Gemini Omniの使い方。できること、使えるプラン(無料版は対象外)と上限、最初の1本を作る手順

左に「Gemini Omni」「どのプランで使える?」の見出しと「できること・使い方・上限」の帯、右に再生ボタンの付いた動画が映るスマートフォンと、吹き出し、フィルム、音声の波形のイラスト。Gemini Omniの使い方と使えるプランを扱う記事のサムネイル。画像内の文字:Gemini Omni どのプランで使える? できること・使い方・上限

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Geminiアプリで動画を作ろうとして、「Gemini Omni」という名前を見かけた人は多いと思います。何ができるのか、無料のままで使えるのか、何本まで作れるのかは、紹介ページを1枚読んだだけでは分かりにくい部分です。

Gemini Omniは、GoogleがGeminiアプリでVeoの代わりに導入した動画の生成・編集モデルです。文章や写真、動画を渡すと10秒の動画を作り、できた動画をチャットで直していけます。個人アカウントで使うにはGoogle AI Plus(月額¥725)以上のプランが必要で、プランなしの無料版では使えません。

情報確認日:2026年10月7日。Googleの発表記事、Geminiアプリ ヘルプ、Geminiの紹介ページと定期購入ページ、Googleの利用規約をもとにまとめた解説です。

先に押さえる条件
  • 個人アカウント:Google AI Plus・Google AI Pro・Google AI Ultraのいずれかが必要です
  • 年齢:18歳未満のユーザーは使えません
  • 仕事用・学校用のアカウント:要件を満たすWorkspaceライセンスが必要です
  • 本数:プランごとの固定の本数は公開されていません。チャットなどと同じ使用量上限の中で使います
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目次

Gemini Omniで何ができる?

Googleは2026年5月19日の発表記事で、Omniシリーズの最初のモデルとしてGemini Omni Flashを公開しました。Geminiの紹介ページでは、Geminiアプリで使うモデルを「Gemini Omni 1.1 Flash」と表記し、以前のVeo 3.1に代わるモデルと説明しています。紹介ページとヘルプに書かれている機能は次のとおりです。

  • 10秒の動画を作る(文章、写真、動画を組み合わせて指示できます)
  • 映像と同時に音声も作る(プロンプトで音声を頼みます)
  • 写真を動画にする(参考にする写真は最大5枚)
  • 手持ちの動画をアップロードして編集を頼む(背景の入れ替え、照明の調整、手ぶれ補正など)
  • 同じチャットの中で、できた動画への修正を続けて頼む
  • 「次に何が起こるか」を頼んで、話の流れを保ったまま動画を延ばす
  • 作る前に縦横の比率を選ぶ、用意されたテンプレートから始める
  • 自分の見た目と声を登録したアバターを動画に登場させる
左の3枚の写真から矢印が中央の動画の画面へ伸び、動画の画面と右上の吹き出しが矢印で行き来している。右上には時計、手前ではノートパソコンの前に座った人が動画を見ている。写真をもとに動画を作り、チャットで修正を重ね、生成を数分待つ流れを表すイメージ。

動画のアップロードによる編集は、EEA・スイス・英国と米国の一部の州では使えないとヘルプに書かれています。日本はこの一覧に入っていません。縦横の比率は、文章だけで頼むと横向きになり、写真や動画を渡すとその素材に合わせた比率になります。

音声の編集には制限があります。Googleの発表記事によると、動画の音声やせりふを編集で変える機能はまだテスト中です。現在、自分の声を動画に使えるのはアバター機能だけです。

どのプランで使える?無料版では使えない?

