音声ファイルの文字起こし・要約は無料でどこまで?長さ別の上限と超えた時の対処

音声ファイルから文書とストップウォッチへ流れるイラスト。画像内の文字:音声ファイルの文字起こし 無料でどこまで? 長さ別の上限と超えたときの対処

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90分の講義の録音、聞き逃したポッドキャスト、取材のインタビュー。手元の音声ファイルを文字にして要点だけ読みたいのに、無料のツールを試すと「3分まで」「10分まで」で止まってしまうことがあります。

無料で使えるかどうかは、月の合計時間よりも「1ファイルの長さと容量」で決まる場面が多くあります。この記事では、Gemini Notebook(旧NotebookLM)、Geminiアプリ、ChatGPT、Notta、Plaudの無料枠を、1ファイルの上限と月の本数で並べ直しました。

結論
  • 60〜90分の講義やポッドキャストを無料で文字にするなら、Gemini Notebookが第一候補です。1ファイル200MBまで取り込めて、取り込むと文字起こしされ、そのまま要約も頼めます(無料はチャット1日50回まで)。
  • Geminiアプリの無料版は音声が合計10分まで、Nottaの無料プランは1回3分まで、ChatGPTの音声ファイルは有料プランだけです。
  • 上限を超えたら、ファイルを分ける、MP3などの軽い形式に書き出す、有料プランにする、の3つから選びます。毎月30本前後の1時間の音声を話者分けやテキストの書き出しまで含めて扱うなら、Nottaのプレミアム(月1,800分、1回5時間)が候補になります。

無料の範囲で足りないと分かったとき、有料のNottaにするといくらかかり、何分まで使えるかは次の記事で確かめられます。

情報確認日:2026年10月13日(無料枠や上限は変わることがあるので、使う前に各社の公式ページで確認してください)

Google・OpenAI・Notta・Plaudの公式ヘルプと料金ページをまとめた解説です。

目次

音声ファイルを無料で文字起こしできるのはどれ?

端末を買わずに、無料で長い音声ファイルをまるごと文字にできるのは、5つのうちGemini Notebookだけです。2026年10月13日に各社の公式ヘルプと料金ページで確かめた内容を、音声ファイルを取り込む場面に絞って並べました。

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サービス無料で音声ファイルを読めるか1ファイルの上限回数・期間の上限(無料)向いている人公式ページ
Notta(フリープラン)読める。ただし1回3分まで3分を超えると全体の結果を確認できない月120分、ファイルの取り込み月50個、AI要約月10回短い音声で精度を試したい人。有料なら1回5時間までNottaの料金ページ(PR)
Gemini Notebook(旧NotebookLM)読める。取り込むときに文字起こしされる200MB、50万語まで1ノートブックにソース50件、ノートブック100件、チャット1日50回講義・ポッドキャストを無料で文字にして要約したい人ヘルプ
Geminiアプリ読める音声は合計10分まで(Google AI Pro・Ultraは合計3時間)。1ファイル100MBまで1回のプロンプトに10ファイルまで10分以内の短い音声を要約したい人ヘルプ
ChatGPT無料プランは不可。有料プランで可512MBまで(無料プランはファイル全般で1日3件まで)有料プランを契約済みで、文字起こしのあと質問もしたい人ヘルプ
Plaud(Starterプラン)Plaudの端末をアカウントに連携した人向け未確認月300分(端末の購入者が対象)専用のボイスレコーダーで録る人料金ページ
2026年10月13日に各社の公式ヘルプ・料金ページで確認。Notta以外は通常のリンクです。

Googleドキュメントの「音声入力」は、パソコンのマイクに向かって話した内容を文字にする機能です。公式ヘルプには録音済みの音声ファイルを読み込む方法は書かれていないので、この表には入れていません。

検索すると、登録なしで使える文字起こしサイトもたくさん見つかります。そうしたサイトに講義や取材の音声を預ける前に、アップロードしたファイルが保存されるか、AIの学習に使われるか、無料で何本・何分まで使えるかを、各サイトの規約や料金ページで確かめてください。この記事では、無料枠と上限を公式ヘルプで確かめられたサービスに絞っています。

