Difyの料金。クラウド版とセルフホストはどちらが安い?プラン別の上限と、自分のサーバーで動かす費用

左に「Difyの料金」「クラウドとセルフホスト」の見出しと「プラン別の上限とサーバー代を比較」の帯、右に雲のアイコンとつながったノートパソコン、机の横に置かれた小さなサーバー機、天びんのイラスト。Difyのクラウド版とセルフホストの費用を比べる記事のサムネイル。画像内の文字:Difyの料金 クラウドとセルフホスト プラン別の上限とサーバー代を比較

PR|この記事にはアフィリエイト広告(A8.net)が含まれます。

Difyで社内向けのチャットボットや業務の自動化を作ろうとすると、「無料のままでどこまで作れるのか」「有料プランは月いくらか」「自分のサーバーで動かせば安くなるのか」で迷います。クラウド版の料金は米ドル表示で、セルフホストはソフトが無料でもサーバー代がかかるため、単純に比べにくいところです。

Difyのクラウド版(Dify Cloud)は、無料のSandboxと、月$59のProfessional、月$159のTeamがあります(年払いはそれぞれ年$590・年$1,590、いずれも税別)。セルフホスト用のCommunity Editionはソフト自体が無料で、かかるのはメモリ4GB以上のサーバー代です。どちらを選んでも、ChatGPTやClaudeなどのモデルを動かすAPI利用料は別にかかります。一人で試す・小さく使うならクラウド版の無料プランで足り、有料のProfessionalと比べるときに初めて、セルフホストのサーバー代と手間が比較の対象になります。

情報確認日:2026年9月24日(料金と条件は変わりやすいため、申し込む前に各社の公式ページで確認してください)

Difyの公式料金ページ・公式ドキュメント・ライセンス、XServer VPSとXServer VPS クラウドの公式料金ページをもとにまとめた解説です。

先に押さえる条件
  • Dify Cloudの料金は米ドル表示で、税金は含まれていません(公式ページに「決済時に税金が加算される場合がある」とあります)。この記事では円に換算していません。
  • LLM(大規模言語モデル)のAPI利用料は、クラウド版でもセルフホストでも別にかかります。クラウド版は付属のクレジットを使い切ったら、自分のAPIキーに切り替えます。
  • XServer VPSは、2026年9月17日から全プランで新規の申込みを一時停止しています(再開は2026年11月中の予定と公式に案内されています)。いま新しくサーバーを借りる場合の選択肢は、後半で説明します。
DMM 生成AI CAMP 学び放題の広告バナー

PR 生成AIを仕事で使う力をまとめて学ぶなら、DMM 生成AI CAMP 学び放題(職種別11コースが月額14,800円(税込16,280円)で学び放題)。先に仕組み・料金・解約条件の解説を読むこともできます。

目次

Difyのクラウド版とセルフホストは何が違う?

左に小さなアプリの画面が浮かぶ雲、右に工具と盾が添えられた小型のサーバー、その間を硬貨を通る点線が結ぶイラスト。クラウド版は運営元のサーバーで動き、セルフホストは自分のサーバーで管理も自分で行う、という違いを表している。

Difyは、チャットボットやワークフロー(処理の流れ)を画面上で組み立てて、AIアプリを作るためのツールです。使い方は大きく2つに分かれます。

  • クラウド版(Dify Cloud):Difyの運営元がサーバーを用意し、アカウントを作ればブラウザからすぐ使えます。料金はプランごとの定額で、アプリ数やナレッジ(AIに読ませる資料)の量などにプランごとの上限があります。
  • セルフホスト(Community Edition):公開されているソースコードを、自分のパソコンやレンタルサーバー(VPS)にDockerで入れて動かします。ソフトは無料ですが、サーバーの用意、更新、バックアップ、セキュリティ対策は自分で行います。

このほか、大企業向けに個別見積もりのEnterprise(商用ライセンス、SSO、複数ワークスペースの管理、公式サポートなど)がありますが、個人や小さなチームが比べるのは、ほとんどの場合クラウド版とCommunity Editionです。

クラウド版の料金プランと上限は?

