4、Route53でドメインを取得・設定する【AWSでWordPressを公開しよう】

こんにちは。まさかずです。

AWSでWordPressサイトを公開する方法についてシリーズで書いています。

今回は第4回目になります。

第1回〜3回目はこちらにまとめています。

まだ見ていない方は、こちらも見てみてくださいね。

それでは本編に進みます。

4、Route53でドメインを取得・設定する【AWSでWordPressを公開しよう】

AWSでWordPressを公開する方法の第4回目は「Route53でドメインを取得・設定する」編となります。

第3回目までは、サイトを「 http://54.250.179.50 」といった形で表示させていました。

しかし、実際に使う人にとって、数値のIPアドレスは覚えにくいものです。

そこでドメインを設定し「(例)http://example.com」という形で使う人もアクセスしやすいようにします。

具体的な内容は下記のとおりとなります。

  • 固定IPアドレスの取得
  • 固定IPアドレスをEC2に割り当てる
  • Route53でドメインの取得
  • Route53でDNSの設定をする

実際に作業をする前に「固定(静的)IPアドレスと動的IPアドレス」の違いについて説明をします。

固定(静的)IPアドレスと動的IPアドレスの違い

ネットワークに割り当てられるIPアドレスは「固定(静的)IPアドレス」と「動的IPアドレス」の2種類があります。

固定IPアドレスは企業のシステムなどIPアドレスが変化すると不都合な場合に使われます。

動的IPアドレスは家庭のネットワークなど、IPアドレスが変更になっても問題ない場面で使用されます。

詳しくはこちらの記事を参照してください。

EC2インスタンスにおけるIPアドレスについて

EC2のインスタンスは再起動をするたびに、IPアドレスが変更するようになっています。

毎回変更となると、sshでのログイン情報などが毎回変更になり非常に不便です。

そこで固定IPアドレスを取得し、EC2インスタンスに割り当てを行います。

それでは下記から実際に手を動かしていきましょう。

固定IPアドレス(Elastic IP)の取得

EC2の画面を開き、左側メニューの下部にある「Elastic IP」を開きます。

AWSでは固定IPアドレスを「Elastic IP」と呼びます。

次に「Elastic IPの割り当て」をクリックします。

次の画面、Elastic IP アドレスの設定で「Amazonの IPv4アドレスプール」を選択し「割り当て」をクリックします。

これで固定IPアドレス(Elastic IP)を取得できました。

Elastic IPアドレスをEC2インスタンスに割り当てる

つぎにElastic IP をEC2のインスタンスと紐付ける作業をします。

今回取得した固定IPアドレスは「54.168.163.150」となります。

このIPアドレスをチェックして「Actions」「Elastic IP アドレスの関連付け」をクリックします。

Elastic IP アドレスの関連付け」では下記のように設定します。

Elastic IP アドレスの関連付け

リソースタイプ:インスタンス
インスタンス:制作したインスタンスを選択(今回は「wordpress-web-server」を選択)
プライベートIPアドレス:設定したプライベートIPアドレスを設定(今回は「192.168.10.10」としました)

この内容で「関連付ける」をクリックします。

対象のインスタンスをチェックして、「IPv4パブリック」「Elastic IP」が取得したIPアドレスになっていればOKです。

今回は「54.168.163.150」となりました。

これでEC2のインスタンスが固定IPアドレスに変更になりました。

サーバを再起動等してもIPアドレスは固定されたままになります。

ドメインとは

次にドメインを取得しEC2のインスタンスに紐付けていきます。

その前にドメインについて簡単に説明します。

ドメインとはIPアドレスに別の名前をつけて、人から見てわかりやすくした識別子です。

googleでいうと「google.com」がドメインになります。

「172.217.161.238」などのIPアドレスが「住所」だとしたら、それに紐づくドメインは「建物の名前」のイメージです。

実際の建物で例を挙げると、

実際の建物で例を挙げる

住所:東京都港区芝公園4丁目2−8
建物名:東京タワー

ここでいう「東京都港区芝公園4丁目2−8」がIPアドレスで、「東京タワー」がドメインというイメージです。

ドメインの具体例(Googleの場合)

