Sunoの無料と有料の違い。作った曲は商用利用できる?Pro・Premierのクレジット・ダウンロード枠と、後から有料にした場合の扱い

左に「Suno 無料と有料」「商用利用できる?」の見出しと「Pro・Premierの違いとクレジット」の帯、右にヘッドホン、音の波形を映したノートパソコン、音符、値札、リボン付きの証書のイラスト。Sunoの無料プランと有料プランの違いと商用利用の条件を扱う記事のサムネイル。画像内の文字:Suno 無料と有料 商用利用できる? Pro・Premierの違いとクレジット

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Sunoで作った曲をYouTube動画のBGMに使いたい。気に入った曲をSpotifyにも出してみたい。そう考えたときに、無料プランのままでよいのか、有料プランに入る必要があるのか、すでに無料で作った曲はどうなるのかで迷う人は多いはずです。

Sunoの無料プランで作った曲は、個人的な非商用の用途に限られます。収益化したYouTubeチャンネルや配信サービスには使えません。商用利用できるのは、有料のProかPremierに加入している間に作り、プランのダウンロード枠で正規にダウンロードした曲です。無料で作った曲は、後から有料プランに入っても原則として商用利用できるようにはなりません。

情報確認日:2026年10月5日

Sunoの料金ページ、ヘルプセンター、利用規約、公式ブログをまとめた解説です。

先に押さえる条件

商用利用の権利が付くのは、Pro・Premierに加入している間に作った曲です。2026年9月3日に発効した利用規約で、プランのダウンロード枠を使い、Sunoの正規の方法でダウンロードすることも条件になりました。録音やストリームの抜き出しで手に入れた音源は使えません。

無料プランで作った曲には、後から有料プランに入っても商用利用の権利はさかのぼって付きません。また、Sunoは作った曲に著作権が認められることまでは保証していません。

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目次

無料・Pro・Premierは何が違う?

Sunoのプランは、無料のFree、有料のProとPremierの3つです。ヘルプセンターでは無料プランをBasicと呼ぶこともあります。料金ページに載っている主な違いを、2026年10月5日に日本から閲覧したときの表示で並べました。

スクロールできます
項目FreeProPremier
料金(月払い)0円月1,500円月4,500円
料金(年払い、月あたり換算)0円月1,200円月3,600円
クレジット1日50月2,500月10,000
使えるモデルv6-miniv6、v6-wild、v6-miniv6、v6-wild、v6-mini
曲のダウンロード月ごとの枠なし月20曲月60曲
商用利用できないできるできる
追加クレジットの購入できないできるできる
ステム分離なし2種類3種類
音声のアップロード8分まで30分まで30分まで
生成の待ち行列共有の待ち行列、同時に4曲まで優先、同時に10曲まで優先、同時に10曲まで
その他標準の機能のみ自分の声での録音・制作、カスタムモデルの作成Proの内容に加えて、Suno Studio、既存の曲へのボーカル・伴奏の追加

料金ページは日本から開くと円で表示され、最初は年払いの額が出ています。月払いはProが1,500円、Premierが4,500円です。年払いにすると月払いより20%安くなり、月あたりの額はProが1,200円、Premierが3,600円になります。料金ページには、年払いでProは3,600円、Premierは10,800円安くなると表示されています。税は購入手続きのときに計算されます。Proの音声アップロードは、プランの欄には書かれていませんが、同じページの比較表では30分までです。

ステム分離は、曲をボーカル・ドラム・ベースなどのパートごとの音源に分ける機能です。Proで使えるのは、自動分離とミックスからの分割の2種類です。Premierでは、これに高度な分割が加わります。

いま使えるモデルはv6系の3つです。v6はSunoの最上位モデルで、v6-wildは予想外の結果を試すために用意されました。v6-miniは速く効率的な版で、無料ユーザーも使えます。v6より前のモデルは提供が終わりましたが、古いモデルで作った曲もライブラリに残り、再生や共有を続けられます。

クレジットで何曲作れる?使い切ったらどうなる?

