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家事や移動の合間にChatGPTと話しながら、「明日の予定を確認して」「届いたメールを探して」と頼めたら便利です。ただ、音声会話で接続したアプリを使えるのか、無料プランでも同じことができるのかは分かりにくいところです。
ChatGPTの音声会話「Live」は、2026年9月23日の更新でウェブ・iOS・Androidのプラグインに対応しました。話している途中に、自分のアカウントで使えるプラグインや接続済みのアプリを使ってもらえます。答えはチャットに文字でも表示されます。無料プランとGoも、ふだんの会話(Chat)の音声で、プランが対応するプラグインを使用可能です。長い作業を任せる「Work」でもウェブとスマホで音声が使えますが、こちらは音声とWorkの両方を使える有料プランが対象になります。
情報確認日:2026年10月1日。OpenAIのChatGPTリリースノートと公式ヘルプ3本(ChatGPT Voice、Plugins in ChatGPT、ChatGPT Work and Codex)をまとめた解説です。
プラグインに対応したのは、音声の選択肢のうち「Live」です。設定の「Voice」でLiveを選んで使います。音声で使えるのは自分のアカウントですでに使えるプラグインと接続アプリで、使えるアプリや権限の範囲は文字で頼むときと同じです。承認が必要な操作は画面のボタンで承認か拒否を選び、声での承認には対応していません。
リリースノートに地域の限定は書かれていません。ただし公式ヘルプは、使える音声の選択肢がプラン、ワークスペースの設定、地域、アプリの版などで変わるとしています。日本のアカウントでの表示と、日本語で話しながらプラグインを使えるかについては、2026年10月1日時点で公式の案内は見つかっていません。
9月23日の更新で何が変わった?

リリースノートの「Use plugins in Voice and get work done by speaking」の項には、次の3つの変更が書かれています。
- Liveがプラグインに対応した。ウェブ・iOS・Androidで、音声会話の途中にアカウントで使えるプラグインと接続アプリを使える。答えはチャットに文字でも表示される。
- Workでも音声が使えるようになった。ウェブとスマホのWorkで、話しかけて文書・プレゼン資料・表計算の作成、接続アプリの利用、ブラウザでの作業を頼める。通話を終えた時点で終わっていない作業は、文字のやりとりで続けられる。
- 無料プランとGoは、Chatの音声で、プランが対応するプラグインを使える。Workの音声には、音声とWorkの両方の利用権が必要。
リリースノートは最後に、これまでのアプリの接続、権限、利用上限がそのまま適用されると書いています。音声は話して頼む方法が1つ増えただけで、使えるアプリや権限の範囲は文字で頼むときと変わりません。利用上限も、音声の上限とWorkの利用枠がこれまでどおり適用されます。
音声で話しながらGmailやカレンダーを使える?
GmailやGoogleカレンダーなどのプラグインをすでに接続していれば、Liveの音声会話の途中で使ってもらえます。根拠は、公式ヘルプ(ChatGPT Voice)の「Liveはアカウントで使えるプラグインと接続アプリを使える」という説明です。まだ接続していないアプリは、使う前に接続とサインインが必要になる場合があります。
ここでいうプラグインは、外部サービスにつなぐ「アプリ」や、作業の手順をまとめた「スキル」を1つにまとめたものです。公式ヘルプ(Plugins in ChatGPT)によると、アプリはGoogleドライブやSlackのような外部サービスにつないで、情報を探したり操作したりします。プラグインを入れても、アプリ側のサインインやワークスペースの権限を省くことはできません。
音声で頼むときも、文字で頼むときと同じように、やってほしいことを具体的に話します。次は筆者が考えた頼み方の例で、公式ヘルプの説明をもとに作りました。
- 「Googleカレンダーで、明日の午前中の予定を教えて」
- 「Gmailで、請求書のメールを探して、送り主を読み上げて」
- 「Googleドライブにある会議メモから、決まったことだけまとめて」
