CodexのUltrafastとは?Fastとの違いと消費8倍の対象プラン
CodexのUltrafastはGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solの速度モードです。利用枠は8倍、クレジットは6倍の速さで減り、Fast modeの2.5倍・2倍より重めです。個人で使えるのはPro 500だけです。

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Codexのモデルを選ぶ画面や料金ページで「Ultrafast」という名前を見かけ、Fast modeと何が違うのか気になった人は多いはずです。速くなるのはうれしい反面、利用枠の減り方が8倍と書かれていると、自分のプランで使えるのか、使うべきなのか迷います。
この記事では、Ultrafastの中身、Fast modeとの消費の違い、使えるプランを、OpenAIの公式ドキュメントとヘルプをもとに整理します。
- Ultrafastは、GPT-6 AstraとGPT-6.1 Solを速く動かすCodexとChatGPT Workの速度モードです。GPT-6 Astraでは、標準の速さと比べてトークンの生成が最大8倍速くなると公式に書かれています。
- プランに含まれる利用枠は標準の8倍、購入したクレジットは標準の6倍の速さで減ります。Fast modeはそれぞれ2.5倍と2倍なので、Ultrafastの消費はFast modeの3倍以上です。
- 使えるのは月500ドルのPro 500と、対象のEnterprise・Eduプランだけです。Plus、Pro 100、Pro 200では、クレジットを買っても使えません。
Plus、Pro 100、Pro 200で速さを上げたいなら、現実的な選択肢はFast modeです。Fast modeのオン・オフの切り替え方と、2.5倍の消費を抑える使い方は次の記事で説明しています。

CodexのFast modeは応答を速くする代わりに、プランの利用枠を標準の2.5倍、購入クレジットを2倍のペースで使う設定です。使えるプランと画面、/fastやデスクトップアプリでの切り替え方、使う場面・使わない場面を整理します。
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情報確認日:2026年11月5日。OpenAIのCodex公式ドキュメント(料金・速度のページ)とOpenAIヘルプセンターの公式資料をまとめた解説です。料金は米ドルの公式表記です。
Standard・Fast・Ultrafastの違いを表で比べる
Codexの速度モードには、標準のStandard、Fast mode、Ultrafastの3つがあります。消費の倍率は、同じモデルをStandardで使った場合を1倍とした値です。
速度モード | 対応モデル | 含まれる利用枠の消費 | 購入クレジットの消費 | 使えるプラン | 公式の説明 |
|---|---|---|---|---|---|
Standard | Codexの全モデル | 1倍 | 1倍 | Free・Goを含む全プラン | |
Fast mode | GPT-6.1 Sol、GPT-6.1 Terra、GPT-6 Astra、GPT-6 Sol、GPT-6 Luna など | 2.5倍 | 2倍 | Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu | |
Ultrafast | GPT-6 Astra、GPT-6.1 Sol | 8倍 | 6倍 | Pro 500、対象のEnterprise・Edu |
Free・Goプランは、料金ページでGPT-6 LunaをStandardの速さでデスクトップアプリで使える(段階的に提供)と書かれているだけで、Fast modeの対象には入っていません。APIキーでサインインしたCodexの料金は、APIのトークン料金で計算され、ChatGPTの倍率はかかりません。料金ページの機能表では、APIキーでもUltrafastを使えることになっていますが、API側の料金はこの記事では扱いません。
CodexのUltrafastとは?GPT-6 Astraを最大8倍速く動かす速度モード
Ultrafastは、利用枠を多く使う代わりにモデルの応答を速くする、Fast modeより一段上の速度モードです。対応するモデルはGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solの2つです。

