GPT-6 Sol・Luna・Astraの違いは?無料・Go・Plusで使えるモデルと、Chatで選べない理由

GPT-6 SolとLunaの対象プランと使える場所を解説する記事のサムネイル。右側に太陽と三日月と小さな星、ノートパソコンの上に浮かぶ文書のカードとコード画面のカードを描いたイラスト。画像内の文字:GPT-6 Sol・Luna/自分のプランで使える?/Astraとの違いと使える場所

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ChatGPTでGPT-6の「Sol」「Luna」「Astra」という名前を見かけても、3つがどう違い、無料プランやGo、Plusでどれを使えるのかは分かりにくいものです。いつもの会話画面のモデル選択を開いても、SolとLunaは見つかりません。

GPT-6のAstraは最上位、Solは難しい仕事を安く何度も回せる中位、Lunaは3つの中で最も安いモデルです。PlusではWorkとCodexで3つとも使え(Astraは使える量に制限あり)、無料プランとGoはデスクトップアプリでLunaだけを使えます。いつもの会話(Chat)では、どのプランでもSolとLunaを選べません。

2026年9月29日には、Solの改良版であるGPT-6.1 Solも公開されました。この記事ではGPT-6世代の3モデルの違いと使える場所をまとめ、6.1 Solの変更点は別の記事で扱います。

情報確認日:2026年10月1日

OpenAIの公式発表、公式ヘルプ、API料金ページをまとめた解説です。性能の数値は、OpenAIが発表した評価の結果を引用しています。

先に押さえる条件
  • SolとLunaの公式発表は2026年9月22日(米国時間)で、日本時間では9月23日の午前6時です。
  • 使える場所はWorkとCodexです。2026年10月1日時点でも、いつもの会話(Chat)では選べません。
  • ChatのInstantやThinkingで動いている「GPT-5.6 Sol」「GPT-5.6 Luna」は、名前が似ていますがGPT-6のSol・Lunaとは別のモデルです。
  • 公式発表とヘルプに、GPT-6のSol・Lunaの国や地域の条件は書かれていません。日本のアカウントでの表示は、2026年10月1日時点で確認できていません。
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目次

Sol・Luna・Astraの違いは?GPT-6の3モデルの位置づけ

机の上のノートパソコンから、星・太陽・三日月の3つの図形へ点線が伸びているイラスト。GPT-6のAstra(星)、Sol(太陽)、Luna(月)の3つのモデルから、作業に合わせて1つを選ぶイメージ。

GPT-6には、Astra・Sol・Lunaの3つのモデルがあります。OpenAIは2026年9月3日にAstraを発表し、9月22日(米国時間)にSolとLunaを加えました。公式発表によると、SolとLunaはAstraと似た方法で学習されています。業務、事実の正確さ、コーディング、コンピューター操作でAstraが伸ばした力を、より速く安いモデルで使えるようにしたものです。

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モデル位置づけ公式発表の説明
GPT-6 Astra最上位あらゆる面で最高のモデル。最高の結果を求める場合に選ぶよう案内している
GPT-6 Sol中位難しい業務に対応でき、利用上限の引き上げとコストの低さで試行錯誤の余地が広がる
GPT-6 Luna最も安い推論レベルを高くすると、約100分の1のコストでGPT-5.6 Solと同等の正確さになる

名前はAstra(星)、Sol(太陽)、Luna(月)と天体でそろえられています。GPT-5.6にもSol・Terra・Lunaという名前のモデルがありますが、GPT-6のSolとLunaは新しい世代のモデルです。OpenAIは、GPT-5.6の同名モデルのプロモーション価格と比べて、APIの料金を50%下げたと説明しています。

GPT-6.1 Solが出たあと、GPT-6 Solはどうなった?

