PR|この記事にはアフィリエイト広告(A8.net)が含まれます。
ChatGPTに聞いた数字や日付をそのまま資料に書いたら、あとで違っていたと分かった。紹介された本や記事を探したら、どこにも見つからなかった。そんな経験から、「ChatGPTの答えはどこまで信じてよいのか」「正しいかどうかを手早く確かめる方法はないか」と考えている人は多いはずです。
ChatGPTの答えは間違うことがあり、OpenAI自身も公式ヘルプで「常に正しいとは限らない」と説明し、重要な情報は信頼できる情報源で確認するよう求めています。確かめるときの基本は、検索をオンにして出典付きで答えてもらい、引用元を開いて「本当にそう書いてあるか」「いつの情報か」を見ることです。ウェブ検索は無料版を含む個人向けの全プランで使え、ログインしていなくても利用できます。あわせて、出典や「分からない部分」を示すように頼み直すと、確かめる手間を減らせます。
情報確認日:2026年9月30日。OpenAIの公式ヘルプ・利用規約・研究記事をまとめた解説です。確かめ方の手順と頼み直しの文例は筆者の提案です。
ChatGPTの答えは間違うことがある?どんな間違いが起きる?

OpenAIの公式ヘルプ「ChatGPT は真実を伝えますか?」は、ChatGPTはどの言語モデルとも同じように、誤った出力や誤解を招く出力を生成することがあり、間違っていても自信があるように聞こえる場合があると説明しています。この現象は「ハルシネーション」と呼ばれ、ヘルプでは次のような例が挙げられています。
- 誤った定義、日付、事実
- 捏造された引用・研究・出典や、存在しない情報源への参照
- あいまいな質問や複雑な質問に対する、過度に自信のある回答
同じヘルプでは、間違いの原因になりやすい限界として、次の4つも示されています。
- 知識の期限:モデルは特定の時点までのデータで訓練されており、ツールを使わない限り、それ以降の出来事は回答に反映されない。
- 自信は信頼性ではない:誤った回答でも、強い自信を示すことがある。
- アクセス不足:技術的な問題、ペイウォール(有料記事の壁)、サイト側の設定(robots.txt)によって、特定のウェブサイトの情報を取得できない場合がある。
- バイアスと過度の単純化:一つの視点を絶対的な真実として示したり、複雑な問題を単純化しすぎたりすることがある。
利用規約にも同じ趣旨の条項があります。「精度」の項では、機械学習の確率的な性質から、実在の人物・場所・事実を正確に反映しないアウトプットになることがあると書かれています。そのうえで利用者は、アウトプットを真実や事実の唯一の情報源、または専門家のアドバイスの代わりとして頼らないことに同意する形になっています。つまり、答えを確かめるのは使う側の役割だという前提で提供されているサービスです。
なぜ自信ありげに間違えるの?
OpenAIは2025年9月5日の研究記事「言語モデルでハルシネーションがおきる理由」で、原因を大きく2つに分けて説明しています。
1つ目は、学び方そのものの性質です。言語モデルは大量の文章を使って「次に来る単語」を予測する形で学習しますが、その文章には「正しい/誤り」のラベルが付いていません。つづりや括弧の対応のように一貫したパターンがあるものは間違えにくくなる一方、人の誕生日や論文のタイトルのように、あまり出てこない個別の事実はパターンから予測できないため、もっともらしい誤りが生まれやすいとされています。記事では、ある研究者の博士論文のタイトルを尋ねたら自信ありげに3つの異なる答えが返り、どれも正しくなかったという例も紹介されています。
2つ目は、評価の仕方です。多くの評価は正解した割合だけで点数を付けるため、選択式のテストで空欄にするより当てずっぽうで書いたほうが得になるのと同じように、「分かりません」と答えるより推測したほうがスコア上は良く見えてしまいます。記事では、これがモデルが進歩しても自信ありげな誤りが残る理由の1つだと述べ、不確かなときは不確実性を示したり質問を確かめたりするほうがよいという考え方を示しています。
この2つの理由から、筆者は「間違いやすい答えの種類」を先に知っておくと、どこを確かめればよいかを絞れると考えています。公式の説明をもとに、筆者が整理したのが次の表です。
| 間違いやすい答え | 公式の説明との関係 | 確かめ方(筆者の提案) |
|---|---|---|
| 人名・日付・数字・論文や本のタイトル | 頻度の低い個別の事実は、パターンから予測できない | 検索で出典を出させ、元のページで一字ずつ照合する |
| 出典・引用・参考文献 | 存在しない情報源を挙げることがある | リンクを開いて実在するか、その文が本当に書いてあるかを見る |
| 料金・仕様・法令など変わる情報 | 知識の期限より後の出来事は、ツールなしでは反映されない | 公式サイトの該当ページと更新日を確認する |