1ファイルの長さと月の本数で見る早見表

自分の音声ファイルが無料に収まるかは、「1本の長さ(と容量)」と「月に何本あるか」の2つで判断できます。公式の上限から考えた、筆者の目安です。

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手元の音声ファイル無料で収まる方法理由
3分以内のメモを月に数本Nottaのフリープラン、GeminiアプリNottaは1回3分・月120分・取り込み月50個の範囲。Geminiアプリは合計10分まで
10分以内の音声を1本ずつGeminiアプリ、Gemini NotebookGeminiアプリの無料版は音声が合計10分まで
30〜90分の講義・ポッドキャストを月に数本〜十数本Gemini Notebook1ファイル200MBまで。上限表には音声の月の時間の項目がなく、ソース数とチャット回数で数える
WAVで録った30分以上の録音MP3かM4Aに書き出してからGemini NotebookWAVは容量が大きく、200MBでおよそ19分ぶん(下の計算)
1時間の音声を毎月30本前後、話者分けやテキストの書き出しも必要無料では手間が大きい。Nottaのプレミアム(有料)が候補月1,800分(60分×30本)、1回5時間まで、文字起こしデータをダウンロードできる
ChatGPTの有料プランを契約しているChatGPTに音声ファイルを添付音声は512MBまで。とても長い録音は処理が途中で止まることがあるとヘルプに記載
マイクとストップウォッチの横で、長い音声の波形がはさみで3つに切り分けられ、それぞれが文書の束になっていく様子。長い録音を分割して文字起こしするイメージ

200MBは何分ぶん?形式で大きく変わる

Gemini NotebookとChatGPTの上限は容量(MB)で決まっているので、同じ60分でも録音の形式によって入ったり入らなかったりします。よく使われる形式で計算した目安は次のとおりです(筆者の計算。1MB=100万バイトで計算)。

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録音の形式(仮定)200MBに入る長さ(Gemini Notebook)512MBに入る長さ(ChatGPT)
MP3(128kbps)約3時間28分約8時間53分
WAV(16bit・44.1kHz・ステレオ)約19分約48分

実際のファイルの大きさは、録音アプリの設定(音質やモノラル・ステレオ)で変わります。パソコンでファイルを右クリックし、情報やプロパティの画面で容量を確かめるのが確実です。

Gemini Notebookで講義やポッドキャストを文字起こしして要約する手順

Gemini Notebookは、音声ファイルをソースとして追加すると、文字起こししたテキストを新しいソースとして保存する仕組みです。Googleアカウントがあれば無料プランで使え、日本語の音声にも対応しています。NotebookLMは2026年7月16日にGemini Notebookへの名前の変更が発表され、既存のノートブックや共有リンクは自動で引き継がれてそのまま使えます。

  1. 音声ファイルの容量が200MB以下か確かめます。対応形式はMP3、M4A、WAV、AAC、OGG、WMAなどです。
  2. パソコンのブラウザでGemini Notebookを開き、新しいノートブックを作ります。
  3. ソースの追加から、パソコンにある音声ファイルを選んでアップロードします。取り込みが終わると、文字起こしされたテキストがソースとして保存されます。
  4. チャット欄で、要約の形を指定して頼みます。
  5. 要約の内容を、ソースの文字起こしや元の音声と照らして確かめます。
講義を要約する頼み方の例(筆者の提案)

「この講義の文字起こしをもとに、復習用のノートを作ってください。1. この回のテーマ 2. 重要な用語と説明 3. 先生が例に挙げた具体例 4. 試験や課題に関わりそうな点、の順に書いてください。文字起こしにない内容は補わず、聞き取れていない箇所は『不明』と書いてください。」

同じノートブックに毎週の講義を入れていけば、「第3回と第5回で同じ用語の説明はどう違ったか」のように、複数回をまたいで質問できます。無料の上限は1ノートブックにソース50件、チャットは1日50回なので、半期15回分の講義を1冊にまとめても収まります。ポッドキャストなら番組ごと、取材なら案件ごとにノートブックを分けておくと、あとで探すときに迷いません。

ヘルプによると、発話が入っていない音声は取り込みの対象外で、音質の低い音声は取り込みに失敗することがあります。話者ごとに発言を分けて表示できるかは、Gemini Notebookのヘルプでは確認できませんでした。対談や座談会で「誰が言ったか」が大事な場合は、話者識別のあるNottaなどの専用ツールと比べてください。

Gemini Notebookで無料のまま使える条件や、5時間ごとに回復する利用上限のプラン別の違いは、次の記事で確認できます。

GeminiアプリとChatGPTは音声ファイルを読める?