OpenAIは2026年9月29日に、GPT-6 Solのアップグレード版としてGPT-6.1 Solを発表しました。ChatGPTのリリースノートによると、6.1 SolはWorkとCodexでProから届け始め、Plus・Business・Enterprise・Eduへ広げていく計画です。10月1日時点の公式ヘルプ(ChatGPT Work and Codex)には、Work・Codex用のモデルとしてGPT-6.1 Sol、GPT-6 Sol、GPT-6 Lunaの3つが並んでいます。GPT-6 Solは、6.1 Solの公開後も選べるモデルとして残っています。

6.1 Solで何が良くなったか、Plusにいつ届くか、API料金がどう変わったかは、次の記事にまとめました。GPT-6 Solと6.1 Solのどちらを選ぶか迷ったときは、変更点の比較を読むと判断しやすくなります。

無料・Go・Plusでどれが使える?プラン別の使える場所

公式発表と公式ヘルプの記載を、使う場所ごとにまとめました。GPT-6.1 Solは届けている途中のため、表では別の行にしています。

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モデルChat(いつもの会話)Work・Codex無料・Go
GPT-6 Sol使えないPlus・Pro・Business・Enterprise・Edu記載なし(Lunaのみ)
GPT-6 Luna使えないPlus・Pro・Business・Enterprise・Eduデスクトップアプリで使える
GPT-6.1 Sol使えないProから順に、Plus・Business・Enterprise・Eduへ展開中記載なし
GPT-6 Astra「GPT-6 Pro」としてPro(100ドル・200ドル)・Business・EnterprisePlus(使える量は限定)・Pro・Businessなど公式ヘルプの対象プランに記載なし

Sol・Lunaの行は公式発表、6.1 Solの行はChatGPTのリリースノート、Astraの行は公式ヘルプ(ChatGPT Work and Codex、GPT-5.6 and GPT-6 Pro in ChatGPT)によります。Business・Enterprise・Eduで使えるモデルは、ワークスペースの設定しだいです。Enterprise・Eduで6.1 Solを使うには、ワークスペースのオーナーがモデルへのアクセスを有効にする必要があります。

Plusの場合

PlusではSolとLunaを、WorkとCodexで選べます。Astraも同じWorkとCodexで使えますが、Plusに含まれるAstraの量は限られていて、使い切った後は追加のクレジットで使う形です。PlusのChatでは、Astra(GPT-6 Pro)を選べません。

Workは、調べもの、資料の分析、文書や表計算・プレゼン資料の作成のように、手順の多い仕事を任せる画面です。Codexは、プログラムを書いたり直したりする画面です。公式ヘルプによると、Workはウェブ版、スマホアプリ、デスクトップアプリで使えます。ヘルプはSol・LunaをWork用のモデルと説明していますが、スマホの画面でモデルを選ぶ手順までは書いていません。

Codexは、デスクトップアプリ、Codex CLI、IDEの拡張機能、Codex webで使えます。2026年9月29日に始まったCodex Cloudを使うと、ウェブ版やスマホからもコーディングの作業を始めたり続けたりできます。Codex CloudはPlus以上が対象で、無料プランとGoには含まれません。

PlusでAstraをどのくらい使えるか、ChatでGPT-6 Proを使えるのはどのプランかは、次の記事で5時間あたりの利用目安とあわせて整理しています。

無料プラン・Goの場合

公式発表には「FreeとGoのユーザーは、デスクトップアプリでGPT-6 Lunaを利用できる」とあります。GPT-6 SolとGPT-6.1 Solは、無料プランとGoの対象に入っていません。GPT-6世代で無料プランから使えるモデルは、公式発表の範囲ではLunaだけです。

デスクトップアプリの中のWorkとCodexのどちらでLunaを使えるのかは、発表に書かれていません。公式ヘルプでは、Workは対象の有料プラン向けで、Codexは無料プランとGoを含むすべてのプランに含まれると説明されています。1つ前のGPT-5.6の世代では、無料プランとGoのCodexにGPT-5.6 Terraが割り当てられ、Workの対象に無料プランとGoは入っていません。GPT-6 Lunaも同じくCodexに出るのかは、2026年10月1日時点で確認できていません。スマホアプリやウェブ版で使えるとは書かれていないため、試すときはデスクトップアプリを使ってください。

Chatで選べないのはなぜ?いつもの会話で動いているモデル

ChatGPTには、ふだんの質問や相談に使う「Chat」と、手順の多い仕事を任せる「Work」、プログラミング用の「Codex」があります。公式ヘルプ(ChatGPT Work and Codex)は、GPT-6.1 Sol、GPT-6 Sol、GPT-6 LunaをWorkとCodexのためのモデルとし、通常の会話では使えないと書いています。公式発表も「Chatではまだ利用できない」と書くだけで、Chatへの提供時期は示していません。