Dify Cloudのプランは3つです。料金はワークスペース(チームの作業場所)1つあたりで、年払いにすると公式の表示で17%安くなります。

スクロールできます
項目SandboxProfessionalTeam
料金(税別)無料月$59(年払いは年$590)月$159(年払いは年$1,590)
メッセージクレジット合計200(毎月の補充なし)毎月5,000毎月10,000
メンバー1人3人50人
アプリ5個50個200個
ナレッジの文書数505001,000
ナレッジの保存容量50MB5GB20GB
ナレッジへの操作1分あたり10回1分あたり100回1分あたり1,000回
トリガーイベント3,000毎月20,000無制限
ログの保存期間30日無制限無制限
Dify APIの呼び出し月5,000回まで制限なし制限なし
Dify公式の料金ページ(2026年9月24日確認)をもとに作成。トリガーイベントは、プラグイン・スケジュール・Webhookでワークフローを自動で始めた回数です。

Sandboxは公式に「Difyの主な機能を試すためのプラン」と書かれています。アプリ5個とナレッジ50MBの範囲なら、自分専用のチャットボットを作って動きを確かめるには足ります。一方で、ログは30日で消えます。ナレッジへの操作も1分あたり10回までで、公式ページには「1分間にヒットテストを10回続けて行うと、次の1分間はナレッジの作成・削除・更新や文書の追加・変更が一時的に制限される」という例が示されているため、毎日の業務で使い続けるには窮屈です。

メッセージクレジットとは?使い切ったらどうなる?

メッセージクレジットは、OpenAI・Anthropic・Gemini・xAI・Tongyiのモデルを、自分のAPIキーなしで試すための枠です。Difyのドキュメントでは、モデルの呼び出し1回(入力1つと出力1つ)を1回の応答と数え、1回で消費するクレジット数はモデルごとに違い、大きなモデルほど多く消費すると説明されています。

クレジットを使い切ったら、各社のAPIキーを登録して使い続けます。APIキーとクレジットは併用でき、どちらを先に使うかをモデルの提供元ごとに設定できます。APIキーで使った分は、Difyではなく、そのモデルの提供元のアカウントに請求されます。

学生・教職員はProfessionalを無料で使える

Difyには「Dify for Education」という教育向けの制度があり、認証を受けた人は年払いのProfessionalを無料で使えます。条件と中身は次のとおりです。

  • 対象:18歳以上で、教育機関に在籍している学生、またはそこで働く教員・職員。Difyのアカウントを、学校が発行した在籍者向けのメールアドレスで作っていること(個人のメールや卒業生用のアドレスでは申請できません)。
  • 中身:Professionalの機能と上限をすべて使えますが、メッセージクレジットだけはSandboxと同じ合計200(毎月の補充なし)です。使い切った後は自分のAPIキーでモデルを使います。
  • 条件を満たしても必ず承認されるわけではなく、Difyは在籍の証明を求める場合があります。

セルフホストにかかる費用は?ソフトは無料、サーバー代は自分持ち

Community Editionは、公開リポジトリで配布されている主な機能をすべて無料で使えるセルフホスト版です。料金ページでは「単一のワークスペース」と書かれています。クラウド版のメッセージクレジットは付かないため、最初からモデルの提供元のAPIキーを登録して使います。

サーバーに必要なスペック

Dify公式のDocker Composeの手順では、最低条件としてCPU 2コア以上、メモリ4GiB以上が挙げられています。LinuxならDocker 19.03以上とDocker Compose 2.24.0以上が必要です。Macで動かす場合は、Docker Desktopに2 vCPU以上・メモリ8GiB以上を割り当てるよう案内されています。

起動すると、APIやWeb画面のほか、データベース、Redis、ベクトルデータベースなど十数個のコンテナが動きます。メモリ2GBの小さなVPSでは最低条件に届かないため、レンタルするならメモリ4GB以上のプランが目安です。

サーバー代の目安(XServer系の例)

国内のVPSの例として、XServerが運営する2つのサービスのメモリ4GBプランを並べます。どちらも税込の表示です。

スクロールできます
サービス(メモリ4GB)1か月契約12か月契約(月あたり)新規申込み
XServer VPS(4コア、NVMe SSD 150GB)月2,640円月2,200円(36か月契約は月2,035円)2026年9月17日から一時停止中(11月中に再開予定)
XServer VPS クラウド(4コア、NVMe SSD 50GB)月2,480円月2,068円受付中
各社の公式料金ページ(2026年9月24日確認)をもとに作成。XServer VPSは契約期間分を一括で前払いし、表の「月」は1か月あたりに換算した金額です。