Sunoのヘルプでは、v6のモデルで1回生成すると2曲ができ、消費は合計10クレジットです。プロンプトに画像や動画をたくさん入れると、消費は増えます。2分を超える曲などに向くMax Modeも、通常より多くのクレジットを使います。

通常の生成だけで計算した目安は次のとおりです。

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プランクレジット生成の回数と曲数の目安
Free1日501日5回、10曲
Pro月2,500月250回、500曲
Premier月10,000月1,000回、2,000曲

この表は1回10クレジットで割った計算です。画像や動画を入れた生成、Max Modeを使うと回数は減ります。

クレジットは繰り越せません。無料プランの50クレジットは、協定世界時(UTC)を基準に1日1回補充されます。何時に補充されるかはヘルプに書かれていません。Pro・Premierのクレジットは、最初に購入した日時に合わせて月1回の補充で、年払いのプランも毎月補充の扱いです。

Pro・Premierで月のクレジットを使い切った場合は、次の日から請求期間の終わりまで、無料プランと同じ1日50クレジットが付与されます。加入中であれば、この50クレジットで作った曲にも商用利用の権利が付きます。さらに作りたいときの手段は、アカウント画面のBuy More Creditsから買う追加クレジットです。追加で買ったクレジットに期限はありませんが、使えるのは有料プランに加入している間だけです。

作った曲は誰のもの?商用利用の条件は?

大きな音符の横に、リボンで結ばれた書類と金色の鍵が立てかけてあるイラスト。作った曲の所有権と利用の権利を表している

Sunoのヘルプは、曲の持ち主を「その曲を作ったときに有料プランに加入していたか」で分けています。

  • 無料プランで作った曲は、Sunoが所有します。利用者は、規約を守る範囲で個人的な非商用の用途に使えます。
  • Pro・Premierに加入中に作った曲は、利用者が所有します。規約では、Sunoが持つ権利を利用者に譲渡すると書かれています。解約した後も、加入中に作った曲の商用利用の権利は残ります。

2026年9月3日に発効した利用規約では、商用利用の条件にダウンロードが加わりました。商用利用できるのは、プランのダウンロード枠に沿って、Sunoが用意した方法でダウンロードした曲です。録音やストリームの抜き出しなど、それ以外の方法で手に入れた音源は商用利用できません。Sunoは、曲にプランの種類や正規のダウンロードかどうかを示す透かしやメタデータを付けることがあります。規約は、これを消したり書き換えたりすることを禁じています。

ダウンロード枠の数え方は、1曲で1回です。同じ曲を別の形式で落としても、ステムを落としても、追加では数えません。一度数えた曲は何度ダウンロードし直しても枠を使わず、失敗したダウンロードも対象外です。

月の枠は繰り越せませんが、個別に買ったダウンロードやダウンロードパックは翌月に持ち越せます。枠は、新しい制限ができる前に作った曲にも適用されるため、まだ落としていない昔の曲を落とすと今月の枠が減ります。なお、PremierのSuno Studioでの作業は、ダウンロードの上限の対象外とされています。

無料プランにも、お試しのダウンロードがあります。回数の書き方はヘルプの記事で違います。「How do downloads work?」は、2026年9月3日より前に登録した無料ユーザーは最大7回、9月3日以降に登録した無料ユーザーはときどき受け取れる扱いと書き、「How do free trial downloads work?」は無料アカウントごとに生涯で最大7回と書いています。どちらの記事でも、お試しダウンロードは月ごとに補充されず、お試しダウンロードした曲は商用利用できません。

リミックスにも注意が必要です。規約では、他の利用者の曲をリミックスした曲は、有料プランでも非商用の用途に限られます。

無料で作った曲は、後から有料にすれば商用利用できる?

原則として、できません。Sunoのヘルプには、Pro・Premierに加入しても、無料プランで作った曲に商用利用の権利がさかのぼって付くことはないと書かれています。特定の曲について例外的に権利を出す場合もあるとしていますが、保証はなく、対象も限られます。

無料で作った曲を商用で使いたいなら、有料プランに入ってから作り直すのが基本の道です。ヘルプでは、自分で書いた歌詞はどのプランでも自分のものとされています。同じ歌詞で、加入中に新しく曲を作れます。

反対に、加入中に作った曲の商用利用の権利は、解約した後も残ります。規約も、正規にダウンロードした曲の商用利用の権利は、解約やダウングレード、ダウンロード枠の使い切りで失われないとしています。

筆者の提案:加入中に作って、加入中に落としておく

ヘルプの記事には、商用利用の権利が付く曲を「加入中に作った曲」と書くものと、「加入中にダウンロードした曲」と書くものがあります。規約は、加入中に作った曲の権利を利用者に移し、商用利用には正規のダウンロードを求めています。商用で使う予定の曲は、加入しているうちに作り、加入しているうちにダウンロードしておけば、どちらの書き方にも当てはまります。解約の前に、使う曲を落としてあるか確かめておきましょう。

YouTubeやSpotifyに公開するときの条件は?

