1Password for Agentsは無料?対象プランと対応AI・始め方

1Password for Agentsは、1Password.comの個人・ファミリー向けなら追加料金なし。Claude DuetやChatGPT Workとの連携は2026年10月22日時点で近日提供。対象プランと始め方を整理します。

ロボットがサインイン画面の前に立ち、人がスマホで許可のチェックを押し、横に鍵付きの金庫があるイラスト。画像内の文字:1Password for Agents 無料で使える? 個人・ファミリーは追加料金なし

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AIエージェントにサイトへのサインインまで任せたいけれど、パスワードをAIに教えるのは怖い。そう感じている人に向けて、1Passwordが2026年10月22日(米国東部時間)に「1Password for Agents」を発表しました。

この記事では、1Password for Agentsは無料で使えるのか、どのプランが対象か、どのAIエージェントで今すぐ使えるのか、始め方と安全に使うための注意点を、1Passwordの公式発表とサポート記事で整理します。

結論
  • 1Password for Agentsは、1Password.comのIndividual(個人)とFamilies(ファミリー)のアカウントなら追加料金なしで使えます。1Passwordの契約自体は有料で、14日間の無料体験があります。
  • 連携先のうち、2026年10月22日の発表時点で「数日かけて提供」とされたのはMetaのMuseとSpaceXSIのGrok Botの2つです。Claude Duet、ChatGPT Work・dotsとの連携は「近日提供」です。
  • すでに使える形としては、2026年7月16日に発表された「1Password for Claude」があります。Mac版1Password 8.12.28以降と、Claudeの有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)が条件です。

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情報確認日:2026年10月24日

1Passwordの公式ブログ・プレスリリース・サポート記事・リリースノート・料金ページと、AnthropicとOpenAIの公式ページをまとめた解説です。

1Password for Agentsとは?AIにパスワードを見せずにサインインさせる仕組み

1Password for Agentsは、個人が使うAIエージェントに、パスワードを渡さずにサイトへサインインさせるための仕組みです。1Passwordは2026年10月22日にトロントで発表し、個人向けの提供だと説明しています。

公式ブログとプレスリリースによると、サインインは次の順に進みます。

  1. AIエージェントがサインイン画面に着くと、1Passwordにそのサイトのログイン情報を求めます。
  2. 利用者は自分の端末に出る確認画面で、どのログイン情報がなぜ必要かを見て、許可するか断るかを選びます。
  3. 許可すると、1Passwordがパスワードやワンタイムコードをサインイン画面に直接入力します。
  4. AIエージェントはサインインの成否を受け取り、作業を続けます。パスワードは1Passwordの中に残ります。
金庫から出た鍵が点線でロボットを通らずにサインイン画面へ届き、手前のスマホで許可のチェックを押しているイラスト

AIエージェントが使えるのは、利用者が許可したログイン情報だけです。保管庫(ボールト)にあるほかのパスワードには届かないと、1Passwordの紹介ページのよくある質問に書かれています。パスワードを変えたときも1Passwordの中を1回直せば、つないだエージェントはそのまま使い続けられます。

1Password for Agentsは無料?対象プランと追加料金

1Password for Agentsは、1Password.comのIndividualとFamiliesのアカウントなら追加料金はかかりません。1Passwordそのものは有料のサービスなので、まったくお金がかからないわけではありません。

1Passwordのプラン

1Password for Agents

追加料金

補足

Individual(1人)

対象

なし

1Password.comのアカウントに限る

Families(5人分を含む)

対象

なし

1Password.comのアカウントに限る

Teams

発表に記載なし

未確認

対象かどうかは未確認

Business

発表に記載なし

未確認

先行の1Password for Claudeは、管理者がポリシーを有効にすれば使える

個人向けプランの料金は、料金ページで米ドル表示です。2026年10月24日に確認したところ、年払いの月額換算でIndividualは3.99ドル、Familiesは5.99ドルが通常価格として表示され、新規契約者向けの割引価格(2.99ドルと4.49ドル。1Password.comで直接契約した最初の1年、年払いの場合に限る)も出ていました。どちらも14日間の無料体験があり、体験の申し込みにクレジットカードは要らないと書かれています。

先に押さえる条件

公式ブログでは、1Password.euと1Password.caのアカウントは2026年10月22日時点で対象外です。1Passwordのアカウントは、登録した地域によって1Password.com(米ドル請求)、1Password.ca、1Password.euのどれかに分かれます。自分のアカウントがどれかは、ふだんサインインしているアドレスで確かめてください。

法人向けのBusinessでは、2026年7月16日に発表された1Password for Claudeを使う場合、管理者が1Password.comの「Policies」で「Allow AI agents to autofill for users」を有効にする必要があります。1Password for Agents全体がBusinessやTeamsで使えるかは、2026年10月24日時点の公式ページでは確認できませんでした。

どのAIエージェントで使える?Claude Duet・ChatGPT Workの条件

2026年10月22日の発表時点で提供が始まっていたのは一部の連携だけで、多くは「近日提供」です。1Passwordは、連携ごとに提供時期や使える地域・端末が違うと説明しています。

