Difyの料金はいくら?クラウド版(無料・月$59・月$159)とセルフホストの費用、プラン別の上限を比較

左に「Difyの料金」「クラウドとセルフホスト」の見出しと「プラン別の上限とサーバー代を比較」の帯、右に雲のアイコンとつながったノートパソコン、机の横に置かれた小さなサーバー機、天びんのイラスト。Difyのクラウド版とセルフホストの費用を比べる記事のサムネイル。画像内の文字:Difyの料金 クラウドとセルフホスト プラン別の上限とサーバー代を比較

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Difyで社内向けのチャットボットや業務の自動化を作ろうとすると、無料のままでどこまで作れるか、有料プランは月いくらか、自分のサーバーで動かせば安くなるかで迷います。クラウド版の料金は米ドル表示です。セルフホストはソフトが無料でもサーバー代がかかるため、単純には比べられません。

Difyのクラウド版(Dify Cloud)には、無料のSandbox、月$59のProfessional、月$159のTeamがあります。年払いはそれぞれ年$590と年$1,590で、いずれも税別です。セルフホスト用のCommunity Editionはソフト自体が無料で、かかるのはメモリ4GB以上のサーバー代です。どちらを選んでも、ChatGPTやClaudeなどのモデルを動かすAPI利用料は別にかかります。

一人で試す、小さく使うという段階なら、クラウド版の無料プランで足ります。セルフホストのサーバー代と手間を比べる必要が出てくるのは、有料のProfessionalを検討する段階からです。

情報確認日:2026年10月1日(料金と条件は変わるため、申し込む前に各社の公式ページで確認してください)

Difyの公式料金ページ・公式ドキュメント・ライセンスと、XServer VPSとXServer VPS クラウドの公式料金ページをもとにまとめた解説です。

先に押さえる条件
  • Dify Cloudの料金は米ドル表示で、税金は含まれていません。公式ページには、決済時に税金が加算される場合があると書かれています。この記事では円に換算していません。
  • LLM(大規模言語モデル)のAPI利用料は、クラウド版でもセルフホストでも別にかかります。クラウド版では、付属のクレジットを使い切ったら自分のAPIキーに切り替えます。
  • XServer VPSは2026年9月17日から全プランの新規申込みを一時停止しており、2026年10月1日時点でも再開していません。公式の案内では再開は2026年11月中の予定です。いま新しくサーバーを借りる場合の選択肢は、後半で説明します。
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目次

Difyのクラウド版とセルフホストは何が違う?

左に小さなアプリの画面が浮かぶ雲、右に工具と盾が添えられた小型のサーバー、その間を硬貨を通る点線が結ぶイラスト。クラウド版は運営元のサーバーで動き、セルフホストは自分のサーバーで管理も自分で行う、という違いを表している。

Difyは、チャットボットや処理の流れ(ワークフロー)を画面上で組み立てて、AIアプリを作るためのツールです。使い方は大きく2つに分かれます。

クラウド版(Dify Cloud)では、Difyの運営元がサーバーを用意します。アカウントを作ればブラウザからすぐ使え、料金はプランごとの定額です。アプリ数や、AIに読ませる資料であるナレッジの量には、プランごとの上限があります。

セルフホスト(Community Edition)は、公開されているソースコードを自分のパソコンやVPSにDockerで入れて動かす方法です。ソフトは無料ですが、サーバーの用意、更新、バックアップ、セキュリティ対策は自分で行います。

このほか大企業向けに、個別見積もりのEnterpriseがあります。商用ライセンス、SSO、複数ワークスペースの管理、公式のサポートなどが含まれるプランです。個人や小さなチームが比べる対象は、ほとんどの場合クラウド版とCommunity Editionになります。

クラウド版の料金プランと上限は?

