Midjourneyで作った画像は商用利用できる?規約が定める「自分のもの」の範囲と、プラン・Upscale・動画の条件

左に「Midjourney」「画像は商用利用できる?」の見出しと「プラン条件・Upscale・動画の扱い」の帯、右にチェックマークの付いた額入りの風景画をイーゼルに載せ、その手前にカチンコと無地の紙袋が並ぶイラスト。Midjourneyで作った画像を商用利用できる条件を解説する記事のサムネイル。画像内の文字:Midjourney 画像は商用利用できる? プラン条件・Upscale・動画の扱い

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Midjourneyで気に入った絵ができたものの、ブログのアイキャッチに使ってよいのか、グッズにして売ってよいのか、クライアントへの納品物に混ぜてよいのかが分からない。検索しても「商用利用OK」と書いてあるページと「条件がある」と書いてあるページが混ざっていて、どちらを信じればよいのか判断できない。この記事は、そうした迷いに答えます。

Midjourneyの利用規約は、サービスで作った Assets(規約が定義する画像・動画などの生成物)について「あなたのもの」と定めています。原文は「You own all Assets You create with the Services to the fullest extent possible under applicable law.」(準拠法のもとで可能な最大限の範囲で、あなたがサービスで作ったすべてのAssetsはあなたのものです)です。ただし規約は続けて3つの例外を挙げていて、そのうちの1つがプランの条件です。自分がどの例外に当たるかで結論が変わります。

情報確認日:2026年9月21日(参照した利用規約の版:Version Effective Date: May 27, 2026)

Midjourney公式のドキュメントサイト(利用規約、プラン比較、商用利用のヘルプ、Stealth mode、Upscalers、Remix、Video、支払い通貨と税のヘルプ)をまとめた解説です。

先に押さえる条件
  • 規約が定めているのはMidjourneyとあなたの間の契約上の扱いです。その画像に各国の著作権法上の著作権が認められるかどうかは、これとは別の問題です。この記事は法的な助言ではありません。
  • 年商100万ドルを超える会社、およびその会社の従業員は、Pro か Mega のプランに加入していないと作った Assets を所有できない、と規約に書かれています(商用利用のヘルプでは「会社のために商用利用する場合」の条件として説明されています)。
  • 他人が作った画像をUpscaleしたものは、元の作者のものだと規約に明記されています。
  • 自分のものになっても、Midjourney側には広い著作権ライセンスを渡しています。既定では作ったものが公開され、他の人がRemixできる状態になります。
  • 規約もプラン比較ページも英語です。この記事の日本語は筆者による要約で、公式の日本語版ではありません。
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目次

Midjourneyの規約は「作ったものは自分のもの」と書いている

左にイーゼルへ載せた大きな額入りの風景画があり、角にチェックマークの丸い印が付いている。右には破線の枠で囲まれた小さな額入りの画像があり、そこから曲がった矢印が人型のアイコンへ向かっているイラスト。自分で作ったものは自分のもの、他人の画像を加工したものは元の作者のものであることを表す。

利用規約の第4条「Content Rights」が、生成物の権利を扱う条文です。冒頭で「You own all Assets You create with the Services to the fullest extent possible under applicable law.」と述べたうえで、「There are some exceptions:(いくつか例外があります)」として3つの条件を並べています。

ここでいう Assets は、規約の冒頭で「images, videos, and other assets which you might generate with the Service」と定義されています。画像だけでなく動画も同じ Assets に含まれるのが、規約の書き方です。

もう1つ押さえておきたいのが、解約後の扱いです。規約は「Your ownership of the Assets you created persists even if in subsequent months You downgrade or cancel Your membership.」(プランを下げても解約しても、作ったAssetsの所有は続きます)と書いています。商用利用のヘルプページでも「With Midjourney, you own all the images and videos you create, even if you decide to cancel your subscription.」と同じ説明がされています。契約を続けているあいだしか使えない、という作りではありません。

自分はどのケースに当たる?