AIエージェント

1Passwordとの連携

エージェント側の条件

日本で使えるか

Claude(Anthropic)の1Password for Claude

提供中(2026年7月16日に発表)

Pro・Max・Team・Enterprise、Mac、Claudeデスクトップアプリ、Claude in Chrome

日本の扱いは公式に記載なし(未確認)

Claude Duet(Anthropic)

近日提供

米国のPro・Maxでウェイトリストから招待された人だけが使える研究プレビュー。iPhone・Android

研究プレビュー中は米国のみ

ChatGPT Work・dots(OpenAI)

近日提供

ChatGPT Workは無料版・Goではデスクトップアプリで制限付き、Plus以上はデスクトップ・ウェブ・モバイル

連携の日本での提供は未確認

Muse(Meta)

数日かけて全プラットフォームで提供

未確認

未確認

Grok Bot(SpaceXSI)

数日かけて全プラットフォームで提供

未確認

未確認

Townie(Town)

ウェブ版とiOS版で近日提供

未確認

未確認

このほか、Browserbase、Browser Use、Perplexity、Rampなど9つの名前も「近日提供」として挙がっています。紹介ページのよくある質問では、対象は対応した個人向けとコーディング向けのエージェントに限られると書かれています。

Claude Duetは日本で使える?

Claude Duetは、2026年10月24日時点では日本で使えません。Claudeのヘルプによると、Claude Duetは米国のClaudeアカウントで、ProかMaxのプランを契約し、ウェイトリストから招待された人だけが使える研究プレビューです。招待は順番に送られ、研究プレビューの間は追加料金なしですが、プランの利用上限を消費します。1Passwordとの連携も「近日提供」の段階です。

ChatGPT Workとの連携はいつから?

ChatGPT Workとdotsとの連携は、1Passwordの発表では「近日提供」とされ、開始日は書かれていません。ChatGPT Work自体は、日本語の料金ページで無料版・Goがデスクトップアプリでの制限付き利用、Plus以上がデスクトップ・ウェブ・モバイルで利用できると案内されています。1Passwordとの連携がどのプランや地域で使えるかは、提供が始まってから確かめる必要があります。

ChatGPTを仕事でどう使うかは、次の記事で頼み方の例と社外秘を入れる前の確認点を整理しました。

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ChatGPTに文章校正・議事録・メール作成を頼むときの例文を、変えてほしくないことや出力の形まで含めて筆者の提案として紹介します。会議を録音して議事録を作るRecordの対象プランと条件、学習に使わせない設定、一時チャット、送る前に確認することも公式ヘルプをもとに整理しました。

日本語・日本では使える?

1Password for Agentsの公式ページには、国ごとの提供可否は書かれていません。対象外と明記されているのは1Password.euと1Password.caのアカウントだけです。日本の利用者が1Password.comのIndividualかFamiliesを使っていれば、1Password側の条件には当てはまると読めますが、日本での動作は公式に確認できていません。

1Password.comの対応言語には日本語が含まれ、1Passwordのアプリの表示言語はOSの言語設定に従うと、1Passwordのサポート記事に書かれています。ただし、エージェントからの確認画面が日本語で出るかは未確認です。日本で実際に使えるかは、1Password側の条件よりも、使いたいAIエージェントが日本で提供されているかで決まることが多いでしょう。たとえばClaude Duetは、先に書いたとおり米国のみです。

始め方は?1Password for Claudeの設定の場所

2026年10月24日時点で、設定手順がサポート記事にまとまっているのは1Password for Claudeです。1Password for MacとWindowsの8.12.38(2026年9月29日)で、対応するAIエージェントと1Passwordをつなぐ機能が加わりました。連携ごとの手順は、提供が始まった連携の案内で確かめてください。

1Password for Claudeを使うには、Macに1Password for Macとブラウザ拡張機能の8.12.28以降(サポート記事の要件。Mac版のリリースノートでは8.12.32(2026年8月11日)で1Password for Claudeが加わっています)を入れ、Claudeの有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)でClaudeのデスクトップアプリとClaude in Chromeの拡張機能を使う必要があります。

サポート記事に書かれた接続の手順は次のとおりです。メニュー名はサポート記事の英語表記に合わせています。

  1. 1PasswordのデスクトップアプリとClaudeのデスクトップアプリを開きます。
  2. Claudeで「Customize」から「Connectors」を開きます。
  3. 1Passwordのコネクタを探して「Connect」を選びます。
  4. 1Passwordの確認画面で、Touch IDか1Passwordのアカウントパスワードで許可します。
  5. Claudeで「+New」から「Cowork」を開き、サイトへのサインインを頼みます。1Passwordに出る確認画面で、使うログイン情報を確かめて許可します。

つなぐのをやめるときは、Claudeの「Customize」から「Connectors」を開き、1Passwordの横の「Disconnect」を選びます。Claude TeamやEnterpriseでは初期設定でオフになっていて、オーナーが「Organization settings」の「Claude in Chrome」で「Password managers」を有効にしておくことが条件です。

ClaudeのCoworkは、2026年10月6日からクラウドでの実行に一本化されています。Coworkでローカルのファイルがどう扱われるかは次の記事で確かめられます。

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ClaudeのCoworkが2026年10月6日からクラウド実行のみに。Pro・Maxで「このコンピューターのみ」が廃止、ローカルのファイルと実行中のタスクはどうなる?

