間課金(2GBは1時間3.7円)n8nのスタートアップスクリプト(最小2GB、推奨4GB以上)ドメインなしで、まず数日だけ試したいConoHa VPS(PR)
2026年10月24日時点の各公式サイト。向いている人は筆者の提案。

同じエックスサーバーには「XServer VPS」(クラウドが付かないほう)もあります。XServer VPSにはn8nのアプリイメージがあり、2026年10月6日17時に新規受付を再開しました(ビジネスプランは10月16日に再開)。コマンドを打たずにn8nを入れたい人は、XServer VPSのn8nアプリイメージのマニュアルも比べてみてください。この記事では、Dockerで自分で入れるXServer VPS クラウドの手順を説明します。

XServer VPS クラウドでn8nは動かせる?

動かせます。ただしn8n専用のテンプレートは無く、Dockerを入れたサーバーにn8nを自分で入れる形です。

XServer VPS クラウドは、エックスサーバーが2026年8月31日に始めたクラウド型のVPSです。サーバーを作るときに自動で実行される「セットアップスクリプト」は、2026年10月24日時点でMattermost、Redmine、WordPress、WordPress(KUSANAGI)、Docker、OpenVPN、Webmin、Zabbixの8つで、n8nは入っていません。

そこで使うのが「Docker」のスクリプトです。マニュアルによると、Ubuntu 24.04にDocker EngineとDocker Composeのプラグインを入れて、Dockerを起動した状態でサーバーができあがります。n8n公式ドキュメントも、本番で使う場合の入れ方としてDocker Composeを勧めているので、この組み合わせで公式の手順にそのまま進めます。

メモリは4GBプランで足りる?

個人で使うn8nなら、いちばん小さい4GBプランで足りるというのが筆者の見方です。n8n公式の資料では、待機中のn8nが使うメモリは約100MBで、必要な量の例として320MB〜2GBが挙げられています。ただしこの数字はn8n Cloudをもとにした例で、Codeノードで大きなデータを扱ったり、大きなファイルを処理したりするとメモリの使用量が増えるとも書かれています。

XServer VPS クラウドには2GB以下のプランが無いため、メモリの面で困ることは少ないはずです。逆に言えば、n8nだけを軽く動かす人にとっては、2GBから選べる他社より月額が高くなります。

いまは新規で申し込める?

申し込めます。エックスサーバーは2026年10月21日16時から、自社のシステムで使っているソフトウェアの脆弱性への予防的な対策として、公式サイトや管理画面などを一時的に止めていました。お知らせによると、不正アクセスが起きたための停止ではありません。稼働中のサーバーにも影響はないと説明されています。

新規の申込みは10月22日9時30分以降に再開し(ドメイン関連のサービスを除く)、10月23日16時20分時点のお知らせでも「新規お申し込み」は再開済みとされています。コントロールパネルの一部の機能はこの時点でまだ順次再開中だったため、申し込む日にお知らせを確認してください。

XServer VPS クラウドの料金は?時間課金ではなく月額

XServer VPS クラウドは定額制で、契約期間は1ヶ月と12ヶ月の2つです。利用時間や通信量で料金が増えることはないと公式サイトに書かれています。

プラン

CPU・ストレージ

1ヶ月契約

12ヶ月契約(1か月あたり)

4GB

4コア・NVMe SSD 50GB

2,480円

2,068円

4GB

4コア・NVMe SSD 200GB

3,720円

3,100円

8GB

8コア・NVMe SSD 100GB

4,540円

3,784円

8GB

8コア・NVMe SSD 400GB

6,810円

5,676円

8GB以上のプランは、月間稼働率99.99%以上を保証するSLA(品質保証制度)の対象です。支払い方法はクレジットカード、あと払い(ペイディ)、プリペイドから選べます。

3か月延長キャンペーンを入れた総額

「利用期間3ヶ月延長キャンペーン」は、2027年1月27日17時までに申し込むと、支払額はそのままで利用期間が3か月延びる内容です。対象はVPSの全プランの1ヶ月契約と12ヶ月契約で、延長は初回の契約だけに付き、更新後は通常の期間と料金に戻ります。4GB・50GBのプランで計算すると次のようになります。

使い方

支払う金額

使える期間

1か月あたり

1ヶ月契約で始める

2,480円

4か月

約620円

1ヶ月契約で始め、1年使う

22,320円(初回+8か月分の更新)

12か月

1,860円

12ヶ月契約で始める

24,816円

15か月

約1,654円

12ヶ月契約で始め、12ヶ月で1回更新

49,632円

27か月

約1,838円

1年以内に使うのをやめる可能性があるなら1ヶ月契約、1年を超えて使うつもりなら12ヶ月契約が安くなる計算です。キャンペーンは予告なく終わる場合があり、支払い後の返金もできないと条件に書かれています。キャンペーンの期間より前に申し込んだ契約は、期間中に支払っても対象になりません。

他社の2GBと比べると高い?

n8nだけを動かすなら、2GBから選べる他社のほうが安くなります。12か月契約の総額は、ConoHa VPSの2GBが9,288円(2026年10月29日までの初回)、シンVPSの2GBが11,880円です(筆者の計算)。同じ4GBで比べても、ConoHa VPSは16,980円(同じく初回)、シンVPSは19,800円で、XServer VPS クラウドの24,816円より安い金額です。

そのかわり、XServer VPS クラウドの4GBは4コアで、シンVPSの4GB(3コア)より多くのCPUが割り当てられています。3か月の延長を入れた1か月あたりの金額で見ると、差は小さくなる計算です。シンVPSの料金を契約期間ごとに知りたい人は、シンVPSの料金と契約期間別の総額を読んでいただくと、2GBから8GBまでの金額が分かります。

n8nを自分のPCで動かす場合との違いは?