承認が必要な操作では、画面に確認が出ます。どの操作で承認を求められるかは、アプリごとの権限の設定で決まります。公式ヘルプによると、ウェブとスマホでは画面のボタンで承認か拒否を選び、声での承認には対応していません。スマホをポケットに入れたまま話していても、承認の場面では画面を見る必要があります。
仕事用と個人用のGoogleアカウントを両方つなぎたい方は、次の記事でアカウントの追加と使い分け、外し方を確かめられます。2026年9月17日の更新で、複数アカウントの接続はGmail・Googleカレンダー・Google連絡先以外のプラグインにも広がり、すべてのプランのウェブ・スマホ・デスクトップが対象です。

無料プランやGoでも使える?プラン別の対象と上限
無料プランとGoでも、Chatの音声でプラグインを使えます。ただし、リリースノートの書き方は「プランが対応するプラグインを使える」です。有料プランと同じプラグインがすべて使えるとは書かれていません。無料プランとGoで使えるプラグインの一覧は、2026年10月1日時点で公式資料に見当たりません。公式ヘルプ(Plugins in ChatGPT)によると、サイドバーの「Plugins」を開くと、自分のプランとワークスペースで使えるプラグインが表示されます。
Workについて、公式ヘルプ(ChatGPT Work and Codex)はウェブとスマホでは「対象の有料プラン」で使えると説明しています。無料プランとGoでWorkの音声を使えるという記載はありません。
| 使う場所 | 使える環境 | 対象と条件 |
|---|---|---|
| Chatの音声(Live)+プラグイン | ウェブ・iOS・Android | 無料プラン・Goを含む。無料プラン・Goはプランが対応するプラグインのみ |
| Workの音声(Live) | ウェブ・iOS・Android | Workが使える対象の有料プラン。音声とWorkの両方の利用権が必要 |
| デスクトップアプリの音声(WorkとCodex) | macOS・Windows | プランとワークスペースの設定による。料金と上限は別に定められている |
表は、リリースノートと公式ヘルプ(ChatGPT Voice、ChatGPT Work and Codex)の記載をまとめたものです。Business、Enterprise、Eduなどのワークスペースでは、ワークスペースの設定によって使えるかどうかが変わります。
Chatの音声はプランごとに1日の上限がある
公式ヘルプ(ChatGPT Voice)によると、ChatでのLiveの利用量は直近24時間の合計で数えます。個人向けプランの上限は次の表のとおりです。
| プラン | 使えるモデル | 直近24時間の上限 |
|---|---|---|
| 無料 | GPT-Live-1 mini | 限られた量(変わることがある) |
| Go | GPT-Live-1 mini | 3時間 |
| Plus | GPT-Live-1 | 3時間 |
| Pro(月100ドル) | GPT-Live-1 | 15時間 |
| Pro(月200ドル) | GPT-Live-1 | 無制限 |
プラグインを使う会話も、この上限の範囲で話すことになります。上限に達したときの動きや、Business・Enterpriseの上限、2026年9月29日に申込みが再開したPro 200の扱いは、次の記事にまとめました。

音声以外に無料版で何ができるか、ツールごとの上限がどう分かれているかは、ChatGPTの使い方を初心者向けに解説した記事で確認できます。最初に見直す設定もまとめています。
Workで音声を使うと何ができる?
Workは、調べもの、資料の分析、文書・表計算・プレゼン資料づくりのように、手順の多い仕事を任せるためのChatGPTの画面です。2026年9月23日から、ウェブとスマホのWorkでもLiveで話しかけられるようになりました。公式ヘルプ(ChatGPT Work and Codex)によると、音声で頼めるのは文書・プレゼン資料・表計算の作成、接続したアプリの利用、ブラウザを使った作業です。
頼んだ作業の文字の応答と結果はチャットに残るので、話し終えたあとに見直せます。通話を終えた時点で作業がまだ動いていれば、Workはその作業を文字のやりとりで続けられます。たとえば移動中に「来週の打ち合わせ用に、先月の売上の表をもとに3枚のスライドを作って」と話しておき、手直しは後でパソコンから文字で頼む使い方が考えられます(筆者の提案です)。
Workの音声はどの利用枠を使う?