2026年9月30日に更新された公式ヘルプ(GPT-5.6 and GPT-6 Pro in ChatGPT)によると、有料プランのChatでは、InstantとThinking(Medium・High・Extra High)をGPT-5.6 Solが動かしています。無料プランとGoのInstantとThinkは、GPT-5.6 Lunaです。Chatの画面に「Sol」や「Luna」と出てきても、それはGPT-5.6のモデルで、GPT-6のSol・Lunaとは別物です。

Astraは、Pro(100ドル・200ドル)・Business・EnterpriseのChatで「GPT-6 Pro」という名前で使えます。PlusのChatには入っていないので、PlusでAstraを使うならWorkかCodexを開きます。

WorkやCodexでSol・Lunaを選ぶ手順

公式ヘルプ(ChatGPT Work and Codex)の説明をもとにまとめた、デスクトップアプリでの手順です。

  1. ChatGPTのデスクトップアプリを開いてサインインします。
  2. 左上のメニューで「ChatGPT」を選び、画面上部の切り替えで「Work」を選びます。プログラミングに使う場合は、左上のメニューで「Codex」を選んでください。
  3. モデル選択を開き、「Default」か使いたいモデルを選びます。Defaultは、モデルと推論レベル(考える深さ)を1本のスライダーでまとめて調整する選び方です。モデルを個別に選ぶと、そのモデルで使える推論レベルから選べます。

選べる項目は、プランとワークスペースの設定によって変わります。Codexでは、手動で選んだモデルがそのまま使われます。Codex CLIは、スライダーを使わない方式です。

Codexを初めて使う方は、最初の設定や利用枠の考え方を先に知っておくと、モデルを選んだ後の作業で迷いにくくなります。次の記事では、無料プランで使える範囲も含めて説明しています。

モデル選択にSol・Lunaが出てこないとき

  • Chatの画面を開いていないか確かめてください。Chatでは選べないので、WorkかCodexに切り替えます。
  • デスクトップアプリを最新版にしてください。公式ヘルプは、Astraが表示されない場合にメニューの「Check for Updates」から最新版を入れるよう案内しています。Sol・Lunaで同じ操作が必要かは書かれていませんが、無料プラン・Goはデスクトップアプリでの提供なので、版が古くないかを確かめることを筆者は勧めます。
  • GPT-6.1 Solだけが見当たらない場合は、まだ自分のアカウントに届いていない可能性があります。公式ヘルプも、表示されない場合はアカウントでまだ使えない可能性があると説明しています。
  • 会社や学校のアカウントは、管理者に確認してください。Business・Enterprise・Eduで使えるモデルは、プランとワークスペースの設定、展開の状況によって決まります。

モデルを選んだ後の推論レベル(LightからUltraまでの6段階)の選び方は、Codexの推論レベルの違いと選び方にまとめています。モデルごとに選べる範囲も分かります。

Astra・Sol・Luna、どれを選べばいい?

ここからは、公式発表の位置づけと、WorkとCodexが同じ利用枠を使う仕組みをもとにした筆者の提案です。

ふだんの調べものや資料づくりは、Solから試すとよいと筆者は考えます。公式発表はSolについて、難しい業務に対応でき、利用上限の引き上げとコストの低さで試行錯誤の余地が広がると説明しています。何度も直しながら進める仕事に合わせやすいモデルです。6.1 Solが自分のアカウントに届いていれば、そちらも候補になります。

短い確認や下書きのたたき台のように回数の多い作業は、Lunaで結果が足りるかを試す価値があります。無料プランとGoで使えるGPT-6世代のモデルは、公式発表の範囲ではLunaだけです。

最良の結果がほしい仕事には、公式発表のとおりAstraを選びます。ただし公式ヘルプには、AstraはGPT-5.6 Solより速く利用枠を消費することがあると書かれています。PlusでAstraを使える量が限られている点にも注意が必要です。

WorkとCodexは、プランに含まれる同じ利用枠を使います。どれだけ使えるかは、作業の内容、入力と出力の量、推論レベル、速度の設定で変わります。Sol・Lunaの1回あたりの消費量やプラン別の目安は、2026年10月1日時点の公式資料に見つけられませんでした。