2026年10月6日から、ClaudeのProとMaxでは新しいCoworkのタスクがすべてクラウドで動き、「Only on your computer」の設定は削除されました。ローカルのファイルの扱い、パソコンを閉じたときの動き、10月6日より前のタスクと定期タスク、Team・Enterpriseの扱い、見直したい設定とClaude Codeへの移し方を公式ヘルプをもとに解説します。

AIエージェントに何を渡し、何を渡さない?安全に使う注意点

1Password for Agentsでエージェントに渡らないのは、パスワードとワンタイムコードです。1Password for Claudeのセキュリティ解説では、Claudeが受け取るのはログイン項目の名前、ユーザー名やメールアドレス、保存したサイトのアドレスと、サインインの成否だけだと説明されています。

許可していないほかのログイン情報も、エージェントには渡りません。公式ブログは、ブラウザに保存したパスワードやメモに書いたパスワードをAIエージェントが使えなかったという利用者の経験に触れ、1Passwordに保存したログイン情報を使う仕組みだと説明しています。1Password for Claudeが扱えるのはログイン項目のユーザー名・パスワード・ワンタイムパスワードで、パスキーやほかの種類の項目は対象外です。

許可はその場かぎりです。1Password for Claudeでは、エージェントの新しいセッションごとに確認画面が出て、許可したログイン情報はそのセッションが終わるまでしか使えません。タブやブラウザを閉じたときか、9時間たったときにも使えなくなります。確認画面には候補のログイン情報があらかじめ選ばれた状態で出るので、アプリ名と項目を毎回見て、心当たりのない要求は断ってください。

サインインした後にエージェントが何をするかは、1Passwordでは管理できません。1Passwordのセキュリティ解説もこの点を明記していて、サインイン後の動きはエージェント側の安全策に任されます。送信したフォームの中身は、そのサイトとページ上のスクリプトが持つことになります。Macそのものが乗っ取られている場合も、この仕組みでは守れません。

筆者の提案としては、最初は決済や送金ができない、被害の小さいサイトのログインで試すのがよいと考えます。ネットバンキングや証券口座、仕事の管理画面のように、サインイン後の操作で損害が出るサイトは、エージェントの動きを確かめてから任せる範囲を決めてください。

1Password for Agentsが向かない人

1Passwordを使っていない人が、AIエージェントのためだけに契約するのは、2026年10月24日時点ではまだ早いと筆者は見ています。提供が始まった連携は一部だけで、Claude DuetやChatGPT Workとの連携は開始日が決まっていません。使いたいエージェントの連携が始まってから、14日間の無料体験で試しても遅くはありません。

パスワードをブラウザに保存している人は、そのままでは使えません。エージェントのサインインに使えるのは1Passwordに保存したログイン情報だけなので、先に1Passwordへ移す必要があります。会社の1Password Businessを使っている人は、1Password for Claudeは管理者がポリシーを有効にしていないと使えず、1Password for Agents全体がBusinessで使えるかは2026年10月24日時点で未確認である点にも注意してください。

ChatGPTの新しい機能を仕事で使いたい人へ

ChatGPT Workは、話しかけて頼む形でも使えます。音声会話からプラグインを呼び出して作業を頼む方法と、無料・Goで使える範囲は、次の記事を読んでいただくと分かります。

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ChatGPTの音声会話でプラグインを使う方法。無料・Goで使える範囲、Workで話して頼めること、注意点

ChatGPTの音声会話(Live)は2026年9月23日からプラグインと接続アプリに対応。無料・GoもChatの音声でプランが対応するプラグインを使えます。Workの音声の対象、利用枠の数え方、始め方、承認や権限の注意点を公式ヘルプで整理。

まとめ:個人・ファミリーは追加料金なし、連携の開始を待って試す

1Password for Agentsは、AIエージェントにパスワードを見せずにサインインさせる仕組みで、1Password.comのIndividualとFamiliesなら追加料金はかかりません。2026年10月22日の発表時点では、MuseとGrok Botが数日かけて提供、Claude DuetとChatGPT Work・dotsは近日提供でした。今すぐ試せるのは、MacとClaudeの有料プランで使う1Password for Claudeです。許可は毎回の確認画面で行い、サインイン後の操作は1Passwordでは管理できないことを覚えておいてください。

AIエージェントを仕事の効率化に生かす使い方を体系的に学びたい人は、独学かスクールかを先に決めておくと遠回りが減ります。次の記事で、生成AIスクールを料金・学べる範囲・無料相談の有無で比べています。

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参考にした公式資料

いずれも2026年10月24日に確認しました。