| 意見が分かれる話題・複雑な話題 | 一つの視点を絶対的な真実として示す、複雑な問題を単純化しすぎる、社会的な議論の重みを誤って表す、といったことがある | 反対の立場や例外も挙げさせ、複数の情報源で比べる |
| 計算・集計の結果 | 公式ヘルプは、正確な計算にはデータ分析のツールを挙げている | データ分析(コードでの計算)を使うか、自分で検算する |
計算について、公式ヘルプは正確な計算やデータの可視化のためのツールとして「コードインタープリター/データ分析」を挙げています。使えるツールはプランによって異なります。
答えが正しいかどう確かめる?5つの手順(筆者の提案)
公式ヘルプの「ChatGPT を責任を持って使うための実践的なヒント」では、ChatGPTを最終的な情報源ではなく初稿として使うこと、引用・データ・技術情報・外部文書への参照を検証すること、正確性が重要な場合は検索やdeep researchを使ってリンクに直接アクセスし、ソースを確認することが勧められています。これを毎回の作業に落とし込むと、筆者は次の5つの手順で確かめるのがよいと考えています。
- 確かめる部分に印を付ける。答えの全文ではなく、数字・日付・固有名詞・引用・「〜できる/できない」という条件のように、間違っていたら困る部分を選びます。
- 検索が使われたかを見る。回答にウェブ上の情報源が引用されていなければ、学習済みの知識だけで答えた可能性があります。検索をオンにして聞き直します(手順は次の見出しで説明します)。
- 引用元を開いて、該当する文を探す。リンクがあることと、そのページが答えを支えていることは別です。印を付けた数字や条件が、開いたページに本当に書いてあるかを読みます。
- 日付と発信元を見る。ページの公開日・更新日と、誰が書いたものかを確かめます。料金や仕様なら、提供している会社の公式ページや公的機関の情報を優先します。
- 食い違いがあれば、条件を付けて聞き直す。「公式サイトの情報だけで」「2026年の情報で」のように情報源や日付を指定して、もう一度調べてもらいます。それでも解消しなければ、その部分は自分で一次情報を読んで判断します。
公式ヘルプ「ChatGPT でウェブを検索する」は、検索結果や引用が不完全だったり、古かったり、誤っていたりする場合があるとしています。そのうえで、引用元を開いて回答を裏付けているかを確認し、公開日や更新日も見るよう求めています。正確性が重要な場合は、信頼できる公的な情報源を使うことも勧めています。出典の番号やリンクが付いていても、中身を読むまでは確認済みとは言えません。
検索(出典つき)はどう使う?
ChatGPTのウェブ検索は、最新の情報と情報源へのリンクを使って質問に答える機能です。公式ヘルプによると、無料版、Go、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduで利用でき、ログインしていなくても使えます。chatgpt.comのほか、デスクトップアプリとモバイルアプリでも使えます。検索にはプランごとの使用上限が適用されます。
検索を使って聞く・聞き直す手順
最新の情報が役立つ質問では、ChatGPTが自動でウェブを検索することがあります。確実に検索させたいときは、公式ヘルプの手順で手動で始めます。
- ChatGPTで会話を開く。
- 「すべてのツールを表示」を選ぶ。
- 「検索」を選ぶ。
- 質問を入力して送信する。
入力欄に「/」を入力して「検索」を選ぶ方法もあります。すでに返ってきた答えを検索結果を使って作り直したいときは、回答の更新ボタンを選び、表示されていれば「もう一度試す」または「ウェブを検索」を選びます。検索が使われたかどうかは、入力欄で検索(またはdeep research)のアイコンが有効になっているか、回答にウェブ上の情報源が引用されているかで確かめられると、公式ヘルプは説明しています。
出典を開いて確かめる場所
- 引用:回答の中の引用を選ぶと、その情報源が開きます。デスクトップ版のウェブでは、引用にポインターを合わせるとプレビューできます。
- 情報源:表示されている場合は「情報源」を選ぶと、引用された情報源やその他の関連リンクを一覧で見られます。
- 画像:回答に画像が含まれている場合は、画像を選ぶと情報源を確認できます。
開いたページで該当する文が見つからない、日付が古い、答えと内容が違うといったときは、公式ヘルプのとおり、情報源・日付・場所を指定して再検索を頼みます。検索の項目が表示されない場合は、新しい会話を始めてツールメニューに「検索」があるかを見る、アプリを更新するかブラウザでchatgpt.comを試す、使いたいアカウントでプランの使用上限に達していないかを確かめる、という順で確認するよう案内されています。
deep researchを使うのはどんなとき?
