画像の一部だけ直すならどれ?Google Pics・ChatGPT Images 2.5・Geminiアプリ・Canvaの違いと選び方
画像を一から作り直さず一部だけ編集できるAIツール4つ(Google Pics、ChatGPT Images 2.5、Geminiアプリ、Canva)を、無料で使えるか・必要プラン・編集箇所の指定方法・日本語対応の同じ軸で比較。契約状況別にまず試すものを整理しました。

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「SNS画像の日付だけ直したい」「挿絵の色だけ変えたい」。画像を一から作り直さず一部だけ編集できるAIツールは、2026年9月時点で主なものが4つあります。どれを使うかは、機能の優劣より「すでに何を契約しているか」で決まることが多いです。
何も契約していないならGeminiアプリかChatGPTの無料プラン、Google AI Proを契約しているならGoogle Pics、ChatGPTの有料プランならImages 2.5、Canvaで制作しているならCanva内のAI、が基本の選び方です。この記事では、4つのツールを同じ軸で比べ、自分の環境でどれを使えばよいかを判断できるようにします。
- 各社の公式ページと公式ヘルプを2026年9月13日に確認した「仕様の比較」です。同じ画像で編集結果を比べた実測ではないため、仕上がりの良し悪しに順位は付けていません。
- 料金は各公式ページで国を選んで確認してください。日本円の金額はこの記事に転記していません。
4つのツールを同じ軸で比べる

| 比較軸 | Google Pics | ChatGPT Images 2.5 | Geminiアプリ | Canva |
|---|---|---|---|---|
| 無料で使える? | 使えない(対象プランが必要) | 使える(回数上限あり) | 使える(AIプランなしはダウンロード1K) | 無料版あり(AI機能は共通利用枠) |
| 必要なプラン | Google AI Pro/Ultra、Workspace Business Standard以上など | 全プラン | 全プラン。AIプランで2K出力・Pro再生成 | 無料版でも一部AI可。プロ以上で利用枠拡大 |
| 編集箇所の指定 | 対象物をクリック、範囲をドラッグ | 会話、画像へのコメント、手描きのSketch | 会話(部分修正) | エディター上で要素を選択 |
| 画像内の文字の編集 | 文字を選んで書き換え | 会話で指示 | 会話で指示 | テキスト要素として編集 |
| 日本語対応 | 生成・編集は対応。スタイル参照は英語のみ | 公式ページも日本語。日本語で指示できる | Geminiアプリの対応言語すべて | 日本語UIあり。Canva AI 2.0は日本では「近日リリース」表示 |
| 利用端末 | デスクトップ | デスクトップ・モバイル・ウェブ | ウェブ・アプリ | ウェブ・アプリ |
| 向く人 | Google AI Proや対象Workspaceを契約済みで、範囲指定で直したい人 | ChatGPTを普段使いしていて、会話やラフ絵で指示したい人 | 契約なしで手早く試したい人 | Canvaでバナーや資料を作っている人 |
表はスマートフォンでは横にスクロールします(左端の比較軸は固定)。各ツールの根拠は次の節にまとめました。
各ツールの条件と根拠
Google Pics:範囲指定が明確、対象プランが必要
画像上の対象物をクリックするか範囲をドラッグして編集箇所を指定し、一度に最大5件の変更をまとめて適用できます。画像内の文字は選んで書き換えられます。個人はGoogle AI ProまたはUltra、仕事用はBusiness Standard以上などが対象で、デスクトップ専用です。日本語での生成・編集に対応していますが、スタイル参照は英語での提供です。詳しくはGoogle Picsで画像を部分編集する方法を参照してください。提供条件(公式ヘルプ)
ChatGPT Images 2.5:無料プランでも使え、会話と手描きで指示
2026年9月8日公開のモデルで、指定箇所だけを編集する精度と、会話を重ねたときの一貫性が改善されたと発表されています。画像に直接コメントを置いて編集箇所を指定でき、手描きのラフから生成するSketchも使えます。デスクトップ・モバイル・ウェブの全プランで利用でき、無料プランには生成回数の上限があります(回数は公式発表に記載なし)。詳しくはChatGPT Images 2.5の使い方で解説しています。OpenAIの発表
Geminiアプリ:契約なしで試せる
GeminiアプリはNano Banana 2で画像を生成・編集でき、公式ヘルプでは「部分修正:画像の一部にすばやく特定の変更を加える」と案内されています。Google AIプランがなくてもGeminiアプリを使える国と言語なら利用でき、プランがない場合はダウンロードが1K解像度、プランがあれば2Kになります。AI Pro/Plus/Ultraでは、より高精度なNano Banana Proで再生成できます。Google Picsのようなクリックでの範囲指定はなく、会話で指示します。Geminiアプリで画像を生成・編集する(公式ヘルプ)
Canva:制作環境ごと使う人向け
Canvaは無料版があり、AI機能は「共通AI利用枠」の範囲で使えます。プロ以上のプランで利用枠が増え、追加の「AIパス」も用意されています。会話で設計から仕上げまで進めるCanva AI 2.0は2026年4月に発表されましたが、日本語の公式ページでは確認日時点で「近日リリース」と表示されています。すでにCanvaでバナーや資料を作っている人は、エディター内のAI写真編集や素材生成から試すのが現実的です。Canvaの料金プラン(公式)/Canva AI(公式)
自分の環境で選ぶ