規約が挙げている3つの例外のうち、1つ目は「Your ownership is subject to any obligations imposed by this Agreement and the rights of any third-parties.」(あなたの所有は、この契約が課す義務と第三者の権利に従います)という、すべての利用者にかかる一般的な条件です。残る2つを読者の立場に置き換えると、次のように分かれます。自分がどこに当てはまるかを先に決めてから、プランの話に進むと判断が早くなります。

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あなたのケース作ったものの扱い確認すること
個人として使う(趣味、個人ブログ、個人の販売など)規約の範囲で自分のものプランに加入していること。Basic でも扱いは同じ
年商100万ドルを超える会社、またはその会社の従業員Pro か Mega に加入していないと、規約上「自分のもの」にならない勤務先の年間収入と、自分(または会社)のプラン
他の人が作った画像をUpscaleした元の作者のもの使うなら元の作者の許可

2つ目の条件の原文は「If you are a company or any employee of a company with more than $1,000,000 USD a year in revenue, you must be subscribed to a “Pro” or “Mega” plan to own Your Assets.」です。会社そのものだけでなく「その会社の従業員(any employee)」も名指しされている点が見落としやすいところです。商用利用のヘルプページでは「If you are part of a business grossing more than $1,000,000 USD a year, you need a Pro or Mega Plan to use your images commercially for your company.」と、会社のために使う場合の条件として説明されています。規約の本文には「会社のために使う場合」という限定はなく、その会社の従業員であること自体が条件として書かれているので、この記事では規約の書き方を基準にしています。

金額は米ドルで書かれていて、円換算の基準や、どの会計期間の収入を指すかは規約に書かれていません。勤務先の規模が基準に近い場合や、副業として会社の仕事に使う場合は、個人で判断せず勤務先と確認するのが安全だと筆者は考えます。

プランによって何が変わる?

Midjourneyのプランは Basic・Standard・Pro・Mega の4段階です。公式のプラン比較ページでは、Usage Rights(利用権)の行が4プランとも同じ「General Commercial Terms」になっていて、脚注に「If you have subscribed at any point, you are free to use your images/videos in just about any way you want.」(一度でも加入していれば、作った画像や動画をほぼ好きなように使えます)と書かれています。権利の面でプランごとに変わるのは商用利用の可否そのものではなく、年商100万ドル超の会社(とその従業員)に必要なプランと、作ったものを非公開にできるかどうかです。

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プラン月払い年払い年商100万ドル超の会社での商用利用Stealth mode
Basic$10$96(月あたり$8)不可(Pro か Mega が必要)なし
Standard$30$288(月あたり$24)不可(Pro か Mega が必要)なし
Pro$60$576(月あたり$48)あり
Mega$120$1,152(月あたり$96)あり

金額はすべて米ドルで、公式のプラン比較ページに表示されている数字です。年払いは1年分を前払いすることで20%引きになる、という説明が同じページにあります。支払いのヘルプには「Midjourney accepts payments exclusively in US Dollars (USD).」とあり、米ドル以外で支払うと銀行が換算し、外貨手数料がかかる場合があると書かれています。税については、決済代行の Stripe が請求先情報から税率を算出して料金に加算する、と税のヘルプに説明があります。日本円での実際の請求額は、申し込み画面で確認してください。プランの提供と機能は変更されることがあるとプラン比較ページに、料金や機能を変更する権利をMidjourneyが留保するとは規約の第8条に、それぞれ書かれています。

無料で試せる範囲はある? そこで作ったものは?

公式ヘルプの「Free Trials」には、2026年9月21日時点で次のように書かれています。niji · journey アプリ(iOS と Android)には限定的なトライアルがあり、Discord と midjourney.com のウェブサイトについては「No free trial is currently available in Discord or the midjourney.com website.」(現在、Discord と midjourney.com のウェブサイトでは無料トライアルを提供していません)。

つまり、midjourney.com で画像を作るには、いずれかのプランへの加入が前提という状態です。無料の範囲だけで商用に使える画像を作る、という使い方は2026年9月21日時点の公式の記載からは読み取れません。

niji · journey アプリのトライアルで作ったものの所有や商用利用について、公式ドキュメントの中に個別の説明は見つけられませんでした。プラン比較ページの脚注が「一度でも加入していれば」という条件の付け方をしている点も踏まえると、トライアルだけで作ったものを仕事に使う前には、Midjourneyのサポートに直接確認したほうが確実だと筆者は考えます。

自分のものになっても、Midjourneyにもライセンスを渡している

中央の額に入った風景画から3本の矢印が右へ広がり、同じ絵の小さなカードが3枚並んでいる。左には開いた南京錠と書類のアイコンがあり、細い線で中央の画像とつながっているイラスト。作った画像にライセンスが及び、複製や配布がされうることを表す。