deep researchは、多くの情報源を時間をかけて読み、出典付きのレポートにまとめる機能です。公式ヘルプは、簡単な事実確認には検索、深さと網羅性が必要な場合にはdeep researchと使い分けを示しています。確かめ方の面で役立つのは、次の3点です。
- 調査を始める前にChatGPTが調査計画案を作り、確認・変更できる。
- 「Sites」→「サイトを管理」から、調べる範囲を入力したウェブサイトやドメインだけに限定したり、それらを優先しつつウェブ全体を検索させたりできる。公式サイトだけで調べたいときに使える。
- すべての出力に引用または情報源へのリンクが含まれ、レポートには参照確認用の「使用情報源」のセクションがある。
開始するには、プロンプトに「/Deepresearch」と入力するか、ツールメニュー(+)またはサイドバーからdeep researchを選びます。利用量はプランによって異なり、ChatGPTの料金ページでは無料版は「Deep Research の利用に上限あり」、Plusは「Deep Research の拡張」とされています。国や地域によっては利用できない場合もあります。レポートにも出典が付くとはいえ、確かめ方は検索と同じで、大事な数字や条件は引用元を開いて読む必要があります。
確かめやすい答えにするには、どう頼み直す?
OpenAIの「ChatGPT 向けプロンプトエンジニアリングのベストプラクティス」は、プロンプトを明確かつ具体的にし、質問を理解できるだけのコンテキストを渡すこと、最初の答えを見て言い回しや情報を足しながら改善していくことを基本に挙げています。確かめる作業に当てはめると、「後で照合しやすい形で答えてもらう」ように頼むのが近道です。次の文例は筆者の提案で、答えを後から出典と照合しやすくするためのものです。正しいかどうかは、最後に出典で確かめます。
- 出典と該当箇所を付けてもらう:「ウェブを検索して答えてください。数字や日付ごとに、根拠にしたページのURLと、そのページのどの部分に書いてあるかを添えてください。」
- 情報源と日付を指定する:「提供元の公式サイトと公式ヘルプだけを根拠にしてください。ページの更新日も書いてください。」
- 分からない部分を分けてもらう:「確かな根拠が見つからない点は推測で埋めず、『確認できなかった』と書いてください。」
- 事実と推測を分けてもらう:「答えを『出典で確認できた事実』と『あなたの推測や一般論』の2つに分けて書いてください。」
- 確認すべき点を挙げてもらう:「この答えを資料に使う前に、私が自分で確かめたほうがよい点を3つ挙げてください。」
- 手元の資料だけで答えてもらう:「添付したファイルに書かれている内容だけを根拠にしてください。ファイルにないことは『記載なし』としてください。」
「分からない部分を分けてもらう」頼み方は、前の見出しで紹介した研究記事の考え方とも合っています。記事は、言語モデルは不確かな場合に回答を控えることができるとし、自信を持って不正確な情報を出すより不確実性を示すほうがよいという方針を示しています。
もう一つ手軽なのが、新しいチャットで同じ質問をしてみる方法です(筆者の提案)。研究記事の例のように、根拠のない事実は聞くたびに違う答えが返ることがあります。数字や名前が毎回変わるなら、その部分は特に念入りに一次情報で確かめたほうがよいサインだと筆者は考えています。ただし、答えがそろったからといって正しいとは限らないので、最後は出典で確かめます。
毎回同じ頼み方を書くのが手間なら、「数字や日付には出典を添える」「確認できないことは推測で埋めない」といった方針をカスタム指示に入れておく方法もあります。設定場所と書き方の例はChatGPTのカスタム指示の書き方の記事を読んでいただくと分かります。頼み方の基本の型そのものを身につけたい方は、プロンプトエンジニアリングを学ぶ方法の記事で、OpenAI・Anthropic・Googleの公式ガイドに共通する要素と練習の進め方を確認できます。
仕事で使うときに気をつけることは?
