OpenClaw・Difyを動かすVPSの選び方。XServer VPS・XServer VPS クラウド・ConoHa VPS・さくらのVPSの料金とアプリの自動インストールを比較

左に「OpenClaw・Dify」「VPSはどれを選ぶ?」の見出しと「XServer・ConoHa・さくらを比較」の帯、右に高さの違う小さなサーバーが横に並び、虫眼鏡で見比べているイラスト。OpenClawとDifyを動かすVPSを、XServer・ConoHa・さくらで比較する記事のサムネイル。画像内の文字:OpenClaw・Dify VPSはどれを選ぶ? XServer・ConoHa・さくらを比較

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OpenClawやDifyを24時間動かすためにVPSを借りようとして調べると、XServer VPS、ConoHa VPS、さくらのVPSの名前が並びます。ところが料金の出し方(契約期間ごとの月額換算、時間課金、年額払い)がサービスごとに違い、どのアプリを自動で入れられるのかも一覧の場所がばらばらで、比べにくいと感じる人は多いはずです。

この記事で比べた4つのうち、2026年9月24日時点で新しく申し込めて、OpenClaw・Difyの両方を自動で入れられるのはConoHa VPSです。さくらのVPSはDifyとn8nを自動で入れられ、XServer VPS クラウドは自動で入れる仕組みがなく自分で入れる形になります。アプリイメージでOpenClaw・Dify・n8nを入れられるXServer VPSは、2026年9月17日から全プランで新規受付を一時停止しています(再開は2026年11月中の予定)。Difyは公式にメモリ4GB以上が必要なため、この記事ではメモリ4GBのプランで料金をそろえて比べ、用途ごとにどれが合うかを筆者の提案としてまとめます。順位は付けていません。

情報確認日:2026年9月24日(料金・キャンペーン・受付状況は変わりやすいため、申し込む前に各社の公式サイトで確認してください)

各社の公式料金ページ、アプリイメージやスタートアップスクリプトの一覧、公式マニュアルをもとに、同じ条件で並べた解説です。表の金額はすべて各社の税込表示です。

先に押さえる条件
  • XServer VPSは新規受付を一時停止中です(2026年9月17日から、再開は2026年11月中の予定)。契約中の人は追加で申し込めます。
  • どのVPSでも、OpenClaw・Difyにつなぐ AIサービスの利用料(APIキーの料金)はVPS代とは別にかかります。
  • ConoHa VPSの長期契約(まとめトク)は、初回と更新時で月額が違います。表には両方を書いています。
  • さくらのVPSは最低利用期間が3ヶ月です。「1か月だけ使う」ことはできません。
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目次

比べた4つのサービスと、比べ方

大きさの少しずつ違う4台のサーバーが横に並び、その上に比べるための大きなかっこが描かれたイラスト。4つのVPSを同じ軸で比べる記事のイメージ。

比べたのは、OpenClawやDifyなどのアプリを自動で入れる仕組みを用意している国内のVPSから、次の4つです。XServerは、新規受付を止めているXServer VPSの代わりに、2026年8月31日に始めたXServer VPS クラウドを新規の人に案内しているため、2つを分けて載せています。

  • XServer VPS:申込み時に選べる「アプリイメージ」に、OpenClaw・Dify・n8nがあります。2026年9月24日時点では、契約中の人の追加申込みだけ受け付けています。
  • XServer VPS クラウド:XServerの新しいクラウド型VPSです。日次の自動バックアップ(最大7日分)が標準で付き、複数台の構成にも対応しています。
  • ConoHa VPS:GMOインターネットのVPSです。1時間単位の「時間課金」と、期間をまとめて払う「まとめトク」を選べます。サーバー作成時に動く「スタートアップスクリプト」に、OpenClaw・Dify・n8nがあります。
  • さくらのVPS:さくらインターネットのVPSです。石狩・大阪・東京から設置場所を選べ、場所によって料金が違います。スタートアップスクリプトに「Dify + さくらのAI Engine」とn8nがあります。

比べる軸は、メモリ4GBのプランの月額、最低契約期間と支払い方法、OpenClaw・Dify・n8nを自動で入れられるか、無料で試せるかの4つです。公式ページで確認できなかった項目は「記載なし」と書いています。

OpenClaw・Difyにはどのくらいのメモリが要る?