「自分のもの」は「自分だけのもの」という意味ではありません。規約の第4条「Rights You give to Midjourney」で、利用者はMidjourney側へ次の内容の著作権ライセンスを与えると定められています。

「a perpetual, worldwide, non-exclusive, sublicensable no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute the Content You input into the Services, as well as any Assets produced by You through the Service.」

要点は、入力した内容(プロンプトやアップロードした画像)と、作った Assets の両方が対象であること、複製・翻案・公開・再許諾・配布まで含む広い内容であること、そして無期限かつ撤回不能であることです。規約はさらに「This license survives termination of this Agreement by any party, for any reason.」と書いていて、解約してもこのライセンスは残ります

既定では公開され、他の人がRemixできる

同じ第4条の「Remixing and Stealth Mode」に、「By default, Your Content is publicly viewable and remixable.」(既定では、あなたのContentは公開され、Remix可能です)と書かれています。Remixは、既存の画像を土台にプロンプトを書き換えて作り直す機能で、公式ドキュメントでは自分の画像を調整する操作として説明されています。それが他の人からも使える状態になるのが、既定の設定だということです。

非公開にするには Stealth mode を使います。ただし条件があります。

  • Stealth mode は Pro と Mega のプランだけで使えます(規約には、以前提供されていたアドオンで購入した場合も含むと書かれています)。
  • 規約の表現は「we agree to make best efforts not to publish(公開しないよう最善の努力をすることに同意します)」で、絶対の非公開を約束する書き方ではありません。
  • Discordの公開チャンネルなど共有スペースで作ったものは、Stealth mode を有効にしていてもそのチャンネルの参加者から見えます。完全に隠したい場合は、ウェブのCreateページ、DiscordのダイレクトメッセージまたはプライベートサーバーでStealth modeを使うように、と公式ヘルプが案内しています。
  • Pro や Mega に上げると、下位プランで作った過去の画像や動画も非公開にできます。ただし自動では切り替わらず、1件ずつまたは Organize ページでまとめて手動で非公開にする必要があります。
  • ゴミ箱に入れることと非公開にすることは別だ、と公式ヘルプが注意しています。ゴミ箱に入れたものは Explore ページやジョブID、作品のURLから見つかる場合があります。

クライアントの企画やまだ公開していない商品のデザインをMidjourneyで作る場合、この「既定では公開」という前提は先に共有しておくべき条件だと筆者は考えます。

動画(Video)で作ったものも同じ扱い?

規約の上では同じ扱いです。前述のとおり Assets の定義に videos が含まれていて、商用利用のヘルプページも「you own all the images and videos you create」と画像と動画を並べて書いています。年商100万ドルの条件も、他人の作品を扱うときの条件も、画像と分けて書かれてはいません。

規約の第11条は Image Editor と Video Model を扱う条文で、ここには責任の所在が書かれています。EditorやVideoに入力したもの・生成したものはすべて利用者の責任であり、その内容を提供・編集・生成・共有するために必要な権利と許可を持っていること、映り込む人物がいる場合はその人の許可を得ていることを、利用者が表明・保証するという内容です。人物を含む画像を動画にする場合、この表明・保証の対象になります。

権利の扱いとは別に、動画は作れる条件がプランで変わります。公式のVideoのドキュメントによると、Fast Mode での動画生成は全プランでできますが、Relax Mode での動画生成は Pro と Mega だけ(SD解像度のみ)です。HD解像度の動画は Standard・Pro・Mega で作れ、こちらは Fast Mode のみとされています。動画は1本5秒から始まり、延長は1回につき4秒、最大4回まで、合計21秒が上限です。

作った動画にナレーションを付けたい方は、ElevenLabsの料金と使い方。無料プランの音声は商用利用できる?日本語対応と有料プランの違いを読んでいただくと、音声側のサービスでは商用利用の条件がプランでどう変わるかが分かります。

他人の画像をUpscale・Remixしたものはどうなる?