Google(https://www.google.com/)はIPアドレスが「172.217.161.238」となっています。

ブラウザで「http://172.217.161.238」と入力するとgoogleのサイトが見られます。

ただし、「https://www.google.com」を厳密にはURLと呼びます。

URLを分解すると以下のようになりますので、覚えておきましょう。

URL:http://www.google.com
ドメイン:google.com
サブドメイン:www

ドメインについてはこちらの記事がわかりやすいので、載せておきます。

DNSサーバ

ドメイン名からIPアドレスを割り出してくれるサーバをDNS(Domain Name System)サーバといいます。

割り出したIPアドレスからWebサーバにアクセスし、Webサイトを見ることが出来るようになります。

DNSの説明はこちらがわかりやすいので、確認をしてください。

ちなみにAWSではRoute53がDNSの機能を果たしてくれます。

次からRoute53を使って作業をします。

Route53でドメインを取得する

ここからRoute53を使ってドメインを取得します。

「.jp」や「.com」などトップレベルドメインで価格が変わりますが、最低9ドル〜のようです。

※ドメインを新規取得するにはお金がかかりますのでご注意ください。ちなみにドメインを持っている方は、そちらを使用していただいても構いません。

それではドメインの新規取得に進みます。

最初に「Route53」に進みます。

「ダッシュボード」から「登録済みドメイン」に進み、「ドメインの登録」をクリックします

はじめに登録するドメインを決定します。

入力欄から登録したいドメイン名を入力して「チェック」をクリックします。

今回のドメインは「masakazu-test」としました。

「チェック」を押すと、「.com」や「.net」など、どのトップレベルドメインが使えるかがわかります。

今回は「.com」が使えましたのでドメインを「masakazu-test.com」とします。

このドメインを「カートに入れる」を押して購入します。

カートに入れた後は「登録者の連絡先」を登録し「続行」を押します。


「ドメインを自動的に更新しますか?」と出てきますが、ドメインを使い続けるのであれば「有効化」で問題有りません。

AWSから確認用のメールが届きますので、URLをチェックすると認証が完了します。

注文を完了」を押してドメインの購入が完了です。

これで「masakazu-test.com」のドメイン登録が完了しました。

ドメインでEC2にアクセスできるようにする

次にドメイン名でEC2のインスタンスにアクセスできるように設定します。

先程取得したElastic IPを使用しますので(この記事では「54.168.163.150」)、確認しておきましょう。

Route53の「ホストゾーン」から対象のドメインを選択して「レコードセットに移動」をクリックします。


ここではIPアドレスとドメインの紐付けを行うDNSの機能を果たしてくれます。

レコードセットの作成」をクリックし、右側に「レコードセットの作成」が出てきますので下記のように作成します。

レコードセットの作成

名前:空白
タイプ:A(レコード)
TTL:300(秒)
値:Elastic IPの値(記事の場合は「54.168.163.150」になります。)

この内容で「作成」を押します。

今回はAレコードで設定を行いました。

「http://masakazu-test.com」にアクセスするとIPアドレス「54.168.163.150」のサーバにアクセスできるようになります。

TTL(Time To Live)について簡単に説明しますと、DNSのキャッシュが有効な時間のことになります。。

今回は300秒としたので、ドメインが反映されるのが最短5分です。

ドメインの反映はネットワークの状況で差が出るので、30分程度から長い場合では1日くらいかかる事もあります。

サブドメインの設定

次に「www.masakazu-test.com」などのサブドメインでも、サイトにアクセスできるように設定します。

レコードのセットで以下のように設定します。

レコードセットの作成

名前:*(.ドメイン名)
タイプ:A(レコード)
TTL:300(秒)
値:Elastic IPの値(記事の場合は「54.168.163.150」になります。)

「*.masakazu-test.com」で設定をしました。

「*」アスタリスクをつけるとワイルドカードと呼び、どんなサブドメインでも同じサーバを参照するという意味になります。

今回の設定で「http://www.masakazu-test.com」にアクセスできるようになりました。

サーバにアクセスして確認する

最後にドメインの設定が有効になっているか確認します。

今回の場合、サブドメインの無い「masakazu-test.com」、サブドメインの「www.masakazu-test.com」どちらでも同じサーバにアクセスが出来ます。

同じ様にして登録したドメインで確認をしてみましょう。

下記のページが表示されたら登録完了です。

まとめ

今回は「4、Route53でドメインを取得・設定する」として、取得したドメインでサイトの表示を確認しました。

  • 固定IPアドレスの取得
  • 固定IPアドレスをEC2に割り当てる
  • Route53でドメインの取得
  • Route53でDNSの設定をする

実際にブラウザでサイトの表示は確認できたでしょうか。

次は「5、RDSでデータベースを構築しよう」をお送りします。

それでは!