公式ヘルプによると、ウェブとスマホのWorkの音声は、プランの1日の音声の分数を使います。そのうえで、音声で頼んだWorkの作業も、文字で頼んだときと同じ料金でWorkの利用枠に数えられます。話す時間は音声の枠、作業の中身はWorkの枠を使うということです。
ChatGPTのデスクトップアプリ(macOS・Windows)では、WorkとCodexの両方で音声を使えます。複数の作業の進み具合を尋ねたり、まとめて指示したりする使い方も案内されています。ただし、デスクトップアプリの音声の料金と上限は、ウェブやスマホとは別の決まりです。WorkとCodexで選べるモデルは、GPT-6 SolとLunaを解説した記事でプラン別に整理しました。
音声でプラグインを使うまでの手順
公式ヘルプ(ChatGPT Voice、Plugins in ChatGPT、ChatGPT Work and Codex)の説明をもとにした手順です。画面の表示名は、アカウントやアプリの版によって異なる場合があります。
Chatの音声で使う場合
- 使いたいプラグインを先に入れておきます。サイドバーの「Plugins」から目的のプラグインを選び、「Install plugin」が表示されていれば押します。アカウントの接続を求められたら「Connect」を押し、使うサービスのアカウントでサインインします。
- 「設定」→「Voice」を開き、音声の種類で「Live」を選びます。
- スマホアプリではメッセージ欄の音声アイコン、ウェブ版(ChatGPT.com)では入力欄の音声アイコンを押します。マイクの使用を求められたら許可してください。
- 話しかけて、プラグインを使う作業を頼みます。承認が必要な操作では、画面の確認でボタンを押して承認か拒否を選びます。
「Desktop only」と表示されたプラグインはデスクトップアプリが必要で、ウェブ版では動きません。スマホやウェブで話しながら使いたい場合は、プラグインの説明で使える環境を確かめておくと安心です。
Workの音声で使う場合(ウェブ・スマホ)
- ウェブ版かスマホアプリでChatGPTを開き、「Work」を選びます。スマホアプリでは、画面上部のメニューからChatとWorkを切り替えます。
- Workの画面で音声の操作を選び、Liveの会話を始めます。マイクの使用を求められたら許可してください。
- 作ってほしいものや使ってほしいアプリを話します。応答と結果はチャットに文字で表示されます。
公式ヘルプによると、「設定」→「Voice」→「Language」でふだん話す言語を選んでおくと、ChatGPTが話を正確に聞き取りやすくなります。日本語で話しながらプラグインを使えるかは、公式ヘルプに明記がありません。
音声会話を英会話の練習にも使いたい方は、始め方と場面別のプロンプト例をまとめた次の記事が役に立ちます。

使う前に知っておきたい注意点
公式ヘルプは、音声を使ってもプラグインや接続アプリへのアクセスは変わらず、データの権限と操作の制限もそのまま適用されると説明しています。会社のワークスペースで管理者が許可していないアプリは、音声でも使えません。ウェブとスマホでは声での承認に対応していないため、運転中など画面を操作できない場面では、承認が必要な操作を頼まないほうが安全です(筆者の提案)。
音声の会話は、利用上限、1回の会話の最大時間、長い会話の文脈の上限のいずれかに達すると終わることがあります。その場合は文字で続けるか、音声を始め直してください。同時に進められる音声の会話は1つだけです。
Liveは動画と画面の共有に対応していません。対象のプランであれば、スマホアプリの「Advanced」で使用可能です。ChatGPTのライブラリにあるファイルをLiveが探して追加する機能も、2026年10月1日時点のヘルプでは使えないとされています。
会話のあとにチャットへ追加される文字起こしは、一字一句の記録とは限らず、実際に話した言葉と完全には一致しないことがあります。メールの宛先や日時など大事な内容は、チャットに表示された文字や操作の結果で確かめてください。
音声でプラグインが使えないときに確かめること
最初に、音声の種類がLiveになっているかを確かめてください。プラグインに対応したのはLiveなので、「設定」→「Voice」でAdvancedやStandardが選ばれていると使えません。次に、プラグインの接続とサインインが済んでいるかを見ます。先に文字の会話でそのプラグインを使えるか試しておくと、原因を切り分けやすくなります(筆者の提案)。
公式ヘルプは、使える選択肢がアプリの版によって変わるとしているので、スマホアプリは最新版に更新してから試すのが確実です。会社や学校のアカウントでは、音声、Work、プラグインを使えるかどうかを管理者の設定で決めます。使えない場合は管理者に確認してください。
まず何から試せばいい?
文字の会話でふだん使っているプラグインを1つ選び、Liveで同じことを話して頼んでみるのが手軽な始め方です。承認は画面で行うこと、利用上限と権限は文字で使うときと同じことを覚えておいてください。有料プランでWorkを使える方は、ウェブやスマホのWorkでも資料づくりを話して頼めます。
音声の対象プランや使い方の詳細はOpenAIヘルプ:ChatGPT Voice、Workでの音声の使い方はOpenAIヘルプ:ChatGPT Work and Codex、プラグインの入れ方はOpenAIヘルプ:Plugins in ChatGPTで確認できます。いずれも英語のページです。
音声で会議を記録・要約したい人へ
ChatGPTのLive音声は1対1の会話向けで、公式ヘルプは複数の人が話す場面にはまだ最適化されていないと説明しています。OpenAIは2026年9月29日に会議のメモと要約を作るMeetingsプラグインを発表しましたが、対象はmacOSのデスクトップアプリを使うProとBusinessで、ベータ版です。会議を録音して議事録を作りたい方は、ChatGPT・Gemini・専用ツールを比べた記事と、AIボイスレコーダーの比較記事を読むと、自分に合う方法を選べます。


