YouTube動画をAIで要約する無料の方法。YouTubeの「Ask」・Geminiアプリ・Gemini Notebookの違いと選び方
長いYouTube動画の要点を追加料金なしでつかむGoogle公式の方法は3つ。見ている動画に質問できるYouTubeの「Ask」、動画探しから任せるGeminiアプリ、複数の動画を引用付きでまとめるGemini Notebookの条件と使い方、要約を文字起こしで確かめる手順を整理しました。

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1時間ある解説動画や講演の動画を、全部見る前に要点だけ知りたい。ブログやSNSの下調べで、何本かの動画の中身をまとめて把握したい。そんなときに、追加料金なしで使えるGoogle公式の方法は3つあります。
- いま見ている動画に質問するなら、YouTubeの「Ask」
- 動画を探して、そのまま要約してもらうなら、Geminiアプリ
- 複数の動画や資料をまとめて、引用付きで確かめるなら、Gemini Notebook
3つとも、公式ヘルプで日本が対応国に含まれています。この記事では、それぞれの条件と使い方、要約が合っているかを確かめる方法をまとめます。
情報確認日:2026年9月15日。YouTubeとGoogleの公式ヘルプ(英語版)をもとにした解説で、実際に試した検証ではありません。画面の表記は英語版ヘルプのもので、日本語表示では異なる場合があります。
3つの方法は何が違う?
項目 | YouTubeの「Ask」 | Geminiアプリ | Gemini Notebook |
|---|---|---|---|
使う場所 | YouTubeの再生画面(スマホアプリ、パソコンのブラウザ、テレビなど) | gemini.google.com、Geminiのスマホアプリ | notebook.google(ブラウザ)、スマホアプリ |
向いている使い方 | 見ている動画について質問する | 動画を探してもらい、要約や質問をする | 複数の動画や資料を集め、引用を確かめながら質問する |
対象の動画 | 一部の動画だけに表示される | YouTubeの公開情報 | 字幕(投稿者が付けたものか自動字幕)がある公開動画 |
主な条件 | ログイン、13歳以上(国により異なる) | ログイン、Keep Activityをオン | 個人のGoogleアカウント、同意年齢以上、年齢確認 |
日本語 | 対応言語に日本語あり | Geminiアプリは日本語に対応(YouTube機能ごとの言語の記載はなし) | 対応言語に日本語あり(取り込める動画の言語の一覧は記載なし) |
見ている動画に質問するならYouTubeの「Ask」
YouTubeの再生画面から、見ている動画についてAIに質問できる機能です。表示される質問の候補を選ぶか、「この動画のポイントは?」のような質問を自分で入力します(入力例は筆者によるもので、試した結果ではありません)。Androidアプリ、iPhoneアプリ、パソコンのブラウザ、スマートテレビで使えます。