プランを選ぶ前に、動かしたいアプリが必要とするメモリを確認します。公式の資料に書かれている数値は次のとおりです。

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アプリ開発元の公式資料VPS各社の資料
OpenClaw最低1 vCPU・メモリ1GB、推奨メモリ2GB以上ConoHa VPS:最小2GB、推奨4GB以上
Dify最小でCPU 2コア・メモリ4GiBXServer VPS:4GB以上のプランのみ/ConoHa VPS:最小4GB、推奨8GB以上/さくらのVPS:4GB以上を推奨
n8n(この記事では開発元の資料を確認していません)さくらのVPS:2GB以上を推奨、負荷が高い用途は4GB以上を検討

OpenClawだけなら2GBでも動かせる数値ですが、Difyを動かすなら4GBが最低ラインです。OpenClawとDifyの両方を1台で試したい人や、あとからDifyも入れたくなる可能性を考えると、4GBで比べておくと選び直しが少なくて済みます。そのため、この記事の料金比較は4GBのプランでそろえています。

メモリ4GBのプランの月額を比べる

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項目XServer VPSXServer VPS クラウドConoHa VPSさくらのVPS
新規申込み停止中(契約者の追加申込みは可)可可可
スペック4コア・NVMe SSD 150GB4コア・NVMe SSD 50GB(200GBも選べる)4コア・SSD 100GB仮想4Core・SSD 200GB
短く使う場合1ヶ月契約:2,640円/月1ヶ月契約:2,480円/月(200GBは3,720円)時間課金:7.3円/時、月の上限3,608円
まとめトク1ヶ月:初回1,752円、更新時2,189円
月額払い:石狩3,520円、大阪3,740円、東京3,960円(最低3ヶ月)
1年続ける場合12ヶ月契約:2,200円/月12ヶ月契約:2,068円/月(200GBは3,100円)まとめトク12ヶ月:初回1,415円/月、更新時1,791円/月年額払い:石狩38,720円(月あたり約3,227円)、東京43,560円(約3,630円)
最も長い契約36ヶ月契約:2,035円/月12ヶ月契約:2,068円/月(料金ページにある最も長い契約。「長期契約割引」と表示)まとめトク36ヶ月:初回1,285円/月、更新時1,691円/月年額払い(12ヶ月)
初期費用0円料金ページに記載なし無料無料

表の金額は、2026年9月24日に各社の料金ページで確認した税込の表示です。XServer VPSとConoHa VPSのまとめトクの月額は、契約期間分を1か月あたりに換算した金額で、支払いは期間分の一括前払いです。さくらのVPSの年額払いは12ヶ月分を一括で払い、公式サイトでは「およそ月額料金1ヶ月分がお得」と案内されています。

料金表を読むときの注意

  • ConoHa VPSは初回と更新時で金額が違う:まとめトクの表示は「初回」と「更新時」が分かれています。料金ページには2026年10月1日までのキャンペーン(初回料金が最大65%オフ)の表示もあるため、2年目以降は更新時の金額で考えてください。時間課金は1時間単位で、1か月使っても月の上限額を超えて請求されないと案内されています。
  • XServer VPS クラウドには期間限定の特典がある:2026年10月26日17時までの新規申込みは、1ヶ月契約・12ヶ月契約とも、支払う料金はそのままで利用期間が3ヶ月延長されます(初回の契約分のみ)。
  • さくらのVPSは設置場所で料金が違う:石狩がいちばん安く、東京がいちばん高い表示です。
  • XServer VPSの料金は、契約中の人の追加申込みと受付再開後の参考:2026年9月24日時点では、新しく契約する人は申し込めません。

最低契約期間・支払い方法・無料で試せるか

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項目XServer VPSXServer VPS クラウドConoHa VPSさくらのVPS
契約の単位1・3・6・12・24・36ヶ月(一括前払い)1ヶ月契約・12ヶ月契約(12ヶ月契約が「長期契約割引」)時間課金(1時間単位)、またはまとめトク1〜36ヶ月(一括前払い)月額払い、または年額払い。最低利用期間は3ヶ月
支払い方法クレジットカード、あと払い(ペイディ)、プリペイド決済クレジットカード、あと払い(ペイディ)、プリペイド決済クレジットカード、ConoHaチャージ(前払い)クレジットカード、銀行振込、請求書払い、自動口座振替
無料で試す方法無料VPSがあるが、2026年7月10日から新規受付停止中記載なし記載なし(時間課金なら短時間だけ使って削除できる)クレジットカード払いなら全プラン2週間の無料お試し(同時に2台まで)

