Geminiで作った画像の透かしとは?SynthIDと目に見える透かしの違い、消せるか、ブログに使うときの注意

左に「Gemini画像の透かし」「SynthIDは消せる?」の見出しと「目に見える透かしとの違い・ブログでの注意」の帯、右に山と太陽の風景画の上に虫眼鏡を当てると、画像の中に隠れた点の模様が見えるイラスト。画像内の文字:Gemini画像の透かし SynthIDは消せる? 目に見える透かしとの違い・ブログでの注意

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Geminiで作った画像をブログのアイキャッチに使おうとして、画像に入ったマークが気になった人もいると思います。このマークは外してよいのか、目に見えない透かしも入っているのか、外したらAIで作ったことが分からなくなるのかは、ヘルプのページが分かれていて読み取りにくい部分です。

Geminiアプリで作った画像には、設定がオンのときに表示される目に見える透かしと、目に見えない電子透かし「SynthID」が入ります。作成元の情報を記録するContent Credentials(C2PA)のメタデータも付く仕組みです。目に見える透かしは、Geminiアプリの設定[メディアの透かし]でオン・オフを切り替えられます。プランの条件がヘルプに書かれているのはインド・韓国・ベトナムだけで、この3か国はAI Ultra限定です。SynthIDとContent Credentialsはこの設定の影響を受けません。SynthIDはサイズの変更や圧縮をしても通常は残り、GeminiアプリでGoogle AIが作った画像かどうかを確かめられます。

情報確認日:2026年10月8日。Geminiアプリ ヘルプ、Google DeepMindのSynthIDの紹介ページ、Google利用規約と生成AIの使用禁止に関するポリシーをもとにまとめた解説です。

先に押さえる条件

目に見える透かしは、Geminiアプリの[メディアの透かし]でオン・オフできます。ただしインド・韓国・ベトナムでは、AI Ultraの利用者にしかこの設定が表示されません。SynthIDはGeminiアプリで作成・編集したすべてのAI生成メディアに入り、外す設定はありません。[メディアの透かし]はGeminiアプリ(ウェブとモバイル)だけの設定で、ほかのGoogleサービスのAI機能には適用されません。

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目次

Geminiで作った画像に入る透かしは何種類?

風景の画像が手前の層と奥の層に分かれて描かれている。手前の画像の角には星形のシールがはがれかけていて、奥の半透明の層には点の波模様が一面に入り、虫眼鏡で調べられている。目に見える透かしは外せても、画像に埋め込まれた見えない透かしは残ることを表している

Geminiアプリ ヘルプの「ウォーターマークの設定を管理する」ページでは、AI生成の画像に付く印を3つに分けて説明しています。人が見て分かるのは目に見える透かしだけで、残りの2つは画像の見た目を変えません。

スクロールできます
印の種類目で見えるか設定で外せるか何に使われるか
目に見える透かし見える[メディアの透かし]でオフにできる見た人にAI生成だと伝える
SynthID(電子透かし)見えない外せないGoogle AIで作成・編集したかの判定
Content Credentials(C2PA)見えない(ファイルのメタデータ)[メディアの透かし]の影響を受けない作成元や編集履歴の記録

SynthIDとContent Credentialsは、どちらも目に見えません。違いは記録のしかたにあります。ヘルプによると、SynthIDは画像の中身に直接埋め込まれ、検証のために使われます。メタデータは元のファイルに付けられる補足情報で、作成元や履歴を伝えるものです。

目に見える透かしはどのプランで入る?外す設定はどこ?

ヘルプに書かれているプランの条件は、インド・韓国・ベトナムに住んでいる人向けの1つだけです。この3か国では、AI Ultraを定期購入している人にだけ[メディアの透かし]の設定が表示され、それ以外の人が作るビジュアルメディアには目に見える透かしが自動で入ります。日本についての制限はヘルプに書かれていません。

設定がオンのとき、新しく生成した画像に目に見える透かしが入ります。初期状態がオンかオフかはヘルプに明記されていないので、画像を作る前に自分の設定を確かめておくと安心です。パソコンでの操作は次のとおりです。

  1. パソコンで gemini.google.com を開きます
  2. 左下の設定アイコンから[メディアの透かし]をクリックします
  3. 設定をオンまたはオフにします

スマートフォンでは、Geminiアプリを開いて左側のメニューから[設定]をタップし、[メディアの透かし]の横にあるスイッチを切り替えます。この設定は画像だけでなく、Geminiアプリで作る動画や、音楽トラックを使って作った動画・ビジュアルプレーヤーの目に見える透かしにも適用されます。ヘルプの説明は「新たに生成された画像」についてのもので、設定を変える前に作った画像に後から反映されるとは書かれていません。

SynthIDとは?AIで作った画像かどうかを確かめる方法

SynthIDは、Google DeepMindが開発したAI生成コンテンツ向けの電子透かしです。DeepMindの紹介ページによると、画像が作られた時点で人には見えない透かしを埋め込み、画質は変わりません。切り抜き、フィルター、非可逆圧縮のような加工にも耐えるように設計されています。