XServer VPSには、申込み時に選ぶとDifyが自動で入る「アプリイメージ」があり、メモリ4GB以上のプランで使えます(ただし、2026年9月24日時点では新規の申込みを一時停止しています。詳しくは後述します)。XServer VPS クラウドにはDify専用の初期設定はありませんが、Dockerを自動で入れる「セットアップスクリプト」が用意されているので、その上にDify公式の手順で入れる形になります。他社のVPSでも、上の最低条件とDockerの要件を満たせば、同じ公式手順で動かせます。

ライセンスで気をつけること

DifyはApache License 2.0に独自の条件を加えたライセンスで公開されています。ライセンス本文では、他のアプリのバックエンドや企業のアプリ開発基盤としての商用利用を認めたうえで、次の2つに当てはまる場合は運営元から商用ライセンスを受ける必要があるとしています。

  • マルチテナントでの運用:書面での許可なく、Difyのソースコードで複数のテナント(Difyでは1テナント=1ワークスペース)を提供する環境を運用すること。
  • ロゴと著作権表示:Difyの画面(フロントエンド)を使う場合に、管理画面やアプリのロゴ・著作権表示を消したり変えたりすること。

なお、料金ページではCommunity Editionが「オープンソースの愛好家、個人の開発者、非商用のプロジェクト向け」と紹介されています。自分の会社の業務で使う、作ったアプリを顧客に提供するといった場面で判断に迷う場合は、ライセンス本文を読み、必要ならDifyに問い合わせてください。この記事の説明は法的な助言ではありません。

LLMのAPI利用料はどちらでも別にかかる

Difyの料金は「アプリを作って動かす場所」の料金で、文章を生成するモデル自体の料金は含まれていません。ここを見落とすと、セルフホストにすれば全部無料になるように見えてしまいます。

スクロールできます
使い方モデルの料金の払い方支払先
クラウド版でクレジットを使うプランに付くメッセージクレジットの範囲で使う(Sandboxは合計200、Professionalは毎月5,000)Difyの料金に含まれる
クラウド版で自分のAPIキーを使う使った分だけ、モデルの提供元の料金表どおりに払うOpenAI・Anthropicなど各社
セルフホスト最初から自分のAPIキーを登録し、使った分だけ払うOpenAI・Anthropicなど各社

APIの料金は、モデルの種類と、送った文章・返ってきた文章の量で決まるため、使い方によって大きく変わります。どのモデルを使うかが決まったら、その提供元の料金表で確認してください。APIの従量課金と、ChatGPTやClaudeの月額プランとの違いは、Claude Codeの料金を解説した記事の「Pro・Max・APIの違い」を読んでいただくと、イメージがつかみやすくなります。

結局どちらが安い?使い方別の比べ方

API利用料はどちらを選んでも同じようにかかるので、比べるのは「Difyのプラン料金」と「サーバー代+自分で管理する手間」です。

スクロールできます
使い方クラウド版セルフホスト
一人で試す・学ぶSandboxで0円(学生・教職員は教育向けの制度も)サーバー代がかかる(自分のパソコンで動かすなら0円)
一人〜3人で毎日使うProfessionalで月$59(年払いは年$590)メモリ4GBのVPSで月2,000円台(上の表の例)+管理の手間
4人以上のチームで使うTeamで月$159(年払いは年$1,590)、50人までメモリの大きいプランが必要になる場合がある+管理の手間
いずれもモデルのAPI利用料は別。クラウド版は米ドル・税別、VPSは円・税込の表示です。

筆者の見方では、試す段階ならクラウド版の無料プラン一択です。サーバーを借りる費用も手間もかからず、アプリ5個の範囲で使い勝手を確かめられます。Professionalが必要になったときに初めて、月$59と「月2,000円台のサーバー代+自分で更新・バックアップする時間」を比べる価値が出てきます。

金額だけならセルフホストのほうが安く見えますが、Difyの公式ドキュメントでは、アップグレードの手順がリリースごとに異なる場合があるため、対象バージョンのガイドを確認するよう案内されています。更新やトラブル対応を自分で引き受けられるかどうかも、費用の一部として考えてください。