いちばん大きな違いは、PCを閉じてもワークフローが動き続けるかと、外部のサービスからWebhookを受け取れるかの2点です。

夜の机の上で閉じたノートPCと、地球から矢印で通信が届く雲の上のサーバーと鍵の盾のイラスト

比べる点

自分のPC

XServer VPS クラウド

費用

n8nのCommunity版は無料。サーバー代はかからない

4GBで月2,480円(1ヶ月契約)から

動いている時間

PCの電源が入り、スリープしていない間だけ

24時間

外部からのWebhook

そのままでは届かない。トンネル機能はn8n公式が開発・テスト用としている

独自ドメインとHTTPSで受け取れる

データの置き場所

自分のPCの中

契約したVPSの中

管理の手間

PC上のDockerとn8nの更新

OS・Docker・n8nの更新、ポートの許可、バックアップ

n8n公式ドキュメントによると、GitHubなど外部のサービスから届くWebhookでワークフローを動かすには、n8nがインターネットから到達できる状態である必要があります。PCで動かす場合に使えるトンネル機能について、公式は「local development and testing」向けで、本番での利用は安全でないと明記しています。

筆者の提案は、まず自分のPCでワークフローを作って動きを確かめ、決まった時間に動かしたい処理やWebhookで受ける処理が出てきたらVPSに移す流れです。n8nのクラウド版で足りるかも含めて考えたい人は、n8nのセルフホストとクラウド版の違いを読んでいただくと、クラウド版の料金と実行回数の上限が分かります。

XServer VPS クラウドでn8nを動かす手順

手順は、Docker入りのサーバーを申し込み、通信を許可し、ドメインを向けてからn8n公式のDocker Composeで起動する流れです。XServer VPS クラウドのマニュアルとn8n公式ドキュメントの手順をもとにした解説で、各画面の名前は2026年10月24日時点のマニュアルの表記です。

始める前に用意するもの
  • XServerアカウント(申込みページで新規登録できます)
  • 独自ドメイン。n8nはn8n.example.comのようなサブドメインで使う形が公式の手順です
  • SSHで接続できるパソコン(コントロールパネルのコンソールからも操作できます)
  • 証明書の取得に使うメールアドレス
  1. Dockerを選んで申し込む。公式サイトの「お申し込み」から「VPS(Linux系サーバー)」を選び、プランと契約期間を決めます。「OSを選択してインストール」でUbuntu 24.04を選び、「セットアップスクリプト」で「Docker」を選びます。支払いが終わると、サーバーを作るときにスクリプトが自動で実行されます。
  2. パケットフィルターを作って適用する。コントロールパネルの「パケットフィルター」でフィルターを作り、「+ルールを追加」からTCPの22番(SSH)、80番、443番を許可します。作ったフィルターは、VPSの「詳細」の「ネットワーク」タブで「パケットフィルターを適用する」から適用します。マニュアルには、パケットフィルターを適用しないVPSはすべてのポートへの通信が遮断されると書かれています。
  3. SSHで接続してOSを更新する。マニュアルは、アプリを使う前にOSのパッケージを最新にするよう勧めています。Ubuntuなら sudo apt update && sudo apt upgrade で更新できます。
  4. サブドメインをVPSに向ける。n8n用のサブドメイン(例:n8n)のAレコードを作り、値にVPSのIPアドレスを入れます。ドメインのネームサーバーをXServer VPS クラウド指定のもの(ns1〜ns3.vpscloud.ne.jp)に変更している場合は、コントロールパネルの「DNS設定」で対象ドメインの「詳細」を開き、「+DNSレコードを追加する」から追加します。別の会社でドメインを管理している場合は、その会社の画面でAレコードを追加します。
  5. n8n公式の手順で設定ファイルを作る。n8n公式の「Docker Compose」のページに沿って、作業用のディレクトリに .env ファイル、ファイル保存用のディレクトリ、Composeファイルを作ります。Composeファイルの中身は公式ページのものをそのまま使います。
  6. 起動して、ブラウザで開く。作業用のディレクトリで docker compose up -d を実行すると、n8nと、証明書を管理するTraefikが起動します。https://n8n.example.com のように設定したアドレスを開き、最初の管理者アカウントを作れば使い始められます。

手順5の .env ファイルに書く項目は、公式ページでは次の4つです。

項目

入れる値

DOMAIN_NAME

ドメイン(例:example.com)