仕事の資料やお客さまへの説明にChatGPTの答えを使う場合は、個人で調べものをするとき以上に、利用規約の条件を意識しておく必要があります。規約(EEA・スイス・英国以外の利用者向け、2026年1月1日発効)の「精度」の項には、次の内容が書かれています。
- アウトプットは常に正確とは限らず、真実や事実の唯一の情報源、専門家のアドバイスの代わりとして頼るべきではない。
- アウトプットを使用・共有する前に、必要に応じて人による確認を行うなど、自分の用途に対する正確性と適切性を評価する必要がある。
- 信用、教育、雇用、住宅、保険、法律、医療など、個人に法的または重大な影響を与える可能性のある目的で、その個人に関するアウトプットを使ってはならない。
もう一つ知っておきたいのが、検索を使ったときに外へ送られる情報です。公式ヘルプによると、ChatGPTの検索は入力された内容を絞り込んだ検索クエリに書き換え、他の検索サービスに送ることがあります。IPアドレスから推定したおおよその位置情報は検索結果の精度を上げるために共有されることがある一方、IPアドレスそのものやChatGPTのアカウント情報は第三者の検索サービスに共有されません。メモリが有効なら、保存済みのメモリがクエリの書き換えに使われることがあります。社名や取引先名、公開前の企画名のような社外秘の語句を含む質問は、検索をオンにしたまま送らないほうが安全だと筆者は考えています。会話を学習に使わせない設定や、履歴に残したくない作業の扱いは、ChatGPTを仕事で活用する例の記事の後半で整理しています。
実務では、確かめた結果を残しておくと、後から見直す人も判断しやすくなります(筆者の提案)。たとえば資料の余白やメモに「確認した出典のURL」「確認した日」「確認した人」を1行書いておくだけでも、数字の出どころを聞かれたときにすぐ答えられます。
確かめ方も含めて、仕事での使い方を順番に学びたい人へ
答えを確かめる手順は、頼み方や作業の進め方と組み合わせてはじめて身につきます。独学でどんな順番に進めればよいかを知りたい方は、次の記事で、1つのツールを毎日使うところから始める段階と、本・動画・無料講座・スクールの使い分けを確認できます。

課題を出して添削を受けながら、仕事の作業を題材に学びたい人には、講座という選択肢もあります。DMM 生成AI CAMP 学び放題の「基礎マスターコース」は全職種向けで、ChatGPTの基本的な使い方、プロンプトの基本と応用、GPTsのカスタマイズ、文章校正・議事録・メール作成の実務演習を扱います。学習中の疑問は24時間いつでもAIチューターに質問でき、コースごとのライブゼミ(週1回×3か月)では提出した課題の公開添削があります(ゼミへの参加には事前の申込みが必要です)。料金と解約の条件、向いている人・向かない人は、DMM 生成AI CAMP 学び放題の解説記事にまとめました。答えの確かめ方を覚えて、ChatGPTを仕事で使う基本をひととおり学び直したいと感じたときに読んでいただくと、自分に合うかを判断しやすくなります。

DMM 生成AI CAMP 学び放題:職種別11コースを月額で好きなだけ学べるスクール
DMM 生成AI CAMP 学び放題は、生成AIデザイン・動画制作・AIアプリ開発・マーケティングなど職種別の11コース(約1,000レッスン)を、月額14,800円(税込16,280円)で好きなだけ学べるサブスク型のスクールです。入会金は0円で、月額プランなら最低契約期間の縛りがありません。
- コースをまたいで学べる。画像づくりから始めて動画編集やClaude Codeへ進むなど、目的が変わっても追加料金なしで学び直せます。
- 一人で止まりにくい。週1回×3か月のライブゼミで課題の公開添削を受けられ、分からないことは24時間対応のAIチューターに質問できます。
- 学んだ先の場がある。受講生限定のコミュニティや会員限定ワークショップ、DMMグループを含む企業の実案件コンペに参加できます。
仕組み・料金・自動更新や解約の条件は、DMM 生成AI CAMP 学び放題の解説記事で、向いている人・向かない人まで確認できます。
申込み前の確認:どのプランも自動更新で、更新を止めるには契約満了日の1日前までに退会申請が必要です。ChatGPT Plus等の外部サービス利用料・API利用料は受講料に含まれません。料金・条件は2026年9月15日に公式サイトで確認したものです。
先に内容を聞いてから決めたい方は、無料セミナーを予約できます(セミナーに参加しなくても入会できます)。
次の疑問に答える記事
出典付きで調べることを中心にしたAIを試してみたい方は、Perplexityの解説記事を読んでいただくと、無料でできることと、ChatGPTの検索・Geminiとの違いが分かります。ChatGPTの基本の設定や無料版の上限から確かめたい方には、ChatGPTの使い方を初心者向けに解説した記事が役に立ちます。