さくらのVPSの無料お試しは、2週間が終わると自動で本登録になり、利用料金が発生します。お試しで終える場合は、期間内にキャンセルの手続きが必要です。また、お試し期間中はサーバーから外への通信の帯域が10Mbpsに制限され、外向きのメール送信(25番ポート)はお試し期間後も利用開始から約72時間閉じられています。

XServer VPSの無料VPSは、新規受付の停止に加えて、2026年7月22日から利用期間が最大24時間になり、コントロールパネルから手動で更新し続ける必要があります。更新を自動化するスクリプトやボットは不正行為とされているため、OpenClawやDifyを常に動かす用途には向きません。

OpenClaw・Dify・n8nを自動で入れられる?

サーバーを作るときにアプリまで自動で入れてくれる仕組みは、各社で呼び方が違います(XServer VPSは「アプリイメージ」、XServer VPS クラウドは「セットアップスクリプト」、ConoHa VPSとさくらのVPSは「スタートアップスクリプト」)。2026年9月24日時点の各社の一覧を確認した結果は次のとおりです。

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アプリXServer VPSXServer VPS クラウドConoHa VPSさくらのVPS
OpenClawありなしありなし(公式スクリプト一覧に記載なし)
Difyあり(4GB以上)なしありあり(「Dify + さくらのAI Engine」)
n8nありなしありあり
自分で入れる場合の土台Ubuntuなど「Docker」のセットアップスクリプトあり「Docker」のテンプレートあり「Docker実行環境」のおすすめ構成あり

自動で入れられない場合も、使えないわけではありません。OpenClawは公式サイトのインストーラー(Linuxでは curl -fsSL https://openclaw.ai/install.sh | bash)で、DifyはDocker Composeを使う公式の手順で入れられます。ただし、SSLやポートの制限などの設定も自分で行うことになります。

自動で入れた後の初期状態も違う

自動で入れた後の安全面の初期状態は、サービスとアプリによって違います。公式の資料で確認できた点を挙げます。

  • XServer VPS(OpenClaw):パケットフィルターは標準でON。ポートを開ける必要はなく、管理画面はSSHトンネル経由で開くよう案内されています。
  • ConoHa VPS(OpenClaw):ConoHaの公式ドキュメント(ConoHa VPS(Ver.3.0)向けの記載)によると、セキュリティのため、インストール直後はOpenClawのサービスが止まった状態で、初期設定とセキュリティ対策を終えてから起動する手順です。サーバーごとの「セキュリティグループ」(仮想のファイアウォール)で、使うポートの許可を先に設定する必要があります。
  • さくらのVPS(Dify + さくらのAI Engine):スクリプトで作った時点ではパケットフィルターが「利用しない」に設定されるため、必要に応じてパケットフィルターやサーバー内のファイアウォールで接続元を制限するよう案内されています。

さくらのVPSの「Dify + さくらのAI Engine」は、DifyのAIモデルとして、さくらインターネットの生成AI基盤「さくらのAI Engine」をつなぐ構成です。公式のお知らせでは、組み合わせることで「すべてのデータ処理を国内で完結」でき、機密情報を国外へ送らずにAIを使えると説明されています。さくらのAI Engineは月に一定量まで無料で、無料枠を超えると有料です。利用にはさくらのAI Engineの契約とトークンの発行が必要です。

DifyをXServer VPSのアプリイメージで入れる手順と、必要なメモリを知りたい方は、次の記事で確認できます。

OpenClawをXServer VPSで動かす手順と、無料VPSの制限・安全対策を知りたい方は、次の記事で確認できます。

用途別に、どれが合う?

