プログラミング独学ロードマップ【HTML/CSS/レスポンシブ編】2026年版。無料と有料の教材、検証ツール、AIの使い方まで

WordPressでのサイト制作を目標にした独学ロードマップ第1回を2026年9月22日に全面更新しました。Visual Studio Codeの導入、学習のコツ、AIを先生役にする使い方、Chrome DevTools、ドットインストールとProgateの料金と無料範囲、レスポンシブとFlexbox・CSS Gridまでを6ステップで解説します。

左に「プログラミング独学」「HTML/CSSの始め方」の見出しと「教材・検証ツール・AIの使い方」の帯、右にノートパソコンとスマートフォンに同じページが表示され、検証ツールのアイコンと吹き出しを持つロボットが並ぶイラスト。HTML/CSSの独学ロードマップを解説する記事のサムネイル。画像内の文字:プログラミング独学 HTML/CSSの始め方 教材・検証ツール・AIの使い方

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Web制作を独学で始めようとして、「HTMLとCSSはどの教材で覚えればいいのか」「無料で試せる範囲はどこまでか」「AIにコードを書かせてしまっていいのか」で止まってしまう人は多いと思います。教材の数が2020年よりずっと増えたぶん、最初の一歩を選ぶのが難しくなりました。

この記事は、最終的にWordPressでサイトを作ることを目標にした独学ロードマップの第1回です。エディタを入れる、学習のコツを決める、AIを先生役にする、検証ツールを使えるようにする、HTML/CSSの基礎を通す、レスポンシブまで進む。この6つを順番に進めると、パソコンとスマートフォンの両方で崩れないページを自分で書けるところまで来られます。

この回のゴールと前提
  • ゴール:レスポンシブ対応のWebページを、HTMLとCSSだけで自分で書けるようになること。
  • 対象:プログラミングをこれから始める人。プログラミング経験は必要ありません。
  • パソコンはWindowsでもMacでも進められます。今持っているものを使ってください。
  • この回のあとに、サイト模写(第2回)とポートフォリオ制作(第3回)が続きます。

この記事は2020年1月に公開したロードマップを、2026年9月22日に全面的に書き直したものです。教材の料金と無料の範囲、リンク先の有無は公式ページを開いて確かめました。情報確認日:2026年9月22日。筆者はWeb制作の仕事をしながら個人でもWordPressでサイトを作っていて、ここに書く順番は自分が実際に通った順番です。

まず全体像:6つのステップで何ができるようになる?

  1. テキストエディタを入れる(Visual Studio Code)
  2. 学習のコツを先に決める(手を動かす・暗記しない・基礎を周回しない)
  3. AIを「先生役」として使う準備をする
  4. 検証ツール(Chrome DevTools)を使えるようにする
  5. HTMLとCSSの基礎を教材で通す
  6. レスポンシブとFlexbox・CSS Gridまで進む(この回のゴール)
ノートパソコンでコードを打つ手元と、その横に並ぶ角丸のブロックがページのレイアウトの形に積み上がるイラスト。HTMLとCSSでページを部品から組み立てていくことを表す。

2020年版と骨格は変えていません。変えたのは、3番のAIの使い方を足したこと、教材の料金と無料の範囲を2026年9月の内容に直したこと、レイアウトの説明にCSS Gridを加えたことです。1から順に進めてください。5番と6番だけを先にやると、書いたコードが思ったとおりに表示されない理由を自分で調べられず、手が止まります。

1. テキストエディタを入れる【Visual Studio Code】

コードを書くソフトを「テキストエディタ」といいます。種類はいくつもありますが、最初はMicrosoftのVisual Studio Code(VS Code)を選んで問題ありません。公式サイトの説明では無料・オープンソースのコードエディタで、Windows・macOS・Linux向けの配布があります(2026年9月22日に公式サイトで確認)。

ダウンロードと日本語化

初心者がVS Codeを選ぶ理由は、次の4つがそろっているからです。

  • 動作が軽い。古めのパソコンでも書きながら待たされにくいです。
  • タグやプロパティの候補が出る(自動補完)。綴りの打ち間違いが減ります。
  • HTML・CSS以外の言語でもそのまま使えるので、あとでPHPやJavaScriptに進んでも入れ替えが不要です。
  • コードが役割ごとに色分けされるので、閉じタグの抜けに気づきやすいです。