無料プランの曲でできること

無料プランの曲は、Sunoの曲ページへのリンクで共有できます。曲をリンクを知る人だけに公開するか、自分のSunoのページに公開するかも選べます。収益化しない個人の制作物に使うことも認められています。一方で、売ること、Spotifyのような収益の出る配信サービスに出すこと、収益化しているYouTubeチャンネルで使うことはできません。

Pro・Premierの曲でできること

Pro・Premierに加入中に作った曲は、好きな配信代行サービスを使って、SpotifyやApple Musicに配信できます。YouTubeやTikTokに投稿する動画に使うこともできます。映画・テレビ・ゲームへの利用や、Bandcampのようなサービスでの販売も、ヘルプの例に含まれます。Sunoは収益の取り分を求めず、曲にSunoの名前を表記する義務もありません。

公開する前に確認すること

  1. その曲を作ったときにPro・Premierに加入していたかを確かめます。
  2. 曲をSunoのダウンロード機能で落としてあるかを確かめます。お試しダウンロードの曲は商用利用できません。
  3. 他の利用者の曲のリミックスや、他人が書いた歌詞を使っていないかを確かめます。Sunoのヘルプは、収益化するなら素材のすべてについて自分が独占的な権利者である必要があるとしています。他人の歌詞で収益化すると、YouTubeチャンネルの停止や、配信代行サービスでの今後の配信拒否につながるおそれがあると書かれています。
  4. 公開先の規約を確かめます。Sunoの規約では、Suno以外での利用はそのサービスの規約に従います。公開先が利用を断っても、Sunoが与えた権利は減りません。ただし、そのサービスで使えるかどうかは公開先が決めます。配信サービスでは、関係する権利者が収益を受け取る権利を持つ場合があるとも書かれています。

著作権の扱いは、所有権や商用利用の権利とは別の話です。Sunoのヘルプは、有料プランで作った曲でも著作権で保護されるとは限らないとしています。例として米国では、人が書いていない部分は保護の対象にならず、プロンプトを書いただけでは曲を作ったことにならないと説明しています。自分で書いた歌詞は自分のものなので、歌詞だけなら登録できる場合もあるとのことです。著作権を認めるかどうかは国や地域の著作権の窓口が判断するため、Sunoは各地域の窓口に確認するよう勧めています。日本での扱いは、Sunoの資料からは確認できませんでした。

配信代行サービスによっては、著作権で保護されない曲を受け付けない場合があると、Sunoのヘルプは書いています。配信を考えているなら、代行サービスの規約も事前に読んでおくと安心です。

新機能のSpeech(beta)はどのプランで使える?

Sunoは2026年10月1日に、Speechのベータ版を公開しました。Speechは、話し声と背景の音楽を1つのトラックとして一緒に作る音声モデルです。書いた文章や詩を入力し、声の感じと音楽のスタイルを指定して使います。公式ブログによると、約1か月の少人数でのテストを経て、ベータ版を全員に公開しました。

公式ブログには、Speechを使えるプラン、消費するクレジット、作った音声の商用利用、日本語への対応は書かれていません。料金ページにもSpeechの項目はありませんでした。いずれも2026年10月5日の時点で未確認です。商用で使う予定がある場合は、ほかの曲と同じく、加入中に作って正規の方法でダウンロードしたものに限るのが安全だと筆者は考えています。

文章を読み上げるナレーションが目的なら、音楽生成AIより読み上げ専用のサービスが合う場合もあります。読み上げサービスごとの商用利用とクレジット表記の条件は、無料で使えるAI音声の選び方をまとめた記事を読んでいただくと分かります。

無料のままでよい人、有料プランが候補になる人は?

無料プランで足りるのは、自分で聞く、家族や友人にSunoのリンクで聞いてもらう、収益化していない個人の制作物で使う、といった使い方です。1日10曲ほどを目安に、Sunoでどんな曲ができるかを試す段階でも、無料のままで十分でしょう。

Proが候補になるのは、収益化しているYouTubeチャンネルで使う、配信サービスに出すなど、商用利用の予定がある人です。上位のv6やv6-wildで作りたい人や、月に20曲ほどダウンロードできれば足りる人にも合います。

Premierが候補になるのは、月に20曲より多くダウンロードする人や、Suno StudioでMIDIやエフェクトを使って作り込みたい人です。既存の曲にボーカルや伴奏を足したい人も対象になります。

プランはアカウント設定からいつでも変えられます。アップグレードはすぐに、ダウングレードは請求期間の終わりに反映される仕組みです。商用利用を考えているなら、まずProで作りたい曲を作り、ダウンロードの枠が足りなくなったらPremierを検討する順番が、筆者の提案です。

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参考にした公式資料

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