ここからは、上の比較をもとにした筆者の提案です。どのサービスが優れているという順位ではなく、やりたいことに合う候補を挙げています。

やりたいこと候補と理由
OpenClawもDifyも、自動で入れて始めたい(新規)ConoHa VPS。2026年9月24日時点で、新規に申し込めて両方のスタートアップスクリプトがある
すでにXServer VPSを契約しているXServer VPSの追加申込み。アプリイメージでOpenClaw・Dify・n8nを入れられ、Difyは申込み時にSSLまで設定できる
数時間〜数日だけ試して、いったん消したいConoHa VPSの時間課金。1時間単位の料金で、月の上限額がある
無料期間のうちに使い勝手を確かめたいさくらのVPSの2週間お試し(クレジットカード払い)。続けないなら期間内にキャンセルが必要で、本登録後は最低3ヶ月
Difyで扱うデータを国内の基盤で処理したいさくらのVPSの「Dify + さくらのAI Engine」。AIモデルまでさくらインターネットの国内基盤で処理する構成
自動バックアップや複数台の構成も使いたいXServer VPS クラウド。日次・最大7日分の自動バックアップが標準。OpenClaw・Difyは自分で入れる
銀行振込や請求書払いで払いたいさくらのVPS。クレジットカードのほか銀行振込・請求書払い・自動口座振替に対応

Difyについては、VPSを借りる前にクラウド版の無料プラン(サンドボックス)で試す方法もあります。Difyの料金ページでは、サンドボックスは無料で200メッセージクレジット・アプリ5個などの枠が案内されています。OpenClawも自分のパソコンにインストールして試せるため、常に動かす必要が出てからVPSを借りても遅くありません。

自動バックアップ付きのVPSにOpenClaw・Difyを自分で入れたい人へ(PR)

XServer VPS クラウドは、XServerが2026年8月31日に始めたクラウド型のVPSで、日次の自動バックアップ(1日1回・最大7日分)が標準で付きます。OpenClaw・Dify・n8nを自動で入れる仕組みは無く、セットアップスクリプトで用意できるのはDockerの実行環境などです。アプリはそれぞれの公式手順(OpenClawはインストーラー、DifyはDocker Compose)で自分で入れます。

  • メモリ4GB(4コア・ストレージ50GB)は、1か月契約で月2,480円、12か月契約で月2,068円(どちらも税込)
  • 契約期間は1か月か12か月から選びます。代金の支払い後は申込みをキャンセルできないと公式に案内されています
  • 2026年10月26日17時までの申込みは、初回の契約の利用期間が3か月延長されるキャンペーンの対象です(1か月・12か月契約のVPSが対象。支払い後の返金は不可)
  • 無料で試せる期間は、公式ページに記載がありません
  • OpenClaw・Difyにつなぐ AIサービスの利用料(APIキーの料金)は、VPS代とは別にかかります

料金・条件は2026年9月24日に公式サイトで確認した内容です。申込み前に最新の表示を確認してください。

申し込む前に確認すること

  1. メモリ:Difyを入れるなら4GB以上。OpenClawだけなら2GBでも動く数値ですが、あとからDifyも入れるかどうかで決めます。
  2. 更新時の料金:ConoHa VPSのまとめトクは初回と更新時で金額が違います。キャンペーンの期限も確認します。
  3. 最低契約期間と前払い:さくらのVPSは最低3ヶ月。XServer VPS・ConoHa VPSのまとめトクは期間分の一括前払いです。
  4. 受付状況:XServer VPSは新規受付の再開(2026年11月中の予定)をお知らせで確認します。
  5. ポートの制限:パケットフィルターやセキュリティグループで、必要なポートだけを開けます。OpenClawの管理画面は、インターネットに直接公開しない設定で使います。
  6. AIサービスの利用料:APIキーの料金はVPS代とは別です。使うAIサービス側で利用額の上限や通知を設定できるなら、先に設定しておくと安心です(筆者の提案)。

公式サイトで料金と条件を確認する場合は、次のページから進めます。

Difyのクラウド版とセルフホストの料金と上限の違いを知りたい方は、次の記事で確認できます。

VPSでAIのコーディングツールも使いたい人へ

XServer VPSのアプリイメージやConoHa VPSのスタートアップスクリプトには、OpenClaw・Difyのほかに、Claude CodeなどのAIコーディングツールも並んでいます。VPSに入れる前にツール自体の料金や使える範囲を知りたい方は、次の記事を読んでいただくと、どのプランで何ができるかが分かります。

参考にした公式資料

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