入れた直後に覚えると効くのがEmmetという入力補助です。VS Codeに最初から入っていて、次のように書いてTabキーを押すと、リストの骨組みが一度に出てきます。

ul>li*3

拡張機能は最初から入れ込まないでください。何が標準の動きで何が拡張機能の動きなのか分からなくなります。困ったことが出てきてから、その困りごとを解決する拡張機能を1つずつ足すほうが迷いません。

2. 学習のコツを先に決める【ここで挫折が減る】

教材に入る前に、進め方を3つ決めてしまいます。これは2020年版から変えていません。6年たっても、独学が止まる理由はほとんど同じところにあります。

この3つを守る
  • 必ず手を動かす。動画や記事を読むだけで進めない。自分のエディタに同じものを打ち込んで、ブラウザで表示を確かめる。
  • 暗記しない。プロパティ名は毎回調べてかまいません。分からなくなったら教材や公式資料に戻ってよい、という前提で進めます。
  • 基礎を周回しない。同じ入門レッスンを2周・3周しても、作れるものは増えません。1周したら、次の段階(第2回のサイト模写)へ進みます。

暗記しなくてよい代わりに、「なぜこのコードでこう表示されるのか」は毎回いちど言葉にしてください。理由を飛ばして進むと、教材を離れた瞬間に手が止まります。逆にいえば、理由を説明できる状態になっていれば、プロパティ名を忘れても調べ直せます。

この心構えについては、デイトラの動画が短くまとまっています。教材を選ぶ前に見ておくと、「何を勉強しないか」を決めやすくなります。

https://www.youtube.com/watch?v=L2pOw60TBRg
【初心者必見】プログラミング学習に〇〇は必要ない!【効率のいい学習法】(デイトラ)

3. AIを「先生役」にする【2026年に足したステップ】

2020年にこの記事を書いたときは、詰まったら検索するしかありませんでした。今はChatGPTやClaudeに質問できます。ただし、AIに「このページを作って」と頼んで出てきたコードを貼るだけの進め方をすると、教材を終えても自分では1行も書けません。使うのは、コードを書かせる道具としてではなく、分からないところを聞く相手としてです。

順番を守る:自分で書く → 詰まったら聞く → 自分で直す

  1. 教材のとおりに、まず自分でコードを書きます。ここをAIに任せると、あとの段階が全部意味を失います。
  2. 思ったとおりに表示されないときだけ、自分のHTMLとCSSを貼って理由を聞きます。
  3. 返ってきた説明を読んで、修正は自分の手で打ち込みます。返ってきたコードをそのまま貼り替えないでください。
  4. 直ったら、自分の書いたコードをAIに説明させて、自分の理解と食い違っていないか確かめます。

2と4で使う聞き方を書いておきます。そのまま貼って使えます。

【詰まったとき】
次のHTMLとCSSで、.card を横並びにしたいのに縦に並んでしまいます。
効いていない理由を、初心者向けに順を追って説明してください。
修正後のコード全体は出さず、どこを直せばよいかだけ教えてください。

(ここに自分のHTMLとCSSを貼る)

【書いたコードを確かめたいとき】
次のCSSが何をしているか、1行ずつ日本語で説明してください。
私は「画面が狭いときだけ縦並びにする」つもりで書きました。
そのつもりどおりになっているか、なっていない点があれば指摘してください。

(ここに自分のCSSを貼る)

「修正後のコード全体は出さないで」と書き添えるのがコツです。これを入れないと完成形のコードが返ってきて、つい貼り替えてしまいます。自分で直す作業が残るように、質問の側で制限をかけておきます。

AIの答えをそのまま信じない場面

AIの説明は、古い書き方や存在しないプロパティを混ぜることがあります。CSSのプロパティや対応状況が関わる話は、MDN(日本語)のページで裏を取ってください。「MDNのどのページに書かれているか教えて」と続けて聞き、示されたページを自分で開くのが早いです。

エディタの中で使うAIは、教材が終わってからでよい

VS Codeの中でコードを提案してくれるGitHub Copilotや、ターミナルで動くClaude Codeのような道具もあります。便利ですが、入門の段階から常にオンにしておくと、自分で書いたのか提案を受け入れたのか分からなくなります。この回の教材を終えてから触るのがちょうどいい順番だと筆者は考えています。それぞれどんな道具なのかは、GitHub Copilotの使い方をまとめた記事とClaude Codeの解説記事を読んでいただくと、無料で使える範囲や料金まで分かります。