Upscaleについては、規約に「If you upscale the images of others, these images remain owned by the original creators.」(他人の画像をUpscaleした場合、その画像は元の作者のものであり続けます)と明記されています。商用利用のヘルプページはもう一歩踏み込んでいて、そのUpscaleした画像は元の作者のギャラリーに表示されるので、使うには元の作者の許可が必要だと説明しています。

Upscaleは画像を拡大する機能で、公式ドキュメントでは Subtle(元の見た目をできるだけ保つ)と Creative(細部を足すので絵が少し変わる)の2種類が説明されています。規約はUpscaleの種類を区別していないので、Creative を使って見た目が変わっても、元が他人の画像であれば扱いは変わらないと読めます。

Remixについては、規約の中に「他人の画像をRemixしたものが誰のものか」を直接定める文は見つけられませんでした。規約が書いているのは、既定でContentが公開され他の人がRemixできる状態になる、というコミュニティの仕組みのほうです。一方でコミュニティガイドライン(規約の第9条)には、他人の作品を尊重し、許可なく配布したり公に再投稿したりしないこと、という項目があります。また第1条には「You may not use the Service to try to violate the intellectual property rights of others, including copyright, patent, or trademark rights.」という禁止事項が置かれています。

公開されている他人の作品を土台にしたものを商用で使う判断は、規約の明文だけでは決まりません。自分のプロンプトから自分で作った画像を使うのが、条件がいちばん整理しやすい進め方だと筆者は考えます。

「著作権」として日本で何が言えて、何が言えないか

ここまで読んできた内容は、すべてMidjourneyと利用者のあいだの契約(利用規約)が定める扱いです。規約は、どの条件で生成物を利用者のものとして扱うか、そしてMidjourney側がどのようなライセンスを受け取るかを決めています。

これとは別に、その画像や動画に各国の著作権法上の著作権が認められるか、認められるとして誰に帰属するかという問題があります。規約自身がこの区別を意識していて、第4条に「Please consult Your own lawyer if You want more information about the state of current intellectual property law in Your jurisdiction.」(あなたの法域の知的財産法の現状について詳しく知りたい場合は、あなた自身の弁護士に相談してください)という一文が置かれています。商用利用のヘルプページにも「Midjourney cannot offer guidance on copyright matters.」(Midjourneyは著作権の問題について助言できません)と書かれ、国によって著作権法は異なるので弁護士や法律の専門家に相談するようにと案内されています。

この記事は日本の著作権法の解釈を示すものではありません。生成物に著作権が認められるかどうか、既存の作品に似た画像を使うとどうなるか、といった判断は、使い方と画像の内容によって変わります。契約上の条件を満たしていることと、著作権の問題が起きないことは、同じではありません。

なお規約は、サービスとAssetsが「AS IS(現状有姿)」で提供され、第三者の権利を侵害していないことを含めていかなる保証もしない、と定めています。第10条には、利用者のサービス・Assetsの利用に関連して第三者から請求があった場合、法が認める範囲で利用者がMidjourney側を補償する、という条項もあります。納品や販売など影響の大きい用途では、最終的にはご自身の用途に合わせて弁護士などの専門家に確認してください。

使う前に確認すること

  1. 自分か勤務先が年商100万ドルを超えていないか。超えている会社、またはその会社の従業員は、Pro か Mega に加入していないと作った Assets を所有できないと規約に書かれています。
  2. その画像は自分のプロンプトから自分で作ったものか。他人の画像をUpscaleしたものは、元の作者のものです。
  3. 公開されて困らないか。既定では公開・Remix可能です。非公開にするには Pro か Mega の Stealth mode が必要で、Discordの共有スペースは対象外です。
  4. 動画も同じ条件で使うか。規約上の Assets には動画も含まれますが、Relax Mode での生成やHD解像度はプランで変わります。
  5. 画像の中に人物・商標・既存のキャラクターが入っていないか。他人の知的財産権を侵害しようとする使い方は規約で禁じられ、映り込む人物の許可は利用者が保証する形になっています。
  6. 規約の版が変わっていないか。この記事が参照したのは Version Effective Date: May 27, 2026 の版です。規約は更新されることがあるので、大きな用途に使う前にページ冒頭の日付を確認してください。

個人がブログのアイキャッチやSNS投稿に使う範囲であれば、確認する項目は1と2と3に絞れる、というのが筆者の見方です。一方、クライアント仕事や販売用のグッズに使う場合は、勤務先や取引先の規模、納品後に誰がその画像を使うのか、公開されて困らないかまで含めて見ておく必要があります。

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参考にした公式資料

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