SUBDOMAIN

サブドメイン(例:n8n)

GENERIC_TIMEZONE

スケジュールに使うタイムゾーン。日本時間なら Asia/Tokyo(指定しないとニューヨーク時間になる)

SSL_EMAIL

証明書の作成に使うメールアドレス

公式の手順では、HTTPSの証明書はTraefikが自動で取得します。n8nはHTTPSでしか開けない設定になっているため、ブラウザで開けないときは、80番・443番の許可と、Aレコードの向き先がVPSのIPアドレスになっているかを先に確かめてください。

SSHの22番は、接続元を自分の回線のIPアドレスに絞って許可すると、外からの不正なログインの試みを減らせます(筆者の提案)。パケットフィルターのルールには、許可する接続元のIPアドレスを入れる欄があります。

n8nの更新とバックアップはどうする?

n8nの更新は自分でコマンドを実行して行い、バックアップはXServer VPS クラウドの自動バックアップに加えて、n8nのデータを自分でも残しておくのが安全です。

n8nの更新は月1回が目安

n8n公式ドキュメントは、何バージョンも一度に上げずに済むよう、少なくとも月に1回の更新を勧めています。更新の前には、リリースノートで互換性のない変更がないか確かめるよう書かれています。Docker Composeで入れた場合は、Composeファイルのあるディレクトリで実行するコマンドは、次の3つです。

  1. docker compose pull(新しい版を取得する)
  2. docker compose down(古い版を止めて削除する)
  3. docker compose up -d(新しい版で起動する)

VPSではOSの更新も利用者の仕事です。エックスサーバーの2026年10月22日のお知らせでも、XServer VPSなどのサービスはOSやPHPを利用者が管理するため、エックスサーバー側ではPHPの修正パッチを当てていないと案内されていました。

自動バックアップで戻せる範囲

XServer VPS クラウドは、標準の機能としてVPSのデータを毎日自動でバックアップし、最大7日分を保存します。復元はVPSを停止してから、コントロールパネルの「バックアップ」タブで取得日を選んで「このバックアップから復元」を押す流れです。

ただし、戻せるのはVPS全体だけで、特定のファイルやフォルダだけを選んで復元することはできません。復元すると現在のデータは取得時点の状態に戻り、復元前の状態には戻せないとマニュアルに書かれています。マニュアル自体も、重要なデータは自分でも定期的にバックアップを取るよう勧めています。

n8n公式の手順で入れた場合、ワークフローを保存するSQLiteのデータベースと暗号化キーの保存先は、n8n_data というDockerのボリュームです。認証情報の暗号化に使うキーもここに保存されるため、筆者は、更新の前にこのボリュームを手元のPCなどにコピーしておくことを勧めます。

申し込む前の注意点と向かない人

XServer VPS クラウドは、サーバーの中身を自分で管理するサービスです。n8n公式ドキュメントも、セルフホストは「expert users」向けで、設定の誤りがデータの消失やセキュリティの問題、停止につながると注意しています。

  • n8nを自動で入れる仕組みはありません。Dockerとコマンド操作に慣れていない人は、n8nのアプリイメージがあるXServer VPS・シンVPSや、スタートアップスクリプトがあるConoHa VPSのほうが始めやすいはずです。
  • 時間課金がなく、最小の契約は1ヶ月です。数時間だけ試したい人には、1時間単位で払えるConoHa VPSが合います。
  • 最小プランが4GBなので、n8nだけを軽く使う人は2GBプランのある他社より月額が高くなります。
  • キャンペーンの3か月延長は初回の契約だけです。延長分を含む契約期間の途中でプランを変えると、残りの期間の差額が請求され、申込み時の支払額を上回る場合があると条件に書かれています。

Webhookを使わず、PCを開いている間に動けば足りる人は、VPSを借りずに自分のPCで動かすか、n8nのクラウド版を使う選択もあります。

まとめ:Dockerを扱えて長く使うならXServer VPS クラウド

XServer VPS クラウドでn8nを動かすときは、申込み時にセットアップスクリプト「Docker」を選び、パケットフィルターで22番・80番・443番を許可してから、n8n公式のDocker Composeの手順で起動する流れです。料金は時間課金のない定額で、4GB・4コアの12ヶ月契約は24,816円です。2027年1月27日17時までの申込みなら、初回は15か月使えます。

自分のPCで作ったワークフローを24時間動かしたい人や、Webhookを受けたい人は、公式サイトでキャンペーンの期限と最新の料金を確かめてから申し込んでください(PR)。

料金・条件は2026年10月24日に公式サイトで確認した内容です。申込み前に最新の表示を確認してください。

n8n以外のアプリも同じVPSで動かしたい人へ

DifyやOpenClawも自分のサーバーで動かすつもりなら、メモリ4GBで各社を比べておくと、あとでプランを変える手間を減らせます。OpenClaw・Difyを動かすVPSの選び方を読んでいただくと、XServer VPS クラウドを含む4GBプランの料金と自動インストールの違いが分かります。

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