なお、Web制作と並行して生成AIの使い方そのものも体系的に学びたい人は、生成AIスクールの比較記事を読んでいただくと、スクールごとの料金と学べる範囲が分かります。

4. 検証ツール(Chrome DevTools)を使えるようにする

作ったページをブラウザで確かめるときに使うのが「検証ツール(デベロッパーツール)」です。Google Chromeに最初から入っていて、画面上の要素がどのHTMLでできているか、どのCSSが当たっているかを表示できます。ここを先に覚えるかどうかで、このあとの学習速度がかなり変わります。CSSが効かない理由を自分の目で確かめられるようになるからです。

全体の雰囲気は、とだこうきさんの動画で掴めます。

https://www.youtube.com/watch?v=qmfIMa8eFlE
今更聞けない! ブラウザデベロッパーツールの使い方(とだこうき)

操作の細かいところは、Googleが出している日本語の公式ドキュメントが確実です。次の3ページだけ押さえておけば、この回の学習では足ります。

日本語の入門としては、Progateの検証ツール(デベロッパーモード)の使い方も2026年9月22日時点で公開されています。手順の画面つきで読みたい場合はこちらから入ってもかまいません。

ここで、3番のAIの使い方と組み合わせます。検証ツールで「当たっているはずのCSSに取り消し線が入っている」ところまで自分で見つけて、その画面の情報を添えて質問すると、答えの精度が上がります。「効かない」とだけ聞くより、「このセレクタのbackground-colorが打ち消されている」と言えるほうが早く解決します。

5. HTMLとCSSの基礎を教材で通す【ここからコードを書く】

教材は本・動画・Webサービスと種類がありますが、この回では2つのサービスを組み合わせます。ドットインストールとProgateです。2020年版でも同じ2つを挙げていて、2026年9月22日時点でも両方とも運営が続いています。

2つ使う理由は、弱点が逆だからです。Progateはブラウザの中だけで進むので、自分のパソコンにファイルを置いて書く感覚が身につきません。ドットインストールは自分のパソコンで実際に書きますが、1本3分前後の動画なので「なぜそうするか」の説明は薄めです。両方やると、この穴がふさがります。

料金と無料で使える範囲(2026年9月22日に公式ページで確認)

サービス

無料でできる範囲

有料の料金(すべて税込)

Progate

無料プラン(0円、期限なし)。基礎レッスンは「一部のみ」で、HTML&CSS 初級編では最初の章「HTMLに触れてみよう!」だけが無料、以降の章はプラス以上が必要です。

プラスプラン 月額1,490円(年額11,880円・月990円換算)/プロプラン 月額4,990円(年額29,880円)

ドットインストール

無料会員は「無料レッスン動画の視聴」と「学習の記録」。レッスンごとに冒頭の数本が無料公開されています(例:HTML入門 基本タグ編は全27回のうち5本に「無料公開中」の表示)。

プレミアム会員 月々払い1,480円/6か月一括1,280円(月あたり)/12か月一括1,080円(月あたり)

2020年版には「Progateは月980円」と書いていました。現在の月額プランは1,490円(税込)で、990円は年額プランを月に割った金額です。数字が変わっているので、申し込む前に自分で料金ページを開いて確かめてください。

お金をかけずに始めたい場合は、まずドットインストールの無料公開分とProgateの無料プランで手を動かして、続けられそうだと分かってから片方を有料にするのが安全です。両方を同時に有料にする必要はありません。

進める順番(リンク先は2026年9月22日に確認したページ)

ドットインストールは2020年当時の「はじめてのHTML」「はじめてのCSS」が旧版になり、現在は「Webサイト制作入門」というロードマップにまとまっています。そちらの現行レッスンを使います。

  1. ドットインストール はじめてのWeb制作(全11回)。まずプロフィールサイトを作って、Web制作の全体像を見ます。
  2. パソコンの準備。Windows編(全10回)またはmacOS編(全10回)。Chromeとエディタ、作業フォルダをここで整えます。
  3. ドットインストール HTML入門 基本タグ編(全27回)。
  4. ドットインストール CSS入門 基本スタイリング編(全27回)。
  5. Progate HTML & CSS 初級編(目安3時間50分)。同じ内容をブラウザ上で手を動かして復習します。
  6. Progate HTML & CSS 中級編(目安4時間30分)。ランディングページを1枚作ります。道場レッスンはやらなくてもかまいません。