Dify Cloudのプランは3つです。料金はチームの作業場所であるワークスペース1つあたりにかかり、年払いにすると公式の表示で17%安くなります。

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項目SandboxProfessionalTeam
料金(税別)無料月$59(年払いは年$590)月$159(年払いは年$1,590)
メッセージクレジット合計200(毎月の補充なし)毎月5,000毎月10,000
メンバー1人3人50人
アプリ5個50個200個
ナレッジの文書数505001,000
ナレッジの保存容量50MB5GB20GB
ナレッジへの操作1分あたり10回1分あたり100回1分あたり1,000回
トリガーイベント3,000毎月20,000無制限
ログの保存期間30日無制限無制限
Dify APIの呼び出し月5,000回まで制限なし制限なし
Dify公式の料金ページ(2026年10月1日確認)をもとに作成。トリガーイベントは、プラグイン・スケジュール・Webhookでワークフローを自動で始めた回数です。

Sandboxは、公式に「Difyの主な機能を試すためのプラン」と書かれています。アプリ5個とナレッジ50MBの範囲なら、自分専用のチャットボットを作って動きを確かめるには足ります。ただし、ログは30日で消え、ナレッジへの操作は1分あたり10回までです。公式ページは、1分間にヒットテストを10回続けると、次の1分間はナレッジの作成・削除・更新や文書の追加・変更が一時的に制限される例を示しています。毎日の業務で使い続けるには窮屈な枠です。

メッセージクレジットとは?使い切ったらどうなる?

メッセージクレジットは、OpenAI・Anthropic・Gemini・xAI・Tongyiのモデルを、自分のAPIキーなしで試すための枠です。Difyのドキュメントでは「AI credits」と呼ばれています。ドキュメントによると、モデルの呼び出し1回(入力1つと出力1つ)が1回の応答として数えられます。1回で消費するクレジット数はモデルごとに違い、大きなモデルほど多くなる仕組みです。

クレジットを使い切ったら、各社のAPIキーを登録して使い続けます。APIキーとクレジットは併用でき、どちらを先に使うかをモデルの提供元ごとに設定できます。APIキーで使った分の料金の請求先は、そのモデルの提供元のアカウントです。

学生・教職員はProfessionalを無料で使える

Difyには「Dify for Education」という教育向けの制度があり、認証を受けた人は年払いのProfessionalを無料で使えます。

対象は、18歳以上で教育機関に在籍している学生と、そこで働く教員・職員です。Difyのアカウントは、学校が在籍者に発行したメールアドレスで作っている必要があります。個人のメールアドレスや卒業生用のアドレスでは申請できません。

認証を受けると、Professionalの機能と上限をすべて使えます。例外はメッセージクレジットで、Sandboxと同じ合計200(毎月の補充なし)です。使い切った後は、自分のAPIキーでモデルを使います。公式ページによると、条件を満たしても承認されない場合があり、在籍や在職の証明を求められることもあります。

セルフホストにかかる費用は?ソフトは無料、サーバー代は自分持ち

Community Editionは、公開リポジトリで配布されている主な機能をすべて無料で使えるセルフホスト版です。料金ページには「単一のワークスペース」と書かれています。クラウド版のメッセージクレジットは付かないため、最初からモデルの提供元のAPIキーを登録して使う前提です。

サーバーに必要なスペック

Dify公式のDocker Composeの手順では、最低条件としてCPU 2コア以上、メモリ4GiB以上が挙げられています。LinuxならDocker 19.03以上とDocker Compose 2.24.0以上が必要です。Macで動かす場合は、Docker Desktopに2 vCPU以上・メモリ8GiB以上を割り当てるよう案内されています。

起動すると、APIやWeb画面のほか、データベース、Redis、ベクトルデータベースなど十数個のコンテナが動きます。メモリ2GBの小さなVPSは最低条件に届きません。VPSを借りるなら、メモリ4GB以上のプランが目安です。

サーバー代の目安(XServer系の例)

国内のVPSの例として、XServerが運営する2つのサービスのメモリ4GBプランを並べました。どちらも税込の表示です。

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サービス(メモリ4GB)1か月契約12か月契約(月あたり)新規申込み
XServer VPS(4コア、NVMe SSD 150GB)月2,640円月2,200円(36か月契約は月2,035円)2026年9月17日から一時停止中(2026年10月1日時点で再開の案内なし。11月中に再開予定)
XServer VPS クラウド(4コア、NVMe SSD 50GB)月2,480円月2,068円受付中
各社の公式料金ページ(2026年10月1日確認)をもとに作成。XServer VPSは契約期間分を一括で前払いし、表の「月」は1か月あたりに換算した金額です。

XServer VPSには、申込み時に選ぶとDifyが自動で入る「アプリイメージ」があり、メモリ4GB以上のプランで使えます。ただし2026年10月1日時点では新規の申込みを止めています。XServer VPS クラウドにはDify専用の初期設定はありません。Dockerを自動で入れる「セットアップスクリプト」があるので、その上にDify公式の手順で入れる形です。他社のVPSでも、上の最低条件とDockerの要件を満たせば、同じ公式手順で動かせます。