Astraで利用枠がすぐ減ってしまう場合は、モデルと推論レベルの選び方を含めた節約の方法を次の記事でまとめています。上限に達したときに取れる選択肢も分かります。

何が良くなった?OpenAIが発表した評価

公式発表で示された主な改善点です。いずれも、OpenAIが社内の評価や公開されている評価で示した数値です。

  • 事実の誤り。匿名化した実際の会話のうち、利用者が誤りを指摘したものを使った社内評価で、GPT-6 Solの誤りは前のモデルの約半分でした。発表は、この評価が誤りの起きやすい会話を集めたもので、ふだんの使い方を代表しないとも書いています。
  • 仕事の自動化。営業・マーケティング・財務・人事などのツールをまたぐ業務の評価(AutomationBench)で、推論レベルxhighのGPT-6 Solは33.2%でした。推論レベルlowのAstraの30.3%を上回っています。推論レベルhighのLunaは前のモデルより5.4ポイント高く、1タスクあたりのコストは58%低いとされています。
  • コーディング。実際のコードベースを使う評価(DeepSWE v1.1)で、推論レベルmaxのGPT-6 Solは68.8%、同じくmaxのGPT-6 Lunaは66.6%でした。
  • 答え方。Astraで改善した話し方がSolとLunaにも入り、専門用語が少なく、内容を保ったまま少し短い回答になるとされています。技術やコーディングの会話で違いが分かりやすいという説明です。

9月29日に公開されたGPT-6.1 Solは、同じDeepSWE v1.1でGPT-6 Solの最高スコアを6.4ポイント上回ったと発表されています。公式発表にはClaudeのモデルと比べた数値も載っていますが、他社モデルの結果は公開レポートから引用したものです。ClaudeのFableとOpusの違いを知りたい方は、Claude Fable 5と5.1の違い。性能・料金・使えるプランと、Opus 5との使い分けを読んでいただくと、Claude側のモデルの位置づけが分かります。

APIで使う場合の名前と料金

アプリやサービスに組み込む開発者向けのOpenAI APIでは、モデル名が「gpt-6-sol」「gpt-6-luna」です。2026年9月29日からは「gpt-6.1-sol」も使えます。公式発表の表では、GPT-5.6の同名モデルと比べて、Solは入力が4ドルから2ドル、出力が20ドルから10ドルに下がりました。Lunaは入力が0.20ドルから0.10ドル、出力が1.20ドルから0.50ドルです。

2026年10月1日にOpenAIのAPI料金ページとモデルのページで確認した標準の料金を、次の表にまとめました。単位は100万トークンあたりの米ドルで、短いコンテキストの場合です。

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モデル入力キャッシュされた入力出力
gpt-6-astra$10.00$1.00$50.00
gpt-6.1-sol$2.00$0.10$10.00
gpt-6-sol$2.00$0.20$10.00
gpt-6-luna$0.10$0.01$0.50

料金ページの主要モデルの表では、GPT-6 Solの行がgpt-6.1-solに置き換わりました。gpt-6-solの料金は、モデルのページ(GPT-6 Sol)に載っています。2つのSolは入力と出力の料金が同じです。違いはキャッシュされた入力だけで、0.20ドルから0.10ドルに下がりました。

トークンはAIが文章を処理するときの単位で、料金は入力と出力のそれぞれにかかります。「キャッシュされた入力」は、前のリクエストと同じ前半部分を再利用できたときの料金です。GPT-6 Solの発表時、OpenAIはキャッシュからの読み込みに90%の割引を適用すると説明していました。長いコンテキストやキャッシュ書き込みの料金、BatchやFlexなど処理方式ごとの料金は、料金ページで確認してください。

ChatGPTのアカウントでサインインしてCodexを使うと、ChatGPTのプランの利用枠と請求が使われます。自分のAPIキーで使う場合はAPIの料金がかかる、と公式ヘルプに書かれています。Plusなどに加入していても、APIの料金はプランに含まれません。

結局どのプランで何を試せばいい?

GPT-6のSolとLunaは、Astraの世代の力を安く使えるようにした2つのモデルで、使える場所はWorkとCodexです。PlusならWorkかCodexでSolから試し、最良の結果がほしい仕事だけAstraに切り替える使い方を筆者は勧めます。無料プランとGoなら、デスクトップアプリを最新にしてLunaが出てくるかを確かめてください。Chatの画面で探しても見つからないのは、2026年10月1日時点でChatに提供されていないためです。

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