ここまでで合計10時間以上あります。1日30分でも、止まらずに進めば1か月ほどで終わります。分量は多いですが、2周目をやらない前提なので、1周に時間をかけて理由まで理解しながら進めてください。

Progateのレッスンには途中で答えを確かめる問題が出てきます。分からなければスライドに戻ってかまいません。テストではないので、正解できたかよりも、なぜそのコードになるのかを言葉にできるかを気にしてください。

6. レスポンシブとFlexbox・CSS Grid【この回のゴール】

レスポンシブサイトとは、1つのHTMLでパソコンとスマートフォンの両方に対応するサイトのことです。いま作られているサイトはほとんどこの形なので、Web制作の仕事を目指すなら避けて通れません。

仕組みそのものは、MDNの日本語ページを読むのが確実です。画面幅でCSSを切り替えるメディアクエリー、スマートフォンに正しい幅を伝えるビューポートのmetaタグ、画像をはみ出させないための指定まで、必要なものが1ページにまとまっています。

最低限の形は次のとおりです。metaタグを入れ、幅が狭いときの指定をメディアクエリーで上書きします。

<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
.cards {
  display: flex;
  gap: 24px;
}

@media (max-width: 767px) {
  .cards {
    flex-direction: column;
  }
}

Flexboxだけでなく、CSS Gridにも触れておく

2020年版ではFlexboxだけを挙げていましたが、いまはCSS Gridも一緒に覚えたほうが楽です。Flexboxは横一列・縦一列のような1方向の並びが得意で、ナビゲーションやカードの横並びに向きます。CSS Gridは行と列を先に決めてから中身を置く仕組みなので、記事一覧のような格子のレイアウトや、ページ全体の骨組みを組むときに短く書けます。下のように列数を決めて、狭い画面では1列に切り替える書き方を覚えておけば、Flexboxでは面倒だった場面が片づきます。

.list {
  display: grid;
  grid-template-columns: 1fr 1fr 1fr;
  gap: 24px;
}

@media (max-width: 767px) {
  .list {
    grid-template-columns: 1fr;
  }
}

入門の段階では、Flexboxを主に使いながらGridは「こういう書き方もある」と知っておく程度で十分です。詳しい仕様はCSS グリッドレイアウト(MDN・日本語)とフレックスボックスの基本概念(MDN・日本語)で確かめてください。

この段階で通す教材

  1. Progate HTML & CSS 上級編(目安2時間)。メディアクエリーとレスポンシブの実装を扱います。
  2. Progate HTML & CSS Flexbox編(目安1時間)。よく使うプロパティに絞ってあります。
  3. ドットインストール CSS入門 フレックスボックス編(全22回)とCSS入門 メディアクエリー編(全14回)。自分のパソコンで書いて確かめます。
  4. 余力があれば、ドットインストール CSS入門 グリッドレイアウト編(全19回)。

書いたら必ず、4番で覚えた検証ツールのDevice Modeで画面幅を変えて確かめてください。そのあと自分のスマートフォンでも実際に開きます。ここまでできたら、この回のゴールに到達です。一般的なWebサイトのコーディングに必要な土台はそろっています。

まとめ

WordPressでのサイト制作を目標にした独学ロードマップの第1回として、HTML・CSS・レスポンシブまでを6つのステップに分けました。

  1. Visual Studio Codeを入れる(公式サイトから無料でダウンロード)
  2. 手を動かす・暗記しない・基礎を周回しない、の3つを決める
  3. AIは「答えを出させる相手」ではなく「理由を説明させる相手」として使う
  4. Chrome DevToolsでCSSの当たり方と画面幅を確かめられるようにする
  5. ドットインストールとProgateでHTML・CSSの基礎を1周する
  6. メディアクエリーとFlexbox、それにCSS Gridの基本まで進む

教材の料金と無料の範囲は変わります。この記事の数字は2026年9月22日に公式ページで確認したものなので、申し込む前にご自身でも料金ページを開いてください。

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