ライセンスで気をつけること

Difyのライセンスは、Apache License 2.0に独自の条件を加えたものです。ライセンス本文は、ほかのアプリのバックエンドや企業のアプリ開発基盤としての商用利用を認めています。そのうえで、次の2つに当てはまる場合は運営元から商用ライセンスを受ける必要があるとしています。

  • マルチテナントでの運用:書面での許可なく、Difyのソースコードで複数のテナントを提供する環境を運用すること。Difyでは1テナントが1ワークスペースにあたります。
  • ロゴと著作権表示:Difyの画面(フロントエンド)を使う場合に、管理画面やアプリのロゴ・著作権表示を消したり変えたりすること。

料金ページでのCommunity Editionの紹介は「オープンソースの愛好家、個人の開発者、非商用のプロジェクト向け」です。自分の会社の業務で使う場合や、作ったアプリを顧客に提供する場合に判断に迷うなら、ライセンス本文を読み、必要に応じてDifyに問い合わせてください。この節はライセンス本文の要点をまとめたもので、個別の判断は本文と運営元の回答が基準になります。

LLMのAPI利用料はどちらでも別にかかる

Difyの料金は、アプリを作って動かす場所の料金です。文章を生成するモデル自体の料金は含まれていません。この点を見落とすと、セルフホストにすればすべて無料になるように見えてしまいます。

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使い方モデルの料金の払い方支払先
クラウド版でクレジットを使うプランに付くメッセージクレジットの範囲で使う(Sandboxは合計200、Professionalは毎月5,000)Difyの料金に含まれる
クラウド版で自分のAPIキーを使う使った分だけ、モデルの提供元の料金表どおりに払うOpenAI・Anthropicなど各社
セルフホスト最初から自分のAPIキーを登録し、使った分だけ払うOpenAI・Anthropicなど各社

APIの料金は、モデルの種類と、送った文章・返ってきた文章の量で決まるため、使い方によって大きく変わります。使うモデルが決まったら、その提供元の料金表で確認してください。APIの従量課金と、ChatGPTやClaudeの月額プランとの違いは、Claude Codeの料金を解説した記事の「Pro・Max・APIの違い」を読んでいただくとイメージがつかめます。

結局どちらが安い?使い方別の比べ方

API利用料はどちらを選んでも同じようにかかります。比べる対象は、Difyのプラン料金と、サーバー代に自分で管理する手間を加えたものです。

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使い方クラウド版セルフホスト
一人で試す・学ぶSandboxで0円(学生・教職員は教育向けの制度も)サーバー代がかかる(自分のパソコンで動かすなら0円)
一人〜3人で毎日使うProfessionalで月$59(年払いは年$590)メモリ4GBのVPSで月2,000円台(上の表の例)+管理の手間
4人以上のチームで使うTeamで月$159(年払いは年$1,590)、50人までメモリの大きいプランが必要になる場合がある+管理の手間
いずれもモデルのAPI利用料は別。クラウド版は米ドル・税別、VPSは円・税込の表示です。

筆者の見方では、試す段階ならクラウド版の無料プランで十分です。サーバーを借りる費用も手間もかからず、アプリ5個の範囲で使い勝手を確かめられます。Professionalが必要になった段階で、月$59と「月2,000円台のサーバー代+自分で更新・バックアップする時間」を比べるのが自然な順序です。

金額だけを見ると、セルフホストのほうが安く見えるはずです。一方で、Difyの公式ドキュメントは、アップグレードの手順がリリースによって異なる場合があるとして、対象バージョンのアップグレードガイドを確認するよう案内しています。リリースによっては、Difyの動作に必要なサービスが追加されることもあります。更新やトラブル対応を自分で引き受けられるかも、費用の一部として考えてください。

クラウド版で足りる人・セルフホストが向く人

クラウド版で足りる人

  • Difyを初めて使い、まず自分用のチャットボットを1〜2個作ってみたい
  • サーバーの設定やDockerを触ったことがない、または触る時間を取りたくない
  • アプリ5個・ナレッジ50MB・ログ30日の範囲で足りる(足りなくなったらProfessionalを検討する)
  • 学生や教職員で、学校のメールアドレスを持っている(教育向けの制度の対象になりうる)