いまの状況 | まず試すもの | 理由 |
|---|---|---|
有料契約が何もない | Geminiアプリ、またはChatGPT無料プラン | 追加費用なしで部分修正を試せる。解像度や回数の上限はある |
Google AI Pro/Ultraを契約中 | Google Pics | クリック・ドラッグで範囲を指定でき、Docs・Slidesの画像もそのまま編集できる |
ChatGPTの有料プランを契約中 | ChatGPT Images 2.5 | 普段の会話の延長で編集でき、Sketchで配置も指示できる |
Canvaで制作している | Canva内のAI機能 | レイヤーやテキストを保ったまま編集でき、制作物との行き来がない |
月に数枚を直す程度なら、無料で使えるGeminiアプリやChatGPTで足りる可能性が高いです。有料プランを検討するのは、範囲指定の操作感(Google Pics)や高解像度出力、回数上限が実際に足りなくなってからで遅くありません。契約前に各公式ページで現在の料金と含まれる機能を確認してください。
Canvaで制作している方は、次の記事で無料プランで使えるAI機能の月ごとの回数と、Canvaプロで増える範囲を確認できます。

Canva(無料版)のAIで画像やデザインを作れる回数は、料金ページの目安で月最大20回です。Canvaプロ(月1,180円)は高品質モデル最大200回で、標準モデルは回数に数えません。公式ページ間の記載の違い、上限に達したときの動き、商用利用の条件を2026年10月5日時点で整理しました。
どのツールでも共通の確認ポイント
- 指示には「変える部分」と「残す部分」を両方書く。
- 一度に複数を変えず、一箇所ずつ適用して元画像と見比べる。
- 画像内の日付・価格・人名は出力後に原稿と照合する。
- 人物や商標を含む画像は、各サービスの利用規約と掲載先のルールを確認する。
画像の一部だけ直すツールは、性能の差より「いま手元にあるもの」で選ぶのが近道です。まずは追加費用のかからない方法で一箇所だけ直してみて、足りないと感じた点があれば、その点を満たすプランを検討してください。
直した画像を仕事の資料づくりに活かしたい人へ
直した画像をPowerPointの資料に入れて、資料づくり全体に生成AIを使えるようになりたい方は、Winスクールの生成AI講座をまとめた次の記事を読んでいただくと、PowerPoint×生成AI(Copilot)コースで画像の挿入・加工からCopilotでの構成案づくりまで学べることと、6講座それぞれの受講費用が分かります。画像生成そのものを広く学ぶ講座ではないことも同じ記事に書かれているので、自分の目的に合うかを申し込む前に判断できます。

Winスクールの生成AI講座は6つで、最短の講座は4.5時間・税込40,700円です。Copilotと組み合わせたExcel・PowerPointコースの料金と、無料カウンセリングで確かめたい7つのことを整理します。