どちらも音声ファイルを読めますが、無料で長い音声を扱うには向いていません。

Geminiアプリ:無料は音声が合計10分まで

Geminiアプリのヘルプでは、音声の長さは合計10分まで、Google AI ProかGoogle AI Ultraでは合計3時間までと案内されています。無料で使う場合はこの10分が上限です。音声など動画以外のファイルは1ファイル100MBまでです。「合計」が1回のやり取りごとか一定期間ごとかは、ヘルプに書かれていません。Google AI Plusの音声の上限も記載がありませんでした。1つのプロンプトに添付できるのは10ファイルまでです。10分以内のボイスメモや短いインタビューの要約に使うのが現実的です。

ChatGPT:音声ファイルは有料プランだけ

OpenAIのヘルプ「Uploading files and audio to ChatGPT」によると、音声ファイルのアップロードは有料プランとワークスペース向けで、無料プランでは今のところ使えません。有料プランでは、WAV、MP3、M4A、AAC、FLAC、OGGなどの音声を512MBまで添付でき、文字起こしを頼んだあとに内容について質問したり、講義やインタビューの要点を抜き出したりできます。

ヘルプには、言語によって文字起こしの精度に差があること、話者の区別は当てにならない場合があること、とても長い録音は処理が途中で止まる場合があることも書かれています。日本語の長い講義を任せるときは、大事な箇所を元の音声で聞き直してください。無料プランでも、別のツールで作った文字起こしのテキストを貼り付けて要約を頼むことはできます。

ChatGPTとGeminiの無料版でできることや、有料プランの月額と上限の違いを比べたい方は、次の記事で確認できます。

Nottaの無料プランとPlaudは音声ファイルに向く?

Nottaの無料プランは音声ファイルを取り込めますが、1回3分の上限があるので、長い講義やポッドキャストには向きません。Plaudはアプリだけでなく専用の端末を持っている人向けです。

Notta:無料は月120分でも、1回3分まで

Nottaのフリープランは、ファイルの取り込みが月50個、文字起こしが月120分、AI要約が月10回までです。ただし1回に文字起こしできるのは3分までで、ヘルプには、月の合計が120分以内でも3分を超える録音は全体の結果を確認できないと書かれています。60分の講義を取り込んでも、無料では全体を読めません。

有料のプレミアムは月払い1,980円(税込)、年払いなら14,220円(税込、月あたり1,185円)で、1回5時間・月1,800分まで文字起こしでき、取り込みは月100個、AI要約は月100回になります。文字起こしデータのダウンロードもプレミアムからの機能です。文字起こし時間は音声全体の長さで数え、1分未満は切り上げです(15分13秒なら16分)。1ファイルを取り込むと、取り込み1回分と音声の長さ分の時間の両方を使います。

Plaud:アプリは専用の端末と組み合わせる前提

Plaudのヘルプでは、アプリのダウンロードとアカウント作成は端末なしでもできるものの、アプリは端末と組み合わせて使う前提で設計されていると説明されています。月300分の無料のStarterプランも、端末を買った人が対象です。手元の音声ファイルを文字にしたいだけなら、Plaudから始める理由は薄いでしょう。これから講義や取材を録音する機械を探しているなら、端末ごとの違いを次の記事で比べられます。

上限を超えたときはどうする?分割・書き出し・有料プラン

無料の上限を超えたときの選択肢は、ファイルを分ける、軽い形式に書き出す、有料プランにする、の3つです。どれを選ぶかは、上限が「容量」「1回の長さ」「月の量」のどれで引っかかっているかで決まります。