セルフホストが向く人

  • データを自分の管理するサーバーに置きたい(Difyの教育向けページでは、クラウド版のデータは米国のサーバーに保存されると案内されています)
  • Professionalのアプリ数やナレッジの容量では足りない、または月$59を払い続けるより自分で管理したい
  • Linuxのサーバー操作やDockerの基本がわかり、更新・バックアップ・セキュリティ対策を自分で続けられる
  • ライセンスの条件(マルチテナントで提供しない、ロゴと著作権表示を消さない)に収まる使い方をする

セルフホストするサーバーは?XServer VPSは新規受付を一時停止中

XServer VPSでは、申込み時に「Dify」のアプリイメージを選ぶと、サーバーの構築とSSL(https化)の設定まで自動で行われます。ただし2026年9月17日から全プランの新規申込みを止めており、2026年10月1日時点でも再開していません。公式のお知らせによると、理由はサーバー機器の調達コストの高騰と在庫のひっ迫です。新規受付は2026年11月中の再開を予定しており、再開時期が決まり次第あらためて案内するとしています。

すでにXServer VPSを契約している人は、停止中も追加で申し込める扱いです。XServer VPSの支払いは契約期間分の一括前払いで、長い契約ほど月あたりは安くなります。途中でやめても前払い分は戻らない前提で考えてください。受付状況は公式のお知らせで確認できます。いま新しくサーバーを用意する人に向けて、XServerは2026年8月31日に始めた「XServer VPS クラウド」を案内しています。

DifyをXServer VPSのアプリイメージで入れる手順と必要なメモリは、次の記事にまとめました。

OpenClaw・Difyを動かすVPSについて、XServer VPS・XServer VPS クラウド・ConoHa VPS・さくらのVPSの料金とアプリの自動インストールの違いは、次の記事で比べています。

Difyをセルフホストするサーバーをいま借りたい人へ(PR)

XServer VPS クラウドには、Difyを自動で入れるアプリイメージやセットアップスクリプトはありません。Dockerを入れるセットアップスクリプトを使い、その上にDify公式の手順(Docker Compose)でDifyを自分で入れる形です。

  • メモリは4GB以上を選びます(Dify公式の最低条件はCPU 2コア以上・メモリ4GiB以上)。メモリ4GB(4コア・ストレージ50GB)は、1か月契約で月2,480円、12か月契約で月2,068円(どちらも税込)
  • 契約期間は1か月か12か月から選びます。代金の支払い後は申込みをキャンセルできないと公式に案内されています
  • 2026年10月26日17時までの新規申込みは、初回の契約の利用期間が3か月延長されるキャンペーンの対象です(1か月・12か月契約のVPSが対象。支払い後の返金は不可)。この日時を過ぎた申込みには延長が付きません
  • サーバー代とは別に、モデルのAPI利用料がかかります

料金・条件は2026年10月1日に公式サイトで確認した内容です。申込み前に最新の表示を確認してください。

申し込む前に確認すること

  1. まずクラウド版のSandboxで、作りたいアプリが形になるか試す。
  2. 使うモデルを決め、その提供元のAPI料金を確認する(クラウド版のクレジットを使い切った後、またはセルフホストでは最初から必要)。
  3. アプリ数・ナレッジの容量・メンバー数のどれが足りなくなったかを見て、ProfessionalかTeamかを選ぶ。
  4. セルフホストを選ぶなら、メモリ4GB以上のサーバーと、更新・バックアップの担当を決める。業務や顧客向けに使う場合はライセンスの条件も確認する。

APIの課金やほかの自動化ツールも比べたい人へ

Difyと同じように、クラウド版と自分のサーバーで動かす版を選べる自動化ツールにn8nがあります。n8nを無料でセルフホストできる範囲と、クラウド版の料金や実行回数の上限を比べたい方は、次の記事を読んでいただくとDifyとの違いも整理できます。

Difyに自分のAPIキーを登録すると、使った分だけ課金される仕組みです。APIキーの発行から最初の呼び出しまでの流れと、入力と出力で料金がどう決まるかは、Jevの始め方を解説した記事で別のサービスを例に説明しています。

サーバーで動かすAIツールを広く知りたい方には、料金プランとAPIの違いを整理した次の記事が役に立ちます。

参考にした公式資料

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