速さの数字が公式ドキュメントに載っているのは、GPT-6 Astraに限られます。Codexでは、GPT-6 AstraのUltrafastは標準の速さと比べて最大8倍速くトークンを生成すると説明されています。GPT-6.1 SolのUltrafastが何倍速くなるかは、2026年11月5日時点の速度のページには書かれていません。
「8倍速い」はトークンを生成する速さの上限で、作業全体が8分の1の時間で終わるという意味ではありません。OpenAIのヘルプも、8倍などの倍率は利用枠の消費の割合であり、速くなることを保証するものではないと断っています。
Ultrafastは2026年9月29日のChatGPTリリースノートで、Pro 500の新設と同時にGPT-6 Astra向けとして発表されました。2026年11月5日時点の公式ドキュメントでは、GPT-6.1 Solも対応モデルに加わっています。
Fast modeとの違いは?速さ・消費・使えるプランの3点
Fast modeとUltrafastは、どちらも利用枠を多く使って速さを上げる仕組みです。違いは、上げ幅、消費の倍率、使えるプランの3点にあります。
上げ幅について、公式ドキュメントはFast modeをGPT-5.6で1.5倍、UltrafastをGPT-6 Astraで最大8倍と説明しています。対応モデルも違い、Fast modeはGPT-6 Lunaなど多くのモデルで使える一方、UltrafastはGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solの2つだけです。
消費の倍率は、含まれる利用枠でFast modeが2.5倍、Ultrafastが8倍です。購入クレジットではFast modeが2倍、Ultrafastが6倍になります。使えるプランは、Fast modeがPlus以上、UltrafastがPro 500と対象のEnterprise・Eduだけです。
Fast modeはCodex CLIの /fast で切り替えられ、ChatGPTでサインインしたChatGPTデスクトップアプリ、Codex CLI、IDE拡張機能で使えます。ヘルプによると、Ultrafastはモデルを選ぶ画面で選ぶ形です。Codex CLIでUltrafastを指定するコマンドは、2026年11月5日時点の公式ドキュメントでは確認できませんでした。
消費8倍はどれくらい?含まれる利用枠とクレジットで倍率が違う
Ultrafastの消費は、プランに含まれる利用枠から引かれるときが8倍、購入したクレジットから引かれるときが6倍です。Pro 500では、まず含まれる利用枠を使い、それを使い切るとクレジットの残高から引かれます。
含まれる利用枠への影響を、Standardで週の利用枠の1%を使う作業に置き換えて計算すると、次のようになります(筆者の計算例。実際の消費は作業内容で変わります)。
速度モード | 同じ作業1回の消費 | 週の枠で同じ作業をできる回数 |
|---|---|---|
Standard | 1% | 100回 |
Fast mode | 2.5% | 40回 |
Ultrafast | 8% | 12回(12.5回分) |
クレジットで払う場合は、料金ページのトークン単価に倍率を掛けます。GPT-6.1 SolのStandardの単価は、出力100万トークンあたり250クレジットです。Ultrafastでは6倍の1,500クレジット、Fast modeでは2倍の500クレジットになります。GPT-6 Astraは出力100万トークンあたり1,250クレジットなので、Ultrafastでは7,500クレジットです。
料金ページの倍率はStandardの単価そのものに掛かる書き方なので、入力トークンにも同じ倍率がかかります。クレジットの買い方と有効期限は、次の記事で詳しく説明しています。
Codexのクレジットの買い方と料金、有効期限12か月と自動リロードの設定
Ultrafastの対象プランは?Pro 500と対象のEnterprise・Edu
個人向けのプランでUltrafastを使えるのは、月500ドルのPro 500だけです。OpenAIのヘルプでは、Pro 100(月100ドル)とPro 200(月200ドル)はUltrafastを含まないと明記されています。
プラン | 月額 | Ultrafast |
|---|---|---|
Free・Go・Plus | 0ドル・8ドル・20ドル | 使えない |
Pro 100 | 100ドル | 使えない |
Pro 200 | 200ドル | 使えない |
Pro 500 | 500ドル | 使える |
Business | (この記事では扱わない) | 使えない |
Enterprise・Edu | 契約による | 対象のプランだけ使える |
Pro 100やPro 200でクレジットを買っても、Ultrafastは使えるようになりません。公式ドキュメントは、Pro 500以外の自分で契約するプランは、提供開始の時点ではクレジットを買ってもUltrafastの対象外だと説明しています。
Enterpriseでは、Ultrafastは初期状態でオフです。ワークスペースのオーナーが権限設定で、選んだユーザーかワークスペース全体に許可します。利用量で請求されるEnterpriseと、クレジットを使うEduが対象で、利用上限で管理する従来型のEnterpriseは対象外です。
Pro 100・Pro 200・Pro 500の利用枠の違いと、Pro 200の利用枠の扱いについては、次の記事で整理しています。
ChatGPT Pro 200の利用枠の扱いと、Pro 100・Pro 500・Plusの比較
Ultrafastの使い方は?モデルを選ぶ画面で切り替える
Pro 500では、CodexやChatGPT Workでモデルを選ぶ画面からUltrafastを選びます。対象はGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solです。
- Pro 500のアカウントでCodexかChatGPT Workにサインインする。
- モデルを選ぶ画面で、GPT-6 AstraかGPT-6.1 SolのUltrafastを選ぶ。
- 使い終わったら、StandardかFast modeに戻す。
使ったあとは利用枠の減り方を確かめておくと、Ultrafastをどの作業に使うかを決めやすくなります。Codexの使用量を見る場所と、5時間・週の残りの読み方は次の記事にまとめています。
GPT-6.1 SolのUltrafastは、推論を行う地域が米国と欧州(EEAとスイス)に対応しています。GPT-6 AstraのUltrafastは米国だけです。日本の個人ユーザーが通常のPro 500で使うときに、この地域の扱いがどう影響するかは公式資料に書かれていません。
Ultrafastが向く作業と向かない作業(筆者の見方)
Ultrafastが速くするのはモデルがトークンを生成する部分なので、待ち時間の大半がモデルの出力に使われている作業ほど差を感じやすいと筆者は考えます。
向きそうなのは、長いコードの生成や、画面を見ながら何度も直してもらう対話的な修正、締め切り前に急いで答えが欲しい調査です。反対に、テストやビルドの実行を待つ時間が長い作業や、夜間に任せておく作業、急がない定型作業では、8倍の消費に見合う差は出にくいでしょう。
ふだんはStandardかFast modeで作業し、待ち時間が問題になる場面だけUltrafastに切り替えると、8倍の消費を急ぐ作業だけに使えます。推論レベルを必要な分だけに下げるのも、利用枠を節約する方法の一つです。
Ultrafastを使う前の注意点と、向かない人
Ultrafastを使うにはPro 500の月500ドルが必要で、Pro 200との差は月300ドルです。速さのためだけにプランを上げるかどうかは、Fast modeで足りないかを先に試してから決めると無駄が少なくなります。
- 含まれる利用枠は標準の8倍で減ります。Pro 500でも、使い続けると枠を使い切ってクレジットの消費に移ります。
- 8倍の速さは最大値で、作業全体の時間が同じ割合で短くなるとは限りません。
- 対応はGPT-6 AstraとGPT-6.1 Solだけです。ほかのモデルではFast modeまでです。
- 提供条件は2026年11月5日時点の公式資料に基づきます。使う前に料金ページと速度のページで最新の内容を確かめてください。
Pro 100・Pro 200・Plusを使っていて、今のプランのまま続けたい人には、Ultrafastは関係しません。待ち時間よりも利用枠が先に尽きる人も、Ultrafastを使うと枠がさらに早く減るため向きません。
まとめ:Ultrafastは急ぐ作業のためのPro 500専用の速度モード
CodexのUltrafastは、GPT-6 AstraとGPT-6.1 Solを速く動かす速度モードです。含まれる利用枠を8倍、購入クレジットを6倍の速さで使い、個人向けではPro 500だけが対象です。Fast modeは2.5倍と2倍の消費でPlus以上のプランで使えるので、Pro 500以外の人はFast modeを使い分けると無理がありません。
利用枠を気にせずCodexを使い続けたい人は、Codexが書いたコードを自分で読んで直せるようになると、頼む作業そのものを減らせます。デイトラの講座の選び方と料金は、次の記事で説明しています。