- YouTubeにログインした状態で動画を開きます。
- 動画の下にある「Ask」ボタンを選びます。
- 表示された質問の候補を選ぶか、自分で質問を入力します。
- すべての動画に表示されるわけではありません。対応する国・言語でも、表示されるのは一部の動画です。
- 保護者が管理する子ども向けのアカウントとYouTube Kidsアプリでは使えません。
- 回答はYouTubeとウェブの情報をもとにAIが作るもので、不正確な場合があります。
- Googleアカウントにひも付いた会話は45日後に自動で削除されます。ただし品質改善のため、アカウントから切り離したうえで人が会話を読むことがあり、その会話は最大3年保存されます。人に見られたくない情報は入力しないでください。
動画を探して要約までならGeminiアプリ
Geminiアプリは、YouTubeの公開情報を使って動画・再生リスト・チャンネルを探し、その内容について答えられます。見たい動画がまだ決まっていないときに、探すところから任せられるのが特徴です。Geminiアプリ自体は、個人のGoogleアカウントで13歳以上(国により異なる)なら使え、日本と日本語に対応しています。
- Geminiのスマホアプリを開くか、ブラウザで gemini.google.com を開き、ログインします。
- 「〇〇のやり方を解説している動画を探して」のように、動画を探すよう頼みます。
- 続けて「最初の動画を要約して」のように、見つかった動画について質問します。
この機能を使うには、Geminiアプリの「Keep Activity(アクティビティを保存する設定)」をオンにしておく必要があります。オフのままでは使えません。また、次のことはできません。
- Gemini Live(音声で話す機能)やGoogleメッセージの中のGeminiでは使えない
- 視聴履歴・高く評価した動画・保存した再生リスト・登録チャンネルの一覧をすべて出す
- 動画を再生リストに保存する、コメントするなど、YouTube側の操作をする
なお、YouTubeにない手元の動画ファイルなら、Geminiアプリにアップロードして要約を頼めます。1本2GBまでで、動画の長さは合計5分までです(Google AI ProかUltraにすると合計1時間まで)。
複数の動画や資料をまとめるならGemini Notebook
Gemini Notebook(旧NotebookLM)は、YouTube動画のURLを「ソース(資料)」として取り込み、その内容だけをもとに答えるサービスです。回答に引用が付き、動画のどの発言にもとづく答えかを確かめられます。同じノートブックに複数の動画やPDF、ウェブページを入れて、まとめて質問できるのが他の2つとの違いです。
- Gemini Notebook(notebook.google)を開いてログインし、新しいノートブックを作ります。
- ソースの追加でYouTube動画のURLを貼り付けます。
- チャット欄で「この動画の要点を箇条書きで」「3本の動画で意見が分かれている点は?」のように質問します(質問例は筆者によるもので、試した結果ではありません)。
取り込まれるのは動画の映像ではなく、字幕の文字起こし(テキスト)だけです。そのため、次のような動画は取り込めません。
- 公開されていない動画、字幕(投稿者が付けたものか自動字幕)がない動画
- 話し声が入っていない動画
- 投稿から72時間たっていない動画(取り込めない場合がある)
- 動画の言語に対応していない場合、安全でない可能性がある場合
動画の長さに上限はありませんが、字幕が50万語を超えると取り込めません。取り込んだ動画が削除されたり非公開になったりすると、30日以内にノートブックからも自動で削除されます。無料で入れられるソースは1つのノートブックにつき50件までで、2026年9月2日からは利用上限が5時間ごとに回復する仕組みに順次切り替わっています。
AIの要約は文字起こしで確かめる
どの方法でも、AIの要約には誤りが混じることがあります。YouTubeの公式ヘルプも、Askの回答は品質や正確さが一定ではないと注意しています。大事な数字や手順を使う前に、YouTubeの文字起こしで元の発言を確かめる方法を筆者はすすめます。文字起こしの表示と、行を選んでその場面へ移る操作は、YouTubeヘルプに記載されています。
- 字幕がある動画を開き、説明欄の「Show transcript(文字起こしを表示)」を選びます。
- 要約に出てきた内容を、文字起こしを読みながら探します。
- 該当する行を選ぶと、動画のその場面から再生されるので、前後の文脈も含めて確認します。
要約で当たりをつけ、必要な場面だけ文字起こしと動画で確かめる、という順番にすると、全部を見る時間をかけずに内容の取り違えを減らせます(筆者の提案)。
結局どれを使えばいい?
公式ヘルプに書かれた違いをもとにした、筆者の見方です。
こんなとき | 向いている方法 |
|---|---|
いま見ている動画の要点だけ知りたい、途中の話を聞き返したい | YouTubeの「Ask」(ボタンが出ない動画ではほかの方法) |
テーマは決まっているが、どの動画を見ればいいか分からない | Geminiアプリ |
複数の動画を見比べたい、PDFやウェブ記事と合わせて調べたい、答えの根拠を引用で確かめたい | Gemini Notebook |
自分で撮った短い動画ファイルの内容をまとめたい | Geminiアプリへのアップロード |
参考にした公式ヘルプ:Learn more about Ask YouTube on the watch page、View video transcripts(YouTubeヘルプ)、Find & ask about YouTube content in Gemini Apps、Upload & analyze files in Gemini Apps(Geminiアプリヘルプ)、Add or discover new sources for your notebook(Gemini Notebookヘルプ)。
Gemini Notebookを本格的に使う前に、NotebookLMから何が変わったか、無料で使える条件と9月からの利用上限を確認したい方は次の記事へ。

NotebookLMは2026年7月16日にGemini Notebookへ改名した同じサービスです。Geminiアプリとの同期、無料・日本語で使える条件、9月2日から5時間ごとに回復する利用上限とプラン別の違い、最初のノートブックの作り方を公式ヘルプで整理しました。
会議や講義の録音も要約したいなら
ここまでの方法は、主にYouTubeの動画を要約するためのものです。自分で録った会議や講義、取材の音声を文字にして要約したい場合は、Nottaのような文字起こし専用ツールが候補になります。Nottaは音声・動画ファイルの取り込みやWeb会議の文字起こしに対応していて、無料のフリープランでもAI要約を試せます。ただし、フリープランには1回に文字起こしできる長さの上限があります。
Nottaの料金をまとめた次の記事を読んでいただくと、無料で文字起こしできる長さと、長い録音を通しで文字にするのに必要なプランが分かります。

Nottaのフリーは月120分・1回3分まで、プレミアムは年払い14,220円(税込)で月1,800分・1回5時間までです。フリー・プレミアム・ビジネスの料金と機能の違い、時間の数え方、学割、3日間トライアルの注意、解約手順と解約後のデータの扱いまでまとめました。
ZoomやGoogle Meetの会議をそのまま文字起こししたい方は、Nottaの使い方(Zoom・Google Meetの文字起こし手順)を読んでいただくと、会議にNottaを参加させる手順と、無料で試せる範囲が分かります。