クラウド版で足りる人・セルフホストが向く人

クラウド版で足りる人

  • Difyを初めて使う、まず自分用のチャットボットを1〜2個作ってみたい
  • サーバーの設定やDockerを触ったことがない、触る時間を取りたくない
  • アプリ5個・ナレッジ50MB・ログ30日の範囲で足りる(足りなくなったらProfessionalを検討する)
  • 学生や教職員で、学校のメールアドレスを持っている(教育向けの制度の対象になりうる)

セルフホストが向く人

  • データを自分の管理するサーバーに置きたい(Difyの教育向けページでは、クラウド版のデータは米国のサーバーに保存されると案内されています)
  • Professionalのアプリ数やナレッジの容量では足りない、または月$59を払い続けるより自分で管理したい
  • Linuxのサーバー操作やDockerの基本がわかり、更新・バックアップ・セキュリティ対策を自分で続けられる
  • ライセンスの条件(マルチテナントで提供しない、ロゴと著作権表示を消さない)に収まる使い方をする

セルフホストするサーバーは?XServer VPSは新規受付を一時停止中

XServer VPSは、申込み時に「Dify」のアプリイメージを選ぶと、サーバーの構築とSSL(https化)の設定まで自動で行われるのが特長です。ただし、2026年9月17日から全プランで新規の申込みを一時停止しています。公式のお知らせによると、理由はサーバー機器の調達コストの高騰と在庫のひっ迫で、新規受付は2026年11月中の再開を予定しています。すでにXServer VPSを契約している人は、停止中も追加で申し込めます。XServer VPSの支払いは契約期間分の一括前払いで、長い契約ほど月あたりは安くなりますが、途中でやめても前払い分は戻らない前提で考えてください。受付状況は公式のお知らせで確認できます。

いま新しくサーバーを用意する場合、XServerは2026年8月31日に始まった「XServer VPS クラウド」を案内しています。

DifyをXServer VPSのアプリイメージで入れる手順と、必要なメモリを知りたい方は、次の記事で確認できます。

OpenClaw・Difyを動かすVPS(XServer VPS・XServer VPS クラウド・ConoHa VPS・さくらのVPS)の料金とアプリの自動インストールの違いを知りたい方は、次の記事で確認できます。

Difyをセルフホストするサーバーをいま借りたい人へ(PR)

XServer VPS クラウドには、Difyを自動で入れるアプリイメージやセットアップスクリプトはありません。Dockerを入れるセットアップスクリプトを使い、その上にDify公式の手順(Docker Compose)でDifyを自分で入れる形です。

  • メモリは4GB以上を選びます(Dify公式の最低条件はCPU 2コア以上・メモリ4GiB以上)。メモリ4GB(4コア・ストレージ50GB)は、1か月契約で月2,480円、12か月契約で月2,068円(どちらも税込)
  • 契約期間は1か月か12か月から選びます。代金の支払い後は申込みをキャンセルできないと公式に案内されています
  • 2026年10月26日17時までの申込みは、初回の契約の利用期間が3か月延長されるキャンペーンの対象です(1か月・12か月契約のVPSが対象。支払い後の返金は不可)
  • サーバー代とは別に、モデルのAPI利用料がかかります

料金・条件は2026年9月24日に公式サイトで確認した内容です。申込み前に最新の表示を確認してください。

申し込む前に確認すること

  1. まずクラウド版のSandboxで、作りたいアプリが形になるか試す。
  2. 使うモデルを決め、その提供元のAPI料金を確認する(クラウド版のクレジットを使い切った後、またはセルフホストでは最初から必要)。
  3. アプリ数・ナレッジの容量・メンバー数のどれが足りなくなったかを見て、ProfessionalかTeamかを選ぶ。
  4. セルフホストを選ぶなら、メモリ4GB以上のサーバーと、更新・バックアップの担当を決める。業務や顧客向けに使う場合はライセンスの条件も確認する。

あわせて読みたい記事

Difyに自分のAPIキーを登録すると、使った分だけ課金される形になります。APIキーの発行から最初の呼び出しまでの流れと、入力と出力で料金がどう決まるかは、Jevの始め方を解説した記事を読んでいただくと、別のサービスの例ですが具体的にわかります。

サーバーで動かすAIツールをもっと広く知りたい場合は、次の記事で、料金プランとAPIの違いを整理しています。

参考にした公式資料

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次