GeminiアプリでGemini Omniを使えるのは、Google AI Plus・Pro・Ultraの契約者に限られます。使用量上限のヘルプにある機能の表では、「動画生成」にチェックが付いているのはこの3つのプランだけで、プランなしには付いていません。動画生成のヘルプにも「個人アカウントでこの機能をご利用いただくには、Google AI プランが必要です」と書かれています。

スクロールできます
プラン月額(日本の表示)GeminiアプリのOmniGoogle Flowのクレジット
無料¥0使えないOmniの記載なし
Google AI Plus¥725使える200
Google AI Pro¥2,900使える1,000
Google AI Ultra¥14,500または¥32,000使える10,000または25,000
Geminiの定期購入ページ(日本)と使用量上限のヘルプをもとに作成。2026年10月7日確認。月額の税込・税別はページに書かれていません。

Google Flowは、Googleの映像制作向けのツールです。定期購入ページでは、Plus・Pro・Ultraの欄に「Gemini Omni Flash を利用したり」と書かれており、プランに付くクレジットを使ってFlowでもOmniを使えます。無料の欄のFlowには、Omniについての記載がありません。

2026年10月9日から、無料版のGeminiアプリで使えるチャットのモデルはFlash-Liteだけになります。この変更はチャットに使うモデルの話です。動画生成は変更の前からプランなしでは使えない機能なので、無料版でOmniが使えないことは変わりません。

Googleは発表記事で、YouTubeショートとYouTube Createアプリでも、Gemini Omni Flashを無料で順次提供すると案内しました。日本でいつから、どの条件で使えるかは、この記事では確認できていません。

何本まで作れる?上限の考え方

Geminiアプリには「1日に動画を何本まで」という公開された数字がありません。Geminiアプリの上限は、プロンプトの複雑さや使う機能、チャットの長さで決まる「使用量上限」です。この上限は5時間ごとにリセットされ、別に週ごとの上限もあります。

動画や画像、音楽などのメディア生成は、通常のチャットより多くの使用量を消費する、とヘルプは説明しています。動画を続けて作ると、チャットだけのときより早く上限に届く可能性があります。

使用量上限は、Google AI Plusが無料版の標準の2倍、Google AI Proが標準の4倍です。Google AI Ultraは、月額¥14,500のプランでAI Proの5倍、月額¥32,000のプランで20倍になります。使用量上限のヘルプの日本語版だけは、Ultraを「AI Pro の上限の 4 倍または 20 倍」と記載しています。同じヘルプの英語版と定期購入ページ、モデル変更のヘルプは5倍と書いているため、この記事では5倍としました。

自分の残りの使用量は、パソコンで gemini.google.com を開き、左下の設定から「使用量上限」を選ぶと確認できます。上限に近づくとアプリに通知が出て、上限に達するといつリセットされるかが表示される仕組みです。上限に達したときは、リセットを待つか、上限の高いプランに切り替えます。定期購入ページには、AIクレジットを買って上限を引き上げられるとも書かれています。

日本・日本語で使える?

日本から契約できるプランで使えます。Geminiの定期購入ページは日本向けに円の月額を表示しており、Google AI Plusは160か国以上で提供されています。使用量上限のヘルプにある、Google AI PlusとPro・Ultraを利用できる国の一覧にも日本が入っています。動画生成のヘルプと紹介ページにも日本語版があります。

一方で、紹介ページには「利用できる機能はティアと地域によって異なります」という注記があります。日本語のプロンプトでどこまで意図どおりに作れるか、日本語のせりふを含む音声に対応しているかは、公式ページに記載がなく未確認です。

最初の1本を作る手順(パソコン)

Geminiアプリ ヘルプに書かれている手順を、パソコンのブラウザで使う場合で整理しました。事前にGoogle AI Plus以上のプランを契約し、Geminiアプリにログインしておきます。

  1. パソコンで gemini.google.com を開きます。
  2. 左上の「サイドバーを開く」から「動画を作成」をクリックします。
  3. 必要ならテンプレートを選びます。選ばずに進んでもかまいません。
  4. テキストボックスに、作りたい動画の内容を書きます。
  5. 写真や動画をもとにする場合は「画像を追加」か「動画を追加」のアイコンからファイルを選びます。動画は1本、画像は最大5枚までです。
  6. 送信アイコンをクリックし、できあがるまで待ちます。生成には数分かかることがあります。

動画を作っている間は、同じチャットで続きを書けません。待つ間に別の作業をしたいときは新しいチャットを始め、後で元のチャットに戻って動画を確認します。アバターを使うときは、プロンプトに「@」と自分のGoogleユーザー名を入れます。