デイトラのWeb制作コースは89,800円(税込)の買い切りで、質問サポートは1年間。学び放題プラン198,000円との総額の違い、分割・返金・給付金の条件と、AIでコードを書ける今に基礎を学ぶ意味を整理します。
Codexの利用枠に何度も当たる人へ
小さな修正や確認を自分で済ませられれば、速度モードを上げるより利用枠が長持ちするはずです。HTMLやCSS、JavaScriptの基礎が分かれば、Codexへの頼み方も短く具体的になります(筆者の見方)。
デイトラは、Web制作やWebデザイン、Webマーケティングなどの講座を受けられるオンラインスクールです。Codexが書いたコードを自分で読んで直せるようになりたい人は、講座の内容を一度見ておくと、学ぶ順番の参考になります。
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毎日同じ形で繰り返す作業は、Codexに毎回頼む代わりに、n8nやDifyで自動化して自分のサーバーで動かす方法もあります。n8nとDifyを動かすのに必要なシンVPSのプランと、契約期間ごとの総額は次の記事で計算しています。

シンVPSは2026年9月1日に値上げ。n8nは2GB、Difyは4GBプランからアプリイメージで入り、4GBは月1,350〜1,771円(税込)。最低3か月・返金なしの条件とXServer VPS クラウドとの違いも整理。
参考にした公式資料
- OpenAI「Speed」(Fast modeとUltrafastの項):2026年11月5日確認
- OpenAI「Pricing」(Codexの料金、速度モードの倍率、トークン単価):2026年11月5日確認
- OpenAIヘルプ「About ChatGPT Pro tiers」:2026年11月5日確認
- OpenAIヘルプ「ChatGPT release notes」(2026年9月29日の項):2026年11月5日確認