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引っかかっている上限まず試すこと注意点
容量(Gemini Notebookの200MB)WAVならMP3かM4Aに書き出す。それでも大きければ前半と後半に分ける分けたファイルは同じノートブックに入れると、まとめて要約を頼める
1回の長さ(Geminiアプリの10分、Nottaの3分)Gemini Notebookに切り替えるNottaを3分ごとに分けるのは、1時間で20本になり月50個の取り込みも早く減るので現実的ではない
月の量・手間(毎月の本数が多い)有料プランを検討する分割や書き出しの手間、話者分け、テキストの書き出しが必要かで判断する

ファイルを分けたり書き出したりする作業には、パソコンの音声編集ソフトや録音アプリの書き出し機能を使います。分ける位置は、講義なら休憩、ポッドキャストならコーナーの切れ目がよく、要約の区切りもそろいます。

有料にするかの判断は、毎月の作業時間で考えるのが筆者の提案です。1時間の音声を月に数本なら、Gemini Notebookで無料のまま十分に回ります。毎週何本も取材や会議の録音が増える、話者ごとに分けたい、テキストをファイルとして書き出して共有したい、という人は、分割や書き出しの手間を有料プランに任せたほうが早く済みます。Nottaのプレミアムは1回5時間まで扱えるので、90分の講義も分けずに入れられる計算です。

無料で文字起こしするときの注意点と、向かない人

無料の方法には、精度と手間の面で限界があります。次の点に当てはまる場合は、無料にこだわらないほうが結果的に早く済むはずです。

まず、文字起こしにも要約にも誤りが入ることがあります。数字、固有名詞、引用する発言は、元の音声で確かめてから使ってください。

次に、他の人が話している音声を外部のサービスに入れる前に、話し手の了承と、学校や勤務先のルールを確かめてください。講義の録音や配布を禁じている授業もあります。入力した音声やテキストがAIの学習に使われるかは、サービス、プラン、設定によって違うので、仕事の音声は各サービスのデータの扱いを読んでから入れましょう。

対談や座談会で話者ごとの発言を正確に分けたい人、テキストをファイルで納品・共有したい人、毎月何十本も処理する人には、無料の組み合わせは向きません。

会議の録音を議事録の形にまとめたい場合は、録音の同意の取り方や、決定事項・宿題を抜き出す頼み方を次の記事にまとめています。

まとめ:まずGemini Notebookで1本試し、足りなければ有料を検討

60〜90分の講義やポッドキャストは、Gemini Notebookを使えば無料で文字起こしから要約まで済ませられます。上限は1ファイル200MBで、無料のチャットは1日50回までです。Geminiアプリの無料版は音声が合計10分まで、Nottaの無料プランは1回3分まで、ChatGPTの音声ファイルは有料プランだけです。

上限を超えたら、WAVをMP3などに書き出す、ファイルを分ける、有料プランにする、の順で考えます。毎月の本数が多く、話者分けやテキストの書き出しが必要なら、Nottaのプレミアム(月1,800分・1回5時間)が候補です。

Nottaのフリーとプレミアム・ビジネスの違いや、年払いと月払いのどちらが得かは、次の記事で詳しく比べています。

毎月たくさんの音声ファイルを文字にしたい人へ(PR)

Nottaは、音声ファイルの取り込みから文字起こし、話者識別、AI要約までを1つのサービスで行える文字起こしサービスです。無料のフリープランは1回3分までなので、講義やポッドキャストをまるごと扱うならプレミアム以上が必要です。まずフリープランで日本語の精度と画面を確かめ、足りなければ切り替える順番をおすすめします。

  • プレミアム:月払い1,980円(税込)、年払い14,220円(税込、月あたり1,185円)
  • 文字起こしは1回5時間・月1,800分まで、ファイルの取り込みは月100個、AI要約は月100回
  • 文字起こしデータのダウンロードはプレミアムからの機能です
  • リンク先はWeb版の料金ページです。パソコンのブラウザで開くと、プランを比べてそのまま申し込めます

料金・条件は2026年10月13日に公式の料金ページで確認した内容です。申込み前に最新の表示を確認してください。

録音する機械から選びたい人へ

これから講義や取材を録るなら、録音から文字起こし・要約までを1台で続けて行えるAIボイスレコーダーも選択肢です。Plaud Note Proを例に、録音から共有までの流れとプラン別の月の上限を次の記事で説明しています。

参考にした公式資料

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