スマートフォン(Android、iPhone・iPad)では、Geminiモバイルアプリかブラウザで gemini.google.com を開き、左上のメニューから「動画」をタップする流れです。その後の手順はパソコンと変わりません。

最初の指示文の例(筆者の提案)

朝の窓辺でコーヒーカップから湯気が立ちのぼる様子を、横からゆっくり近づくカメラで撮った10秒の動画。やわらかい自然光で、小鳥の鳴き声と食器の小さな音を入れてください。

この例は場面・カメラの動き・光・音を1つずつ書く形を示すために筆者が作ったもので、実際の出力は確認していません。できた動画に対しては「カップを青色にして」「もう少し明るく」のように、直したい点を1つずつ頼むと、どの指示が反映されたかを見分けやすくなります。

動画を作る前に、Geminiとの通常のチャットでプロンプトを相談して練ることもできるとヘルプにあります。何を書けばよいか迷うときは、先にチャットで場面の案を出してもらうと書き始めやすくなります。

できた動画を保存する・共有する

パソコンでは、動画の下にある共有のボタンから「動画をダウンロード」か「YouTube で共有」を選びます。AndroidとiPhone・iPadでは、動画の下の「共有」から、端末への保存、書き出し、YouTubeでの共有を選べます。Googleの規約に反する可能性があるとシステムが判断した動画は、Geminiアプリが削除する場合があります。

作った動画の扱いは?透かし・権利・商用利用

Geminiアプリで作ったすべての動画には、目に見えない電子透かしの「SynthID」が埋め込まれます。Geminiアプリに動画をアップロードしてGoogleのAIで作ったものかを尋ねると、GeminiがSynthIDを確認して答えます。目に見える透かしがOmniの動画に入るかは、今回読んだ公式ページに記載がなく未確認です。

Googleの利用規約には、ユーザーがサービスで作ったオリジナルのコンテンツについて「Google がそのコンテンツに対する所有権を主張することはありません」と書かれています。ただし、Gemini Omniのヘルプと紹介ページには、作った動画を商用に使ってよいかを直接示す記載がありません。商用利用の可否は未確認として扱ってください。

ヘルプは、アップロードする写真や画像について使う権利を持つこと、著作権やプライバシーなど第三者の権利を侵害しないことを求めています。生成AIの使用禁止に関するポリシーに違反すると、アカウントが停止される場合があります。動画を公開・使用する前には、内容を自分で確かめるよう求めています。

Googleの利用規約は、生成AIのコンテンツを人間が作ったものだと誤解させる行為も禁じています。仕事やSNSで使う場合、筆者は、AIで作った動画だと分かる説明を添え、他人の顔や商標が映る素材を避ける使い方が安全だと考えています。広告や商品紹介に使う前には、利用規約と生成AIのポリシーを読み直してください。

VeoやKlingとどう使い分ける?

この記事ではGeminiアプリでの使い方に絞りました。Google FlowでのVeoとの関係や、Kling AIとの違いを見比べたい方は、VeoとKlingの違いは?Gemini Omniとの関係と、動画生成で3つをどう使い分けるかを読んでいただくと、無料で使える範囲と料金を同じ軸で確認できます。

動画生成AIを趣味だけでなく仕事にも使いたいと考えたとき、プロンプトの書き方や素材の権利をまとめて学びたくなる人もいると思います。生成AIの使い方を体系的に学びたい方向けに、学習サービスの案内を置きました。

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次の疑問に答える記事

無料版のGeminiアプリで10月9日から何が変わるかは、Geminiの無料版は10月9日からFlash-Liteだけに。FlashはAI Plus・ProはAI Proから、無料でどこまで使えるかを読んでいただくと、プランごとに使えるチャットのモデルが分かります。

Gemini以外の動画生成AIも候補に入れたい方は、動画生成AIのおすすめはどれ?無料で試せる範囲・商用利用の条件・日本語対応を5サービスで比較を読んでいただくと、無料で試せる範囲と商用利用の条件を比べられます。

作った動画を仕事で使う前の確認や学び方は、動画生成AIを仕事で使えるようになるには。商用利用と入力データの確認、独学の順番と、講座を選ぶときの確認項目を読んでいただくと、確認する順番が分かります。

参考にした公式資料

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