手元の画像がGoogle AIで作られたものかは、Geminiアプリで確かめられます。ログインした状態で画像を1枚アップロードし、「この画像はGoogle AIによって作成または編集されたもの?」のように質問すると、SynthIDとContent Credentialsを調べて答えが返ってきます。

使えるのは個人用アカウントか、対象のWorkspaceアカウントです。1回に選べるファイルは1つだけで、100MB以下に限られます。画像の検証は24時間あたり約10回までで、判定できるのはGoogle AIツールで作られたコンテンツだけです。

結果の読み方にも注意が要ります。SynthIDが見つかれば、画像の一部またはすべてがGoogleのAIモデルで作成・編集されたという判定です。見つからなかった場合は「Google AIでは作られていない」という意味にとどまり、ほかのAIで作られた可能性は残ります。シンプルな画像や、AIで直した部分がごく小さい画像は、判定できないこともあるとヘルプに書かれています。スクリーンショットで調べるときは、画像の周りをぴったり切り取るよう案内されています。

Geminiアプリのほかに、DeepMindはSynthID Detectorという検証用のページを用意しています。紹介ページでは、GoogleのAIに加えてOpenAI・NVIDIA・Kakaoなど提携先のAIで作った画像・動画・音声も確かめられると説明しています。

SynthIDは消せる?消してよい?

SynthIDを外す設定は、Geminiアプリにありません。[メディアの透かし]をオフにしても、ヘルプのとおりSynthIDとContent Credentialsは残ります。ヘルプのよくある質問では、画像のサイズや色を変えたり圧縮したりしても、通常はデジタル透かしが残ると答えています。ただし、何度も加工を重ねると検出されなくなる可能性があるという注意付きです。

規約の面では、2026年10月8日に確認したGoogle利用規約(発効日2026年7月30日)と生成AIの使用禁止に関するポリシーに、SynthIDの削除を名指しで禁じる条文は見当たりませんでした。一方で使用禁止に関するポリシーは、人を欺く目的で、生成したコンテンツを人間だけが作ったものだと主張して出所を偽ることを禁じています。Google利用規約も、サービスの不正使用の例として、生成AIのコンテンツを人間が作成したものであると誤解させる行為を挙げています。目に見えない透かしをわざわざ消す理由は、AIで作ったことを隠す以外に考えにくく、これらの規約に触れるおそれがあるというのが筆者の見方です。

ブログやSNSで使うだけなら、目に見える透かしは、設定が表示される国とプランであれば公式の設定で外せます。SynthIDは画質に影響しないので、残したまま使って困る場面はほとんどありません。この記事では、透かしを消す方法は扱いません。

ブログやSNSに使うときに気をつけることは?

目に見える透かしをオフにしても、SynthIDが残るので、画像を見た人はGeminiアプリでGoogle AIが作った画像かどうかを確かめられます。透かしの有無にかかわらず、AIで作った画像を「撮影した写真」や「自分で描いた絵」として紹介しないことが基本です。ブログに載せる前に確かめておきたい点を、筆者の提案として挙げます。

  1. [メディアの透かし]の状態を確かめてから画像を作る
  2. 実在の人物や出来事に見える画像を、本物のように紹介しない
  3. 載せる先のサービスにAI生成の表示ルールがあれば、そのルールに従う
  4. 商用で使うなら、Geminiの規約で作った画像をどう扱えるかを確かめる

AI生成と書く必要があるかは、載せる先によって違います。たとえばYouTubeのサムネイルや動画でのAI開示については、YouTubeのサムネイルをAIで作る方法と注意点を読んでいただくと、YouTube側のルールを確認できます。Geminiで作った画像を商用で使えるかについては、Nano Bananaとは?Geminiアプリでの使い方と無料でできる範囲、商用利用の扱いで規約の該当箇所とあわせて説明しています。

ブログやSNSの画像をAIで作る機会が増えると、プロンプトの書き方や素材の権利をまとめて学びたくなる人もいると思います。生成AIの使い方を体系的に学びたい方向けに、学習サービスの案内を置きました。

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ChatGPTで作った画像をブログやSNSに使うときの規約上の扱いと、C2PAを含む公開前の確認点は、次の記事で確認できます。

次の疑問に答える記事

Gemini以外の画像生成AIも候補に入れたい方は、画像生成AIのおすすめはどれ?無料で作れる範囲・商用利用・日本語対応を5サービスで比較を読んでいただくと、無料で作れる範囲と商用利用の条件を比べられます。

作った画像の一部だけを直したい方は、画像の一部だけ直すならどれ?Google Pics・ChatGPT Images 2.5・Geminiアプリ・Canvaの違いと選び方を読んでいただくと、部分編集に向くツールの違いが分かります